インドネシアの話
インドネシアにまつわる話の一覧です。
- このフジツボは、流れが強い時だけ食べる。ローズ・バーナクルは岩に付着し、海水中のプランクトンを捕まえる。食事用の脚を広げるのは潮の流れが強い時だけ。穏やかな水…
- 八本の腕のうち二本で歩く。残りの六本は変装に使う。インドネシア沖で観察されたココナツダコは、二本の腕を丸めて海底を歩き、ほかの腕で姿を隠す。研究者は、転がるココナツに見…
- 羊みたいな小さなウミウシ。中では藻の葉緑体が働く。クロミドリガイの仲間コスタシエラ・クロシマエは、沖縄・黒島で発見された体長5~10ミリほどのウミウシ。食べた藻から葉緑…
- 家の裏庭に行くと、自分の博物館がある。ジャカルタ元知事ストヨソの自宅はインドネシア・ブカシにある。その裏庭には、本人の経歴を紹介する『バン・ヨス博物館』があ…
- 海底で見つけた軍艦。14年後、輪郭だけが残っていた。第二次世界大戦で沈んだオランダ巡洋艦デ・ロイテルの残骸は2002年に確認された。だが2016年の慰霊調査では、海底に残…
- 見た目はそっくりな甲虫。種類分けの決め手は生殖器。東南アジアなどに分布する小さな甲虫カッコトリプトゥス属は、2014年の再検討で7種から20種に整理された。研究者は主に…
- 植民地支配への不満が積もったジャワ島。道路計画が火種になった。1825年から1830年のジャワ戦争では、ディポネゴロ率いる勢力がオランダ植民地当局と戦った。王位継承や植民地政策への…
- ジャワ島の町は戦闘で大きく傷み、再建時に新しい名前を得た。1827〜1828年のサスラディラガの反乱では、ジャワ島のラジェクウェシが戦いの舞台となった。反乱軍は1828年2月に…
- 戦いに敗れた指導者は、兵力だけでなく自分の行いも原因に挙げた。1826年、ジャワ戦争のガウォクの戦いでディポネゴロ率いる反乱軍はオランダ側に大敗した。戦後に書いた自伝的記録で、彼は…
- 祖父は、跡継ぎの父が存命のうちに孫も皇太子に指名した。1790年、ジョグジャカルタのスルタン、ハメンクブウォノ1世は、息子スンドロが皇太子である一方、孫スロジョも皇太子に定…
- 1812年の略奪で、記録や楽器まで持ち去られた。英国軍がジョグジャカルタの宮廷を襲った際、宝飾品だけでなく公文書、写本、ガムラン楽器も奪った。記録によると、書物類で残…
- 王国の起源譚には、竹の芽から現れた男が出てくる。現在のインドネシア・スラウェシ島にあったモリ王国の起源神話では、超自然的な出自の男が竹の芽から現れ、集落の長の娘と結婚…
- 絵の具をこぼしたみたいな、虹色の木レインボーユーカリは、フィリピンなどに自生する木。樹皮が帯状にはがれ、幹には緑や赤、橙、紫がかった色が現れる。誰かが塗…
- 巨大な花の集まりは、温まって強いにおいを出すショクダイオオコンニャクの花序は、開く頃に中央の部分を温め、腐った肉に似た強いにおいを出す。虫を呼んで花粉を運んでもら…
- 毒は牙だけでなく、鳥の羽根にも見つかったニューギニアのズグロモリモズでは、皮膚や羽根に毒性物質が見つかっている。自分で作るより、食べ物から蓄えると考えられてい…
- 盤の外の輪を通って、相手の駒を取る遊びスラカルタの盤には、四角い格子の外に輪の線がある。駒を取る手では、この輪を通って相手へ向かう。普段の移動とは違う経路が…
- サイチョウの仲間に、硬い頭の突起で争う鳥がいるオナガサイチョウは、くちばしの上にある大きな突起の内部が、ほぼ詰まっている。雄同士の争いで、頭をぶつける際にも使う。他…
- 大きな鼻のサルは、川も泳いで渡るボルネオ島のテングザルは、大きな鼻が目立つ。でも意外なのは水の中。川を泳いで渡り、枝から水へ飛び込むこともある。普段は…
- flying lemurと呼ばれても、羽ばたいて飛ばない東南アジアのマレーヒヨケザルは、英語でflying lemurと呼ばれる。でも羽ばたいて飛ぶのではなく、木の間を滑空す…
- オスの飾り羽は、前から見る形を変えるニューギニアのオオカタカケフウチョウのオスは、求愛で背の黒い飾り羽を広げる。胸の青緑の部分も一緒に立ち、正面の輪郭が大…
- ムルタバは、具を入れて生地を折るムルタバは、薄い生地に卵や肉、ねぎ類などを入れ、折って焼く料理。マレーシアやシンガポールなどでも食べられる。元のアラビ…
- 三つの湖が、別々に色を変える火山インドネシアのクリムトゥ山には、色の違う三つの火口湖がある。色は固定ではなく、火山ガスや湖水の化学状態の変化とともに変…
- 六本の腕を隠し、二本でウミヘビに似せるタコミミック・オクトパスは、体の色だけでなく形や動きも変え、ほかの海の生き物に似せる。ウミヘビのように見せる時には、六本の…
- 鼻の上へ突き出して曲がるものは、バビルサの歯インドネシアの島々に暮らすバビルサの雄には、鼻の上から伸びて額へ曲がる牙がある。これは角ではなく上顎の犬歯で、皮膚を貫…
- 大きく反った屋根の家、名前は「座る」からインドネシアのトラジャの祖先の家、トンコナン。大きく反った屋根が目立つが、名前は「座る」という地元の語に由来し、家族が…
- 高い飾りを、行列で海へ運ぶインドネシアの西スマトラ、パリアマンには、ムハッラム月の追悼に関わるタブイックという行事がある。竹や籐、紙で高い飾りを…
- バリでは、新年の一日を静かに過ごすインドネシアのバリ島には、ニュピという静寂の日がある。新年を、にぎやかな宴会ではなく、沈黙や内省で迎える。朝から翌朝ま…
- 巨大なヤドカリの仲間は、大人になると貝殻を持たないヤシガニは、インド洋や太平洋の島々にすむヤドカリの仲間。幼いころは他のヤドカリのように空の巻き貝を使うが、成長すると腹…
- キスに見える魚の仕草は、争いの形でもある東南アジア原産のキッシング・グラミーは、二匹が口を突き出して押し合う。名前はキスに見えるこの動きからだが、同じ種どうし…
- ブロモ山では、火口へ供え物を投げる儀礼があるインドネシア東ジャワのテンゲルの人々のヤドニャ・カサダでは、ブロモ山で祈り、火口へ供え物を投げる。野菜や果物、花などで…
- 白黒のマレーバクも、子どものころは縞と斑点東南アジアのマレーバクは、大人になると黒と白の大きな塗り分けが目立つ。でも子どもは茶色い毛に白い縞と斑点があり、森のま…