珍事件 — 2ページ目
「珍事件」の話の一覧です。
- 同じ名前で、飲み物にもデザートにもなる英国のシラバブは、ミルクやクリームとワインなどを使う飲み物にも、デザートにも付く名。濃さによって、飲んだりスプーンです…
- 温かい飲み物の名が、冷たいデザートへ変わったポセットは、もともとミルクにワインやエールを合わせる温かい飲み物だった。古い形が消えた後、19世紀にその名が復活し、ク…
- デザートの名前が、お世辞や中身のない話にもなるフラマリーは、英国で生まれた柔らかいデザートの名。やがて英語では、空っぽのお世辞や中身のない話を指す意味も持った。豪州…
- 果物もニンジンも、ゼリーの中に入るサラダ米国のジェロ・サラダは、味付きゼラチンに果物などを入れる料理。ニンジンなどの野菜や、チーズ、ナッツを加える例もある。葉…
- カメのスープをまねた料理は、カメを使わない英国のモック・タートル・スープは、カメ肉のスープをまねる料理。仔牛の頭などを使って、食感や味を似せた。名前のmockは…
- 後ろ脚で立ち、首を伸ばして葉を食べるジェレヌクは、後ろ脚で立ち上がって高い枝の葉などを食べるレイヨウ。長い首も伸ばし、地上2mを超す高さへ届く。キリンだけ…
- 小さな哺乳類にも、毒を送り込む歯があるカリブ海の島に暮らすソレノドンの仲間は、毒を持つ珍しい哺乳類。下側の歯を通じて、獲物に毒を送り込む。毒のある動物をヘビ…
- 果物を食べる夜の鳥は、音の反射も使うオオアブラヨタカは、夜に果物を探す鳥。暗い場所ではクリック音を出し、その反射で移動を助ける。人にも聞こえる音だ。コウモ…
- 毒は牙だけでなく、鳥の羽根にも見つかったニューギニアのズグロモリモズでは、皮膚や羽根に毒性物質が見つかっている。自分で作るより、食べ物から蓄えると考えられてい…
- 大きな骨を岩へ落として、食べやすくする鳥ヒゲワシは、骨や骨髄を多く食べる鳥。大きすぎる骨は空へ運び、下の岩へ落として割ることがある。まだ割れなければ繰り返す。…
- スズメより重いという虫の記録には、事情があったニュージーランドのジャイアント・ウェタには、約70gになった飼育下の雌の記録がある。ただし異常に多くの卵を保持した個体…
- ピラニアの仲間に、四角い歯で植物を食べる魚がいる南米のパクーと呼ばれる魚たちは、ピラニアと近縁。でも尖った歯だけを想像すると違う。四角くまっすぐな歯を持ち、主に植物性…
- 魚同士の争いが、口を押し合う形になるサーカスティック・フリンジヘッドの雄は、縄張りの争いで大きく色鮮やかな口を開く。口を広げたまま、相手の口へ押し付け合う…
- タテガミオオカミには、果物を食べて種を運ぶ仕事もある南米のタテガミオオカミは雑食で、ウルフ・アップルというトマトに似た果実もよく食べる。種を壊さずに排出し、植物を広げる助…
- サイチョウの仲間に、硬い頭の突起で争う鳥がいるオナガサイチョウは、くちばしの上にある大きな突起の内部が、ほぼ詰まっている。雄同士の争いで、頭をぶつける際にも使う。他…
- 大きな鼻のサルは、川も泳いで渡るボルネオ島のテングザルは、大きな鼻が目立つ。でも意外なのは水の中。川を泳いで渡り、枝から水へ飛び込むこともある。普段は…
- トビネズミは、ゆっくり移動する時も前脚で歩かないトビネズミは、長い後脚と小さな前脚を持つ。跳ぶ姿だけでなく、ゆっくり動く時にも基本的に二足で移動するのが特徴。長い尾は…
- 花びらのような脚を持つカマキリが、虫を待つハナカマキリは、白や桃色の体と、花びらのように広がった脚を持つ。花に似た姿は、目立たないためだけではない。花を訪ねる虫…
- コウイカの瞳孔は、丸でも細い線でもないコウイカをよく見ると、瞳孔がWのような形をしている。体の色が変わることに目を取られがちだけど、目そのものの形にも特徴が…
- このアリのあごは、体を逃がす仕掛けにもなるトラップジョー・アントと呼ばれるアリの仲間は、大きなあごを素早く閉じる。獲物を捕まえるだけでなく、その力で侵入者をはじ…
- フォッサの足首は、木を下る時にも働くマダガスカルのフォッサは、猫に似た姿をした肉食動物。柔軟な足首と、引き込みきらない爪で木を登り、頭を下にして下りること…
- 顔を上げて、木の一部に紛れる鳥オーストラリアに暮らすオーストラリアガマグチヨタカは、木の枝に止まる時、頭を上へ傾ける。羽の模様と姿勢が合わさり、折れ…
- 雄のアメリカグンカンドリは、喉袋を膨らませるアメリカグンカンドリの雄には、赤い喉袋がある。相手を引き付ける時、それを大きく膨らませる。黒っぽい羽に赤い袋が目立ち、…
- シマテンレックは、針をこすって伝え合うマダガスカルのシマテンレックは、背中の特別な針をこすり合わせて音を出す。虫でよく知られる発音の方法を、哺乳類が使う例。…
- flying lemurと呼ばれても、羽ばたいて飛ばない東南アジアのマレーヒヨケザルは、英語でflying lemurと呼ばれる。でも羽ばたいて飛ぶのではなく、木の間を滑空す…
- チリとスパゲティに、数字の注文名が付く米国シンシナティのチリは、スパゲティの上にも載る。チリと麺ならtwo-way、チーズが加わるとthree-way。玉ね…
- チャウメン・サンドは、米国の限られた地域の味米国マサチューセッツ州南東部などには、チャウメンをハンバーガー形のパンではさむ料理がある。茶色のグレービーを使い、地域…
- ガーベッジ・プレートは、ごみを食べる名前ではないニューヨーク州ロチェスターのガーベッジ・プレートは、ホットドッグやハンバーガーの肉を、マカロニサラダやポテトなどの上に…
- ハワイアン・ピザの定番は、カナダ生まれとされるパイナップルを載せたハワイアン・ピザ。定番の組み合わせを作った人として知られるのは、カナダのサム・パノプロスだ。196…
- スパゲティに見せたアイスで、子どもが泣いたというドイツのスパゲティアイスは、バニラアイスを細い麺の形にし、赤いイチゴソースと白い削りチョコなどを添える。見た目はパスタ…
- あるフンコロガシは、天の川を手がかりに進むふんの球を転がす甲虫は、まっすぐ運べないと出発点に戻りかねない。アフリカの夜行性の一種では、天の川の明るい帯を方角の手…
- ツェツェバエの幼虫は、母の体内で育つツェツェバエのメスは、一度に一個の卵を体内で育てる。孵った幼虫には、乳腺に似た腺から出る液体を与える。外に産み出される…
- クダクラゲは、役割の違う個体の集まり長い一匹の生物に見えるクダクラゲも、構造を見ると個虫と呼ばれる単位の集まりだ。食べる、動くなどの役割を、違う形の個虫が…
- カブトガニは、カニよりクモ側の仲間英語ではhorseshoe crab、日本語ではカブトガニ。でも名前にカニがあっても、甲殻類ではない。分類上は、クモや…
- ワラジムシの母は、卵を袋に入れて持つワラジムシのメスは、腹側にできる袋の中で卵を育てる。孵った子も、しばらくそこで過ごす。地面の落ち葉の下を歩く小さな生き…
- ヒョウ柄のナメクジは、交尾で宙につる下がるヒョウ柄に見える模様を持つナメクジの一種は、交尾の際、粘液の太い糸を作る。二匹はその糸で枝などから宙につる下がる。地面…
- オウムガイの目は、ピンホール式に似ているオウムガイの目には、しっかりしたレンズがない。小さな穴で像を作る、ピンホールカメラに似た構造だ。イカやタコと同じ頭足類…
- ホシムシは、口のある部分を体内へ引っ込める英語でピーナッツ・ワームと呼ばれるホシムシは、海にすむ柔らかな動物。細い前部を伸ばして食べ物を集め、危険な時などには太…
- トカゲが輪になって、守りを固める南アフリカのアルマジロトカゲは、驚くと丸まり、自分の尾を口でくわえる。背中の厚いうろこと尾のとげが、外側を守る形になる…
- ミナミハコフグは、硬い箱のような体を持つミナミハコフグの体は、魚らしい流線形というより箱に似ている。頭と胴を覆う硬い殻には、口やひれなどのための開口部がある。…
- タヌキモの罠は、水ごと獲物を迎える水中のタヌキモには、小さな袋状の罠がある。獲物が入口の毛に触れると扉が開き、水ごと袋へ吸い込まれる。閉じるまでの動きは…
- あるウツボカズラは、ツパイのふんを受け取るボルネオのネペンテス・ロウイは、成熟すると、ツパイのふんから多くの窒素を得る。ツパイはふたの下の分泌物を食べに来る。食…
- イチョウの落とし物は、果物とは違う作りイチョウの雌の木から落ちるものは、見た目には小さな果物のよう。でも植物学上は、柔らかな外側を持つ種だ。外側が強くにおう…
- ミジンコウキクサは、根なしで浮かぶミジンコウキクサ属の植物は、水面に浮かぶ細かな粒のように見える。根はない。それでも上側のくぼみに花を作り、雄しべと雌し…
- ドロソフィルムは、湿地だけを居場所にしないドロソフィルムは、ポルトガルなど地中海西部にすむ食虫植物。乾いた土にも育つ、珍しい例だ。甘いにおいで虫を誘い、葉の腺か…
- ヘビクイワシは、地上を歩いて獲物を探すヘビクイワシは猛禽類だが、狩りでは主に地上を歩く。草を踏んで獲物を追い出し、素早い足の打撃で捕らえる。名前からはヘビば…
- オスの飾り羽は、前から見る形を変えるニューギニアのオオカタカケフウチョウのオスは、求愛で背の黒い飾り羽を広げる。胸の青緑の部分も一緒に立ち、正面の輪郭が大…
- オカピの長い舌は、食事だけに使わないオカピは、長い舌で葉などを選んで食べる。その舌は、耳や目の手入れにも使われる。食べ物に届く長さが、そのまま自分の顔へ届…
- オオミミギツネの主食には、シロアリがあるオオミミギツネは、イヌ科でも昆虫をよく食べる。シロアリが食事の大部分を占める場合があり、獲物探しには聞く力が重要だ。地…
- ヒメアルマジロの殻は、体に全部密着していないアルゼンチンのヒメアルマジロは、小さな体にピンクの背の殻を持つ。殻は体全体へべったり付くのではなく、背の中央に沿ってつ…
- アードウルフは、大物よりシロアリをなめるアードウルフは、アフリカに暮らすハイエナの仲間。ただし、大きな獲物を狩る暮らしではない。長く粘る舌で、主にシロアリを食…
- ツチブタの歯は、一本の塊ではないツチブタの歯には、多数の細い管が集まった構造がある。それぞれの管に内部の通路があり、セメント質でまとまっている。歯の外…
- フェネックの耳は、聞くためだけではない北アフリカの砂漠などに暮らすフェネックは、体に対して大きな耳を持つ。その耳は獲物の音を探すだけでなく、体の熱を逃がす役…
- 砂漠のカエルは、卵から小さなカエルへ進むナミビアと南アフリカにいるデザート・レイン・フロッグは、巣穴で産んだ卵から、小さなカエルとして現れる。池を泳ぐ自由生活…
- ガラゴは、尿でいつもの道を印付けするアフリカの小さな霊長類ガラゴは、枝などを移動する道に尿のにおいを残す。普段通る場所を印付けする行動だ。木の上の通り道に…
- 枝から落ちたアリにも、方向を変えるものがいる熱帯の樹上で暮らすアリの中には、落下中に方向を調整し、木の幹へ戻るものがいる。滑空するアリの行動だ。枝から外れたら地面…
- 小さな昆虫の幼虫は、脚を歯車でそろえるイッスス・コレオプトラトゥスの幼虫は、後ろ脚の付け根に、かみ合う歯車のような突起を持つ。跳ぶ時に両脚の動きをそろえ、体…
- ツノゼミの飾りは、頭の帽子ではないツノゼミには、とげやほかの生き物に似た、奇妙な突起を持つものがいる。大きく発達しているのは、胸の前方の部分。頭に別の物…
- 雄のランミツバチは、香りを脚に蓄える雄のランミツバチは、ランなどから揮発する物質を集め、特殊な脚の中に蓄える。前脚で集め、中脚を経て、後ろ脚へ移す。花へ行…
- ケラは、鳴くための穴の形も作るケラの雄は、地中の穴で鳴く。ヨーロッパの種などには、外へ開く穴の形を、音が響くように作るものがいる。翅をこすって出した…
- お腹を膨らませて、天井にぶら下がるアリ蜜をためるアリの仲間には、食料の貯蔵役になる働きアリがいる。お腹が大きく膨らみ、巣の天井からぶら下がって過ごす。仲間は…
- 鉄の鉱物をまとった巻き貝がいるインド洋の熱水噴出域にいるウロコフネタマガイ。一部の集団では、殻の外側や足の鱗に硫化鉄の鉱物が含まれる。ただし、別の場…
- 19センチの魚の中に、86センチの魚2007年、グランドケイマン沖で見つかったブラックスワロワーは全長19センチ。その胃の中には、86センチの魚が入ってい…
- ふわふわのアリ。実は、ハチベルベットアントは、毛に覆われたアリのように見える。でも分類上はハチの仲間。メスには翅がないため、地面を歩く姿がますま…
- お尻みたいな虫が、深海を漂うチャエトプテルス・プガポルキヌスは、中央が丸く膨らんだ小さな海の虫。見た目から、英語で「ブタのお尻の虫」などと呼ばれる…
- ミノムシは、周りの材料で家を着るミノムシの袋は、糸に小枝や砂、植物のかけらなどを組み合わせたもの。幼虫はそこから頭と胸を出し、袋を持ち歩く。種によって…
- ほこりまみれが、虫の隠れ方になるサシガメの仲間には、幼虫が体をほこりや周囲のかけらで覆うものがいる。マスクドハンターと呼ばれる種も、その姿が名前の由来…
- 巣で待たず、網を広げて獲物にかぶせるナゲナワグモとは別の、英語でネットキャスティングスパイダーと呼ばれる仲間。前脚の間に小さな網を張り、それを広げて獲物を…
- コオロギみたいでも、羽で鳴かないエルサレムコオロギと呼ばれる虫は、エルサレム原産でも、本来のコオロギの仲間でもない。求愛では、お腹を地面に打ち付けて振…
- 引っ越したカニが、飾りを付け直すデコレータークラブと呼ばれるカニは、海藻や周りの生き物を体に付けて隠れる。ある観察では、海藻をまとったカニを別の環境へ…
- 種を、液体ごと噴き出す実ウリ科のエクバリウムは、熟すと果実が茎から外れ、内部の液体と種を勢いよく噴き出す。英語の通称はスクワーティング・キュー…
- 火事のあとに開く、種の入れ物オーストラリアのバンクシアには、木質の袋に種を保ち、火事の熱のあとにそれを開くものがある。親の木が失われても、残った種…
- 白い実に黒い点。人形の目みたいだ北米東部の植物アクタエア・パキポダは、白い実の先に黒い点が残る。その組み合わせが人形の目に似ているため、英語でドールズ…
- ハチが持ち去ろうとすると、花が折れ曲がる西オーストラリアのハンマー・オーキッドは、雌バチに似た形や匂いの花の一部で雄バチを誘う。雄がそれを連れ去ろうとすると、…
- 実がはじけて、種がバックスピンで飛ぶサンドボックス・ツリーの果実は、熟すと大きな音を立てて割れ、種を飛ばす。高速撮影で調べると、種は後ろ向きに回転しながら…
- 光合成をしない。でも、キノコではないゴースト・パイプと呼ばれるモノトロパ・ユニフロラは、白っぽい花を咲かせる植物。葉緑素を持たず、自分で光合成をしない。菌…
- 花なのに、傷ついたハチの匂いで客を呼ぶ南部アフリカのセロペギア・サンダーソニーは、傘のような形の花をつける。特定のハエを呼ぶ匂いは、傷ついたミツバチをまねた…
- ヘビのような両生類に、肺がないアトレトコアナは、細長く、手足を持たない両生類。ヘビのように見えるが爬虫類ではない。さらに肺をまったく持たず、皮膚には…
- アリが掘る前から、植物の中に部屋があるミルメコディアの膨らんだ茎には、アリが住める空洞が自然にできる。アリが入れない環境でも部屋は作られ、アリ自身が掘った穴…
- 化石で知られたクモが、あとで生きた姿で見つかったペリカン・スパイダーと呼ばれるクモの仲間は、長い首のような部分と顎が特徴。1840年代には欧州の琥珀の化石で知られ、1…
- 海に浮かぶ光る筒は、小さな動物の集まりパイロソームは、ゼリー状の筒に見える海の生き物。実際は、数ミリほどの小さな個体が集まった群体だ。それぞれが海水をろ過し…
- 水面を少し走ってから、泳ぎに切り替えるトカゲ中南米のバシリスクというトカゲは、水の上を短い距離だけ走れる。足の指の間にあるひだが、水を押す面積を広げ、空気のポケッ…
- 小さなカマキリに見えて、カマキリではないカマキリモドキの仲間は、獲物を捕る前脚がカマキリにそっくり。しかし分類では、クサカゲロウなどと同じアミメカゲロウ目に属…
- 金色の甲虫は、刺激を受けると赤茶色にもなる米大陸に生息するCharidotella sexpunctataは、成虫で5〜7ミリほど。鏡のような金色に見えるが、刺…
- ドラゴン・ヤスデは、鮮やかな姿で毒を持つ東南アジアのドラゴン・ヤスデには、体の突起と鮮やかな色が目立つ種類がいる。大きさは最大でもおよそ3センチ。捕食者への防…
- 六本の腕を隠し、二本でウミヘビに似せるタコミミック・オクトパスは、体の色だけでなく形や動きも変え、ほかの海の生き物に似せる。ウミヘビのように見せる時には、六本の…
- 肺を持たず、皮膚と口の中で呼吸する仲間米カリフォルニアの山に暮らすHydromantesは、肺を持たないサンショウウオの仲間。皮膚と口の内側の組織で呼吸する…
- 八本の脚のうち、二本は触角のように使う生き物ウデムシはクモに似た姿を持つが、クモとは別のグループ。八本ある脚の最前の一対は長く、歩くよりも周囲を探る感覚器として使…
- 人を追うように見えるヒヨケムシは、影を探していることがある乾燥地などに暮らすヒヨケムシには、人を追いかけるという噂がある。ところが人の後を動く姿には、その人が作る日陰を求めてい…
- 鼻の上へ突き出して曲がるものは、バビルサの歯インドネシアの島々に暮らすバビルサの雄には、鼻の上から伸びて額へ曲がる牙がある。これは角ではなく上顎の犬歯で、皮膚を貫…
- 鳥羽水族館のダイオウグソクムシは、五年間食べないままだった深海の大型の等脚類は、餌の少ない環境で長い空腹に耐える。鳥羽水族館で飼育された個体、ナンバー1は、世話係が与える餌を食…
- 別の生き物をくりぬき、卵を運ぶ樽にする甲殻類海の甲殻類フロニマの雌は、ゼラチン質の体を持つサルパを食べてくりぬく。その中へ卵を産み、樽のようになった外側を水中で動…
- サンカヨウの白い花びらは、濡れると透明になる日本の山などに生えるサンカヨウは、白い花を咲かせる。花びらは水に触れると透明になり、乾くと白さが戻る。花がなくなったの…
- sea mouseはネズミではなく、光で色が変わる毛を持つ海の虫北大西洋や地中海などの海底にいるsea mouseは、ゴカイの仲間。体を覆う毛のような構造には赤い光沢があり、光の当た…
- 川の氷が、巨大な丸いレコードのように回ることがある2019年1月、米国メイン州ウェストブルックの川に、直径約91メートルの氷の円盤が現れた。水面でゆっくり回る氷の円は、…
- 消えたと思われた大型ナナフシは、海の岩山で生きていたロードハウ島の大型ナナフシは、1920年ごろには絶滅したと考えられていた。ところが2001年、近くの岩山ボールズ・ピラ…
- アンデスの緑のかたまりは、コケではなく花の咲く植物アンデスの高地に生えるヤレタは、地面を覆う丸い緑のクッションのような形になる。見た目はコケの塊にも似るが、セリ科の植物…
- 傘のような木から出る赤い樹脂が、竜の血と呼ばれるイエメンのソコトラ諸島に生えるドラセナ・シンナバリは、枝先が広がって傘のような樹冠を作る。その赤い樹脂は、竜の血という…
- スリナムのカエルは、母の背中から小さなカエルが出てくる南米に暮らすピパ・ピパでは、卵が母親の背中の皮膚に埋まり、そこで育つ。幼生は背中の小さな部屋の中でオタマジャクシの段階…
- 小さなクモの腹が、六つのとげ付きの盾に見えるアメリカ大陸などに暮らすGasteracantha cancriformisは、円い網を張るクモの仲間。メスの腹には六…
- 食べた藻の「発電装置」を持ち帰る北米の海にすむ緑色のウミウシ、エリシア・クロロティカ。藻を食べると、葉緑体を消化しきらず体内に取り込み、光合成できる状…
- タコの頭に、耳みたいなものがあるグリンポテウティス属のタコは「ダンボ・オクトパス」と呼ばれる。目の上の大きな二枚は耳ではなく、泳ぐためのひれ。見た目が…
- 海の天使、ごはんの時は捕食者北極海や北大西洋の冷たい海にすむクリオネ・リマキナ。翼のような部分を動かして泳ぐが、成体の主食は小さな浮遊性の巻き貝。…
- カマキリの羽に、もう一組の目アフリカ南部や東部にいるトゲハナカマキリ。体の色は緑だけでなく、ピンクなどになることもある。成虫の前羽には大きな目玉模…
- カニの両手に、生きたポンポン熱帯のインド太平洋にすむ小さなカニ、リビア・テッセラータ。左右のはさみにイソギンチャクを持ち歩くので、ポンポン・クラブ…
- このイカ、左右で目の大きさが違うイチゴイカとも呼ばれるヒスティオテウティス・ヘテロプシス。生まれた時の目は同じだが、成長すると左が大きくなる。観察研究…
- ヒトデの中に、甲殻類がすんでいるデンドロガスターは、ヒトデの体の中に寄生する甲殻類の仲間。浅い潮間帯から深海まで、さまざまなヒトデで見つかっている。エ…
- 頭の骨が、ブーメランみたい石炭紀後期からペルム紀にいたディプロカウルスは、絶滅した両生類の仲間。幅広く横へ突き出した頭骨が、ブーメランのような形…
- この貝の年齢、数え直したら507歳2006年、アイスランド沖で採集された二枚貝ミン。殻の成長線から、初めは405歳と考えられたが、後に507歳と判定され…
- アザラシの鼻から、風船のような袋北大西洋にすむズキンアザラシ。成体の雄は、頭の袋をふくらませるほか、片方の鼻孔から風船のような膜を出せる。一方の鼻孔を…
- おなかの中が透けるカエルグラスフロッグと呼ばれるカエルの仲間には、おなかの皮膚が透明や半透明のものがいる。心臓や消化器などが皮膚越しに見えるた…
- イモムシの体に、歯まである顔?蛾の一種 Phyllodes imperialis の成長した幼虫には、大きな目のような斑点がある。その間と下には白い…
- 甲羅を脱いだカメ? いえ、カエルです西オーストラリアのタートルフロッグは、小さな頭、短い脚、丸い体を持つカエル。甲羅のないカメに似た姿から名付けられた。砂…
- しっぽの欠けまで、枯れ葉みたいマダガスカルのヤモリ Uroplatus phantasticus は、平たいしっぽが葉に似ている。個体によっては縁に…
- 赤いくちびるに見えるけど、花びらではない中南米の熱帯雨林に育つ Palicourea elata。赤いくちびるのような部分が目立つが、これは花そのものではなく…
- クラゲみたいに漂う、ナマコPelagothuria natatrix は、傘のような膜を持って水中を漂うナマコ。体は半透明で淡い紫色を帯び、見た…
- 虹色の輝きと、自分で出す光は別もの北極海などにいるクシクラゲ Mertensia ovum。動く繊毛の列が光を受けると、虹のような色が見える。一方で青や…
- 鼻先に二本の触手があるヘビタイ、カンボジア、ベトナムにいるミズヘビの一種、ヒゲミズヘビ。鼻先に二本の触手があり、機械的な刺激を感じ取る働きが確認…
- 有袋類なのに、育児の袋がないオーストラリアのヌンバットは、主にシロアリを食べる有袋類。でも、メスには育児の袋がない。生まれた子は乳頭にしがみつき、…
- ランタンという名前なのに、光らない虫中南米などの熱帯林にいる Fulgora laternaria は、頭の突起がピーナッツのように見える虫。「ランタンフ…
- 襲われると、別の捕食者を呼ぶように光る深海にいるアトラ属のクラゲ、Atolla wyvillei は、襲われると光を点滅させる。この光は、もっと大きな捕食者…
- 赤いくちびるで、海底を歩く魚ガラパゴス諸島周辺にいるレッドリップド・バットフィッシュは、名前どおり赤い唇が目立つ魚。泳ぎは得意ではなく、変形したひ…
- 落ち葉に見えるものが、蛾だった日本、台湾、中国の一部にいる Uropyia meticulodina は、成虫が枯れ葉に似る蛾。羽を広げた幅は約45…
- キリンという名前の虫も、長い首を持っているマダガスカルのキリンゾウムシは、黒い体と赤い羽の覆い、細長い首が目立つ。オスの首はメスより長く、別のオスとの争いにも使…
- 蛾の幼虫が、ヘビの顔のようになる中米などにいる Hemeroplanes triptolemus は蛾の一種。幼虫は体の前側を膨らませ、目のような模様…
- 青い海の生き物が、帆で風に流される海面に浮かぶベレラには、小さな硬い帆のような部分がある。風を受けて移動する青い生き物だが、一匹に見える姿は、小さな個体…
- 砲弾みたいな実は、中身が青くなる中南米原産のホウガンノキには、木質の殻を持つ丸い実がなる。大きいものは直径25センチほどで、砲弾のような姿が名前の由来…
- 葉のきらきらは、虫を捕まえる粘液だったモウセンゴケの仲間は、葉にある腺から粘液を出し、虫を捕らえて消化する食虫植物。露のように光る滴は、朝の水滴ではない。土…
- 虹の名を持つバッタは、空を飛べない北米のレインボー・グラスホッパーは、黒地に赤や黄、淡い緑の目立つ色を持つバッタ。隠れる色というより、捕食者への警告色だ…
- 岩のような外側に、生き物の中身があるチリやペルーの海岸にいるピウレは、岩のような外側に内臓が詰まったように見えるホヤの仲間。海水を吸い込み、微生物をこし取…
- 朽ち木に、絹のような氷が生える湿った朽ち木に、細い髪のような氷が伸びることがある。髪氷と呼ばれ、零度を少し下回る湿った環境でできる。毛のように見えて…
- 乾燥すると、植物が丸い玉になるアメリカとメキシコのチワワ砂漠に生えるセラギネラ・レピドフィラは、乾燥に耐える植物。水分が失われると茎が内側へ巻き、丸…
- ネズミの王様は、しっぽが絡まった集団ラット・キングは、複数のネズミのしっぽが絡み合った状態を指す。ドイツの博物館には、1828年発見とされる32匹の標本が…
- このカエルは、食事のためにも地上へ出ないインドの西ガーツ山脈にいるパープルフロッグは、丸い体と尖った鼻先を持つカエル。生活の大部分を地中で過ごし、シロアリなど…
- 落ち葉のようなカメが、魚を吸い込む南米の淡水にすむマタマタは、平たい三角形の頭と、ひらひらした皮膚を持つカメ。甲羅は樹皮、頭は落ち葉のように見える。水中…
- 巨大なヤドカリの仲間は、大人になると貝殻を持たないヤシガニは、インド洋や太平洋の島々にすむヤドカリの仲間。幼いころは他のヤドカリのように空の巻き貝を使うが、成長すると腹…
- 奇妙すぎる化石は、背中のトゲを脚だと思われたカンブリア紀の生き物ハルキゲニアは、脚と背中のトゲを持っていた。1977年の復元ではトゲを歩く脚、本当の脚を背中の触手…
- クモに見えるものは、ヘビのしっぽだったイラン西部などにすむこの毒ヘビは、尾の先が丸く膨らみ、その周囲の長い鱗がクモの脚のように見える。体を隠しながら尾を動か…
- 数センチの海の生き物が、1メートルを超える家を作るバソコルダエウスは、海を漂うオタマボヤの仲間。体は数センチから10センチほどだが、粘液で作る家は直径1メートルを超える…
- 目が五つ、長い器官の先には爪がある古代の生き物カナダのバージェス頁岩から見つかるオパビニアは、カンブリア紀の生き物。頭には五つの目があり、前へ伸びる柔軟な器官の先に…
- 危険が迫ると、タコが腕の間の膜を広げる熱帯や亜熱帯の海を泳ぐブランケット・オクトパスの仲間では、大人の雌の長い腕の間に、透明な膜がある。毛布のようなこの膜を…
- 傘の下から、レースのような網を垂らすキノコがあるキヌガサタケは、傘の下から網目状の構造が垂れ下がるキノコ。その網はスカートとも呼ばれ、よく発達すると下の方まで広がる。…
- 前の仲間を追うアリが、輪になって歩き続けることがある軍隊アリの一部が本来の列から外れ、フェロモンの道を見失うと、互いを追って円を作ることがある。アント・ミルと呼ばれる現象…
- 細い首と丸い体を持つ甲虫には、目も飛ぶ翼もないレプトディルスは、スロベニアやクロアチア、イタリアの一部の洞窟にすむ甲虫。長い脚と触角、細い胸部、ドーム状の上翅で丸く…
- 樽の輪に見えるのは、動物の筋肉だったドリオリダは海を漂う小さな動物の仲間。樽のような体には、前後に水の出入り口があり、ぐるりと筋肉の帯が並ぶ。水を通して小…
- 寄生するつるが、相手の植物のにおいを手がかりにするネナシカズラの仲間は、ほかの植物に巻き付き、水や栄養を得る。2006年に報告された実験では、ある種の芽がトマトから出る…
- この化石の渦巻きは、どこに付いていたのか長く議論されたヘリコプリオンは、約2億9千万〜2億7千万年前にいたサメに似た軟骨魚。渦巻き状に並ぶ歯の化石が特徴で、その位置をめぐっ…
- キスに見える魚の仕草は、争いの形でもある東南アジア原産のキッシング・グラミーは、二匹が口を突き出して押し合う。名前はキスに見えるこの動きからだが、同じ種どうし…
- 南極周辺には、血液が赤くない魚がいる南極周辺の海にすむコオリウオ科の魚は、成魚の血にヘモグロビンを持たない。血の赤い色と酸素を結び付ける働きを担うたんぱく…
- 白黒のマレーバクも、子どものころは縞と斑点東南アジアのマレーバクは、大人になると黒と白の大きな塗り分けが目立つ。でも子どもは茶色い毛に白い縞と斑点があり、森のま…
- 外洋をすべる昆虫は、羽やイカの甲にも卵を付けるウミアメンボの仲間には、外洋の水面で暮らすものがいる。羽はなく、長い脚で水面を進み、潜って暮らすわけではない。外洋性の…
- アブラムシには、生まれる子の体内でも次の子が育つ時期があるアブラムシの仲間は、季節によって雄と交尾せずに子を産む。そうした繁殖では、母親の体内で育つ娘の中に、さらに次の世代の胚…
- 米国の青く光る幼虫は、粘る網で獲物を捕まえる米国の湿った谷や川岸にすむオルフェリア・フルトニの幼虫は、青い光を出す。岩の隙間や苔などに粘る網を作り、光に寄ってくる…
- 自分で狩り始めても、お母さんの栄養液を飲みに帰る台湾などにすむハエトリグモ、トクセウス・マグヌスの母親は、白い栄養液を子に与える。最初は巣に置いた滴を子が飲み、その後…
- 糸のように長い腹をもつハチは、土の中の幼虫を狙う南北アメリカにすむペレキヌス・ポリトゥラトルは、雌の腹が節のある長い筒のように伸びるハチ。土に埋まったコガネムシ類の幼…
- 水面を回るミズスマシは、目が上下に分かれているミズスマシの仲間は、水面をくるくる泳ぐ甲虫。複眼は上側と下側に分かれ、浮いている時には上が水上、下が水中に位置する。こ…
- 小さなイソギンチャクは、二つの冠から二匹に分かれる汽水の浅い池などにすむスターレット・シーアネモネは、泥に体を埋め、触手を上に広げる小さなイソギンチャク。英国南部では、…
- 陸のカニは、音を聞いて巣穴からごはんを探しに出る南北アメリカの大西洋側にすむ陸ガニ、カルディソマ・グアンフミは、葉や果物などを食べる。実験では果物が落ちる音に誘われて…
- ラケット形の鳥の尾は、弱い羽が落ちてできる中米などのモモットの仲間には、尾羽の途中が細い軸だけになり、先がラケット状に残る種類がある。昔は鳥が自分で羽を抜いて整…
- ハゲワシに似た鳥は、種や小さな動物を食べる東アフリカのフサホロホロチョウは、裸の頭と長い首がハゲワシに似ている。一方、胸は鮮やかな青で、首の周りには青と白の長い…