歴史の背景 — 2ページ目
「歴史の背景」の話の一覧です。
- シャツから外れる襟は、洗濯の仕事を減らした昔のシャツには、襟が別の部品になっているものがあった。外して洗えるので、襟だけ汚れた時にシャツ全体を洗わずに済む。ニュ…
- 耳に掛けず、手に持ってのぞく眼鏡があったロルネットは、柄の付いた一対のレンズ。耳に掛けたり鼻に固定したりせず、必要な時に手で持って見る。19世紀には、劇場や社…
- 耳に掛ける部分なしで、鼻を挟む眼鏡パンスネは、鼻の付け根を挟んで支える眼鏡。耳に掛けるつるはない。19世紀末から20世紀初めに人気があり、落とさないよう…
- 着物の影響を受けた室内着が、欧州で広まった17〜18世紀の欧州には、バニヤンと呼ばれるゆったりした室内着があった。オランダの交易で伝わった日本の着物の影響を受け…
- 足首にボタンで留める、靴の上の小さな服昔の装いにあるスパッツは、足首や足の甲を覆う布などのカバー。泥や雨から靴と靴下を守る目的があり、おしゃれの一部にもなっ…
- 草の細い芯を、明かりの道具に使ったラッシュライトは、イグサなどの芯に油脂を含ませた古い明かり。ろうそくとは違い、草の芯が燃える部分になっている。小さな草…
- 花瓶のような器に、火を運ぶ棒を入れたスピル・ヴェースは、花ではなく、細い木や巻いた紙を入れる器。暖炉の火をろうそくなどへ移すための道具を、そばに置いておい…
- マッチ以前の火起こし道具を、小箱にまとめたティンダーボックスは、火打ち石、鋼、火を受ける材料などを入れた箱。小さな箱の中に、火を起こすための道具をそろえる。摩擦…
- ベッドを立てて収納し、床を別の用途へ戻すマーフィー・ベッドは、端を支点にして立て、壁側や戸棚に収めるベッド。使わない時は床の場所を空ける。折り畳み寝台そのもの…
- 昔のsnufferには、火を消さないハサミがあった19世紀半ばより前、スナッファーは、ろうそくの芯を切るハサミ状の道具も指した。火を消さずに芯を整え、小箱で切れ端を受け…
- 電話の台と椅子が、一つの家具になったゴシップ・ベンチは、椅子の横に小さな台を付けた家具。電話を台に置き、そばに座って話せる。引き出しには電話帳を収めるもの…
- 椅子の背の小さな布には、髪油対策の名があるアンチマカッサーは、椅子の背などに掛ける小さな布。マカッサー・オイルという髪油が流行し、家具の布を汚さないよう洗えるカ…
- 失神用のソファという説明は、歴史的な裏付けが薄いフェインティング・カウチは、失神した女性のための家具だと説明されがち。でも、きついコルセットで倒れる人のために作ったと…
- 大小の車輪の自転車は、硬貨の名前で呼ばれるペニー・ファージングは、大きな前輪と小さな後輪を持つ自転車。その呼び名は、英国の大きなペニー硬貨と小さなファージング硬…
- 線路の上でも、人がレバーを上下して進む車がある手押し式などのハンドカーは、乗った人や押す人の力で線路を進む小さな車。典型的なものでは、シーソーのようなレバーを上下さ…
- 喫煙用ジャケットは、服に煙や灰を付けないためでもあったスモーキング・ジャケットは、くつろぐ服として知られる。でも煙や落ちる灰から、下に着た服を守る目的もあった。19世紀の英…
- ペニョワールの名には、髪をとかす動作が残るペニョワールは、長い室内用の上着などを指す言葉。語源はフランス語で、髪をとかすことを表すpeigner。髪を整える時に…
- 1946年の一人用車は、幅80センチだった1946年、英国のラーマー・エンジニアリングは、身体に障害のある人向けの小さな一人用車を作った。幅はわずか80センチ。…
- ドッグカートなのに、引くのは馬だったドッグカートと聞くと、犬が引く車に思える。でもこの名の馬車は、狩猟の人と犬を運ぶためのもの。犬を入れる換気用の隙間があ…
- 靴のバックル業者は、流行離れを王子に止めてもらおうとした1791年の英国。靴のバックルが流行から外れ始め、製造業者は王太子ジョージに助けを求めた。王子は宮廷でバックルを必要と…
- 悲劇を表す靴は、喜劇の低い靴と対になったバスキンは、古代の長めのブーツ。背を高く見せる厚いかかとのものを、アテネの悲劇俳優が使った。そこから悲劇の象徴にもなり…
- サボタージュの木靴投げ説は、確かな説明ではないフランスの木靴サボには、機械へ投げ込んで壊したからサボタージュの語が生まれた、という説明がある。でも確かな語源としては…
- 足袋の古い姿は、革の履物だった足袋は今、親指の分かれた靴下として思い浮かべられる。でも古い足袋は、動物の皮で作った履物だった。屋外用には、布や革、わ…
- 昔ながらの草履は、左右で形を分けない草履の底と鼻緒は、伝統的には左右対称。右足用と左足用の形を分けない。足の形に合わせた靴に慣れていると、左右を探したくな…
- 同じ靴カバーでも、守る相手が違うガロッシュは、靴の上に履いて泥や水を防ぐもの。でもトルコ語のgaloşは、屋内へ汚れを持ち込まないための小さな靴カバー…
- 庭の廃墟が、本当に壊れた建物とは限らない大きな庭園では、古い修道院や神殿風の建物を、飾りとして新しく作ることがあった。フォリーと呼ばれる装飾建築の一種。遺跡の…
- ハハは、景色を遮らずに動物を止める境界庭のハハは、壁を地面の下へ沈めるような溝の構造。家畜が庭へ入るのを防ぎながら、遠くの景色を遮らない。柵を見せないことで…
- 中世風の庭では、四つに分ける道が形を優先した囲まれた庭を表すホルトゥス・コンクルスス。中世盛期の例では、中央に井戸や噴水があり、四方向の道で庭を分ける形が強く使わ…
- オランジュリーは、オレンジの木を冬から守る建物だったオランジュリーは、歴史的にはオレンジなど、寒さに弱い果樹を冬の間守る部屋や建物。人のための豪華な部屋に見えても、木の避…
- 氷室は、冬の氷を断熱材と一緒に保存した氷室では、冬に湖や川の氷などを運び、わらやおがくずといった断熱材と一緒に保存した。何か月も凍ったまま保ち、夏に使う氷を…
- レンガ一個が大きくなった理由は、税金だったイギリスのレンガ税は、個数を基準に課された。そこでメーカーは、大きいレンガを作り、同じ建物に使う個数を減らした。すると…
- 昔の石けん作りに、一度一トンという壁があったかつてイギリスの石けん製造には、一回の煮込みで最低一英トンを作る決まりがあった。少量から始めたい人には、大きすぎる単位…
- ガラスの重さに税がかかると、形も変わったイギリスで1746年に始まったガラス税は、材料を重さで測った。税の負担を抑えようと、器を小さくし、飾り方を変えたものが…
- 娘が多くても、二枚で足りる税の決まり1795年のイギリスでは、髪に粉を使う人に、毎年の証明書を求める税ができた。父親に未婚の娘が二人より多い場合、二枚の証…
- 酒場の大時計は、時計税から生まれたわけではないイギリスの酒場などに掛けた大きな時計には、議会の時計という通称がある。1797年の時計税を避けるためにできた、と語られ…
- 最初の立体視装置には、絵が使われた1838年に紹介されたウィートストンの立体視装置は、左右の目へ違う画像を届けた。実用的な写真術の発表より前だったので、…
- 幻灯機は、手描きの絵を壁に映した幻灯機は、ガラス板の絵に光を通し、レンズで壁などへ大きく映す装置。初期の絵は、ガラスへ手で描かれた。絵を動かす仕掛けの…
- ゾートロープは、絵の帯を回して見せるゾートロープの筒の内側には、少しずつ動きが違う絵が並ぶ。筒を回し、側面のすき間から向こう側の絵を見ると、動いて見える。…
- 絵の円盤は、裏側からのぞいて見るフェナキスティスコープは、周りに連続した絵とすき間を置いた円盤。鏡の前で回し、円盤の裏からすき間越しに鏡の絵を見る。直…
- 鳥と鳥かごを、回転で重ねる玩具ソーマトロープは、小さな円盤の両面に絵を描き、糸で回す玩具。片面の鳥と、反対面の鳥かごが、速く回すと一つの絵に重なって…
- 汚れた街路に、小さな横断路を作った人19世紀の都市には、道路を渡る人の前を掃き、心付けをもらう仕事があった。馬車の多い街路では、泥や馬の落とし物で長い衣服…
- 昔の子ども服には、ズボンへの節目があった近世から近代の西洋の一部では、小さな男の子もガウンやドレスを着た。初めてズボンを着ることはブリーチングと呼ばれ、祝いに…
- 鉄板の熱を、背後の部屋へ回したベルギー南部などでは、台所の暖炉の背後の壁に鉄板を組み込み、向こう側の部屋へも熱を伝える仕組みがあった。板の周りに戸棚…
- 壁の金属板は、かつて消防への目印だった古いイギリスの建物にある保険会社の金属板は、契約した建物を消防隊へ示す印だった。会社が消防隊を持つ時代の仕組みだ。ただ…
- 屋敷のひもは、部屋ごとのベルにつながったヴィクトリア時代の屋敷では、部屋のひもを引くと、使用人の待つ場所でベルが鳴る仕組みがあった。ベルには部屋の表示があり、…
- パズル・ジャグは、飲み方を考えさせる器パズル・ジャグの首には穴が開いている。普通の水差しのように傾けて飲もうとすると、こぼれる仕掛けだ。器の中には隠れた管が…
- 三つ以上のカップが、内部でつながっているファドリング・カップは、三つ以上の器を穴や管でつないだ飲み物のパズル。一つへ注いだ液体が、別のカップにも回る。うまく空…
- カード遊びの点数は、小さな板が記録したホイストの得点を覚える道具には、小さなふたを開け閉めするものがある。短い形式の遊び用では、五枚の幅広いふたが点数、三枚…
- ティグは、何人かで使うためのマグだったイギリスの陶器の大きなマグ、ティグには、三つ以上の取っ手がある。縁をいくつかの部分に分け、複数の人が飲むための形だ。九…
- 人の形をした水差しには、役目のある帽子があるトビー・ジャグは、座った人の形をした陶器の水差し。典型的な人物がかぶる三角帽子は、注ぎ口になる。背後には取っ手もある。…
- 寝床が、棚のような箱の中にあったボックス・ベッドは、木の囲いの中に寝床を収めた家具。戸やカーテンで開口部を閉じる形がある。西ヨーロッパでは中世後期から…
- パンくずを集めるために、小さくした道具1939年、ボルティモアの飲食店主ジョン・ヘンリー・ミラーが、現代のクランバーを考案した。食卓のパンくずを払う道具で、…
- トーストを離して立てる棚には、交換条件がある英国で18世紀末から使われたトースト・ラックは、焼いたパンを間隔を空けて立てる。重ねないので、水蒸気が逃げてしんなりし…
- 小銭を入れる作業に、仕掛けが付いた19世紀半ばから作られた機械仕掛けの貯金箱には、小銭を入れたりレバーを動かしたりすると、人物や動物が動くものがある。子…
- 塔の上の人影は、時刻を知らせる仕掛けジャックマールは、鐘をハンマーで打つ機械仕掛けの人形。時計塔などの高い場所に置かれる。木や金属でできた人の姿が、時刻を…
- 天板を広げると、支える脚も開く16世紀の英国で登場したゲートレッグ・テーブルは、天板の一部を折り畳める。使う時には、門のように回転する脚を出し、天板…
- カンタベリーという家具は、紙を立てて分けるカンタベリーは、低い台に縦の仕切りを付けた家具。楽譜などを立てて収め、引き出しやキャスターが付く例もある。英国では17…
- 酒の瓶を見せたまま、鍵で留める箱があるタンタラスは、デカンターを収め、鍵で取り出せなくする小さな家具。中身は見せられるが、勝手に飲むのを防ぐ。ジョン・ベッジ…
- 小さな書き物机は、横から収納を出すダヴェンポート・デスクは、斜めの天板を持つ小さな英国の机。天板を持ち上げると、紙や筆記具を置く場所がある。側面には引き…
- 標本の間を動くため、肘掛け椅子を改造したフランスのベルジェールは、背や側面に布を張った肘掛け椅子。ダーウィンはその椅子に車輪を付け、書斎の標本から別の標本へ動…
- カメラを背負ったのは、ハトだった1907年、ドイツの薬剤師ユリウス・ノイブロンナーが、ハトに小さなカメラを付けて空から撮影する方法を考案した。特許は最…
- 兵士より馬が多すぎて、助っ人が必要だった1945年、米軍はチェコのホスタウに集められた馬を移す作戦を実施した。馬が兵士の人数を上回り、解放された連合軍捕虜やド…
- 蒸気機関車の大会に、馬で動く車両1829年、英国レインヒルで鉄道用の動力を選ぶ試験が行われた。蒸気機関車の競争に参加した車両の中には「サイクロペッド」…
- 約2000年前にも、蒸気でくるくる1世紀ごろ、アレクサンドリアのヘロンは、蒸気を噴き出して回る球状の装置を記述した。曲がった管から出る蒸気の反動で回転す…
- 水オルガン。でも、音を鳴らすのは空気古代のヒュドラウリスは、紀元前3世紀のアレクサンドリアの技師クテシビオスに帰される楽器。手押しポンプの空気を、水の入っ…
- 聖書から「してはいけない」の否定が消えた1631年、ロンドンで印刷された聖書の一部で、十戒の文から英語の「not」が抜けた。不倫を禁じる文が、逆の意味になって…
- 1844年10月22日を待った人々19世紀の米国で、ミラー派の人々はキリストの再臨を待っていた。運動の中で1844年10月22日という日付が広まり、人々…
- 一時間もかからなかった戦争1896年8月27日、英国とザンジバルの間で戦闘が起きた。継承したスルタンをめぐる対立の末、英国側が宮殿を砲撃。戦闘は…
- 200トン級の鐘は、一度も鳴っていないモスクワのクレムリンにある「鐘の王様」は、高さ約6メートル、重さ約200トン。1735年に鋳造されたが、その後の火災で…
- 肖像画の下の変な形が、頭蓋骨になる1533年、ホルバインが描いた「大使たち」。二人の人物の下には、細長くゆがんだ形が置かれている。斜めから見ると頭蓋骨が…
- 偽物の戦車は、少し見えるように隠した第二次大戦中、米軍のゴースト・アーミーは、空気で膨らませた戦車などで部隊の存在を装った。偽装を完全にすると相手に見つけ…
- 勝利を刻んだ巨大な壺が、床に重すぎたナポレオンのために用意された大理石の壺は、敗戦後に英国へ渡り、ワーテルローでの勝利を刻む彫刻で飾られた。ウィンザー城の…
- 518発撃ったのに、相手の艦隊が見つからない1943年7月、アラスカのキスカ島西方で、米艦艇がレーダーの反応を敵艦隊と判断して砲撃した。戦艦二隻だけで大砲を518…
- コーヒーをやめられない話が、バッハの曲になったバッハの通称コーヒー・カンタータは、1730年代に書かれた世俗の音楽作品。劇中で父は娘にコーヒーをやめさせようとする。…
- モーツァルトは、ペットの鳥に墓碑の詩を書いたモーツァルトが1784年に買ったムクドリは、約3年後に死んだ。伝記では、庭に鳥を埋めるための葬列を用意し、墓に添える詩…
- 朝5時、車は道路の反対側を走り始めた1967年9月3日、スウェーデンは左側通行から右側通行へ切り替えた。移行時間に道路にいた車は4時50分に止まり、右側へ…
- ニューヨークに、空気で押す地下鉄があった1870年に公開されたビーチ・ニューマチック・トランジットは、地下の短いトンネルを車両一両が往復する実験的な乗り物だっ…
- 十五世紀の羊皮紙に、読めない文字が並ぶヴォイニッチ手稿には、植物や図と、解読が確立していない文字がある。羊皮紙の年代測定は1404〜1438年を示したが、そ…
- 意味のない文字で、百科事典を作った人がいるイタリアの芸術家ルイジ・セラフィーニは、奇妙な絵と架空の文字による『コデックス・セラフィニアヌス』を作り、1981年に…
- 7月に開通し、11月に崩れた橋米ワシントン州の初代タコマ・ナローズ橋は、1940年7月1日に開通した。風で道路部分が上下するため、建設中から跳ねるガ…
- カタツムリで遠くへ文字を送ろうとした人がいた1850年、フランスのブノワは、交尾したカタツムリ同士が離れても通じ合うと主張した。24匹を文字に対応させ、片方を触る…
- ロンドンには、郵便だけを運ぶ地下鉄があったロンドンの郵便局鉄道は1927年に開業。運転士のいない小さな列車が、仕分け拠点の間を地下で結んだ。郵便輸送は2003年…
- フランス語で育った跡継ぎを名乗る人が、フランス語を話せなかった1866年、オーストラリアの肉屋が、船で行方不明になった英国の跡継ぎロジャー・ティッチボーンだと名乗った。母親は本人と…
- 十九世紀に、手書きの署名を遠くへ送る装置があったカゼッリが開発したパントテレグラフは、電信線で手書き文字や絵を送る初期のファクス装置。1860年には、作曲家ロッシーニ…
- 海鳥の卵を取り合い、二人が亡くなった卵戦争1863年、サンフランシスコ沖のファラロン諸島で、海鳥の卵を集めて売る業者同士が争った。6月4日、上陸を試みた一団と島…
- 1935年の日曜日、砂ぼこりが昼の空を覆った1935年4月14日、米国の平原を激しい砂じん嵐が襲った。黒い日曜日と呼ばれ、オクラホマやテキサスなどで人々は避難した…
- 米軍がラクダを買い、テキサスへ運んだ時代1855年、米国議会は軍の輸送用ラクダを試す予算を認めた。地中海方面で33頭を集めた一行は、翌年テキサスへ到着。航海中…
- 金を運んだ箱を開けると、鉛が入っていた1855年5月15日、ロンドンからフランスへ運ばれる金が列車内で盗まれた。金の代わりに鉛が入れられ、箱はそのまま海を渡…
- 1907年の自動車レースでは、燃料をラクダで先回りさせた1907年、北京からパリまで自動車で走る競争が行われた。途中には燃料を置く地点があらかじめ設けられ、ラクダで燃料を運ん…
- 海底の戦艦は、船首を泥に埋めて縦に立っていた1893年、英国の戦艦ヴィクトリアはレバノン沖の演習で別の艦と衝突し、多くの乗員を失って沈んだ。2004年に見つかった…
- 地面にまかれた宝石が、豊かな鉱山に見せかけられた1872年の米国で、二人の男が宝石の鉱床を発見したとして投資家を集めた。実際には、購入した宝石を現地に置いていた。地質…
- 爆発災害の支援へのお礼が、海を越えるツリーになった1917年、カナダのハリファクス港で大きな爆発が起き、ボストンから救援が届いた。翌年、ハリファクスは感謝を込めてクリス…
- 江戸を焼いた大火の後、城の復旧は町より後に回された1657年の明暦の大火では、江戸の町と城の天守などが焼けた。復興では道を広げ、火が広がりにくい空間を作り、住民の家の再…
- キスカ島へ上陸した時、日本軍はすでにいなかった1943年8月、米国とカナダの部隊はアリューシャン列島のキスカ島へ上陸した。ところが日本軍は、その前に島から撤退してい…
- ナポレオン死亡のうそで、ロンドンの市場が動いた1814年2月、軍人を名乗る男が英国ドーバーに現れ、ナポレオンが死んだと伝えた。話がロンドンへ広がると、政府証券の価格…
- 通行料に抗議した男たちは、レベッカの娘たちを名乗った1839年から1843年のウェールズで、農民や農業労働者が高い通行料などに抗議した。料金所を襲った集団には、女性の服や…
- 1752年の英国では、9月2日の翌日が9月14日になった英国が暦を切り替えた1752年、9月2日の次の日は9月14日とされた。二つの暦のずれを合わせるため、日付の番号を11日…
- 王のひげを焦がすという名の、港への襲撃があった1587年、フランシス・ドレークの艦隊はスペインのカディスを襲い、船や物資を破壊・奪取した。この遠征には、スペイン王の…
- 1884年の道路工事で、バンクーバーの古い村の跡が現れたカナダのバンクーバーにあるマーポール貝塚は、古いマスキームの村と埋葬地に重なる遺跡。1884年、道路を整備する際に発見…
- 1888年、英国の広い地域で羊が一斉に逃げ出したと報じられた1888年11月3日の夜、英国オックスフォードシャー一帯で、多くの羊が囲いから逃げたと報じられた。翌朝には離れた場所に…
- 戦の名前が「シャツの戦い」1544年、スコットランドのロッホ・ロッキー付近で氏族同士が戦った。「シャツの戦い」という名は、暑さで鎖かたびらなどを…
- 本国は戦争寸前、現地の二人は乾杯1898年、現在の南スーダンにあるファショダで、フランス隊と英・エジプト側の部隊が対峙した。植民地争奪で本国の世論は激…
- 仲間外れの騒動が、内閣まで動かした1829〜1831年の米国で、陸軍長官ジョン・イートンと妻ペギーが政界の社交から排除された。結婚をめぐる非難に政治対立…
- 市になった直後、市役所はテントになったバンクーバーが市になったのは1886年4月。その6月13日、土地を開くための火が広がり、市街の大部分が焼けた。市議会は…
- 壊された家の賠償問題に、艦隊が来た1847年、アテネで英国臣民デイヴィッド・パシフィコの家が群衆に襲われた。賠償をめぐる対立が続き、1850年には英国が…
- 巨大な大砲の前の弾、実は飾りモスクワのクレムリンにあるツァーリ・キャノンは、1586年に鋳造された巨大な青銅砲。その前に並ぶ鉄の砲弾は、ずっと後の…
- 塩への課税に、町が反乱した1540年、イタリアのペルージャは教皇側の塩税に反発して反乱を起こした。塩は食べ物を保存する大切な品で、町には課税免除…
- 星の観測を止めたのは、町の大火だった1827年9月4日、フィンランドのトゥルクを大火が襲った。丘の天文台で仕事をしていたアルゲランダーも観測を中断。天文台…
- 年金の年齢確認に「あの嵐を覚えていますか」1839年1月6日、アイルランドを激しい嵐が襲った。後に高齢者年金が導入された時、出生記録がない人も多かったため、この…
- 州知事の就任式へ、手こぎボートで1862年1月10日、カリフォルニア州知事になるリーランド・スタンフォードは、手こぎボートで就任式の建物へ向かった。大…
- バスに乗らないのは、バスで働く権利のため1963年、英国ブリストルでバスの利用を控える運動が起きた。問題は、黒人や南アジア系の人を乗務員として雇わない方針だっ…
- 大火を消す水が、ホースで凍った1835年12月16日、ニューヨークで大火が起きた。厳しい寒さで川も凍り、消防士は氷に穴を開けて水を確保した。その水さ…
- 古い紙の手紙でも、古い事実とは限らない1980年代、末日聖徒運動の初期史をめぐる「サラマンダーの手紙」が議論を呼んだ。一部の専門家は紙やインクなどが時代に合…
- 電話でオペラを聴くサービスが、1890年にあった1890年のパリで、電話回線を通して演劇やオペラを聴くテアトロフォンがサービスになった。家庭の契約者だけでなく、ホテル…
- 妻の絵が不評で、偽の芸術運動を作った1924年、米国の作家ポール・ジョーダン=スミスは、妻の絵への冷たい評価に腹を立てた。別名で絵を描き、架空の芸術運動の…
- 乗り換えがなくなると困る町が、線路を壊した1853年、米国のエリー周辺で、鉄道の線路幅をそろえる計画が争いになった。乗り換え客の食事や宿泊、貨物の積み替えは町の…
- 「火の終わり」という通りがある1842年五月、ドイツのハンブルクを大火が襲った。三日三晩の後、風向きの変化や残っていた城壁などによって火は収まった。…
- 陪審員を、穴のある石で選んだ古代アテネには、役職や陪審員の選出に使うクレロテリオンという抽選器があった。石の穴へ市民の札を並べ、管から出す色の違う…
- 木の商店街の後に、れんがの家が並んだ1847年、ブカレストの大火は中心部の商業地区を焼いた。密集した小さな木造建物の跡には、店や倉庫と住まいを組み合わせた…
- 一ペニーの便利な郵便は、二年後に接収された1680年、ロンドンと近郊で一ペニー均一の郵便が始まった。安く便利な仕組みは成功したが、運搬業者や既存郵便の利益と衝突…
- 理想郷の計画では、農業を冬に覚えるつもりだった1794年、英国の詩人コールリッジとサウジーは、米国に平等な共同生活の場を作ろうと計画した。労働は一日二、三時間で済む…
- 手紙のために、地下へ約55キロの管を通したプラハでは1889年に、空気で容器を送る郵便が一般利用に開かれた。地下の管は約55キロに広がり、役所や銀行、報道機関な…
- 鉄道ブームの前に、運河ブームがあった1790年代の英国では、運河建設への投資が熱を帯びた。荷物を運ぶ水路の成功に、新しい計画が次々と続いた。しかし認可され…
- 凍ったテムズ川で、床屋まで店を開いた1608年のロンドンでは、凍ったテムズ川の上で市が開かれた。床屋、酒場、果物売り、靴屋まで氷の上に並んだ。川が凍るのは…
- ジンを作りやすくした後、消費を抑えようとした18世紀前半の英国、特にロンドンでは、ジンが急速に広まった。国産の製造を促し、輸入ブランデーを制限する政策が背景にあっ…
- 靴下を編む機械は、1589年に作られた英国のウィリアム・リーは、1589年に靴下などを編む機械を発明した。手で編む動きを機械に移したが、初期の布は粗く、その…
- 荒れた農場が、砂漠という観光地になった米国メーン州の農場では、19世紀の耕作や羊の過放牧で表土が失われ、下にあった砂が露出した。農場は1890年に放棄された…
- 1908年、空の爆発で広大な森が倒れた1908年6月30日、シベリアのツングースカで大爆発が起きた。倒れた森林は約2150平方キロメートル。天体が地面に衝突…
- 母語を話した子に、木の札を渡す学校があった19世紀を中心に、ウェールズの一部の学校では、ウェールズ語を話した子を木の札などで示した。英語を使わせるためのWels…
- 暖炉と毛皮でも、ペンが持ちにくい冬だった1708〜1709年、ヨーロッパは厳しい寒波に見舞われた。オルレアン公爵夫人は、暖炉を燃やし、扉を閉め、毛皮に包まれて…
- 1864年、トンネルの空気で客車を動かしたロンドンのクリスタル・パレス公園に、1864年だけ動いた実験鉄道があった。客車に大きなブラシ状の輪を付け、トンネル内の…
- 日本へ向かう艦隊が、イギリスの漁船を撃った日露戦争中の1904年10月、極東へ向かうロシア艦隊が北海でイギリスの漁船を日本の魚雷艇と誤認して砲撃した。漁船が沈み…
- 暴風で、風車が回りすぎて燃えたという記録がある1703年、イングランドなどを襲った大暴風は建物や船に大きな被害を出した。デフォーは翌年に記録をまとめた本を出版。その…
- タマネギの投機騒動で、中身が袋より安くなった1950年代のシカゴで、二人の業者がタマネギとその先物を大量に買い、後には市場へ大量放出した。価格が崩れ、タマネギが入…
- 運河の完成祝いが、ビール切れで騒動になった1809年、ブリストルの港湾工事が完成し、工事に携わった約千人のために祝いの食事が開かれた。牛の丸焼きやプディング、ビ…
- 俳優のライバル関係が、劇場の外で暴動へ広がった1849年5月、ニューヨークで米国の俳優フォレストと英国の俳優マクレディをめぐる対立が暴動へつながった。背景には階級間…
- 新聞売りの子どもたちは、売れ残りの買い戻しを勝ち取った1899年、ニューヨークの新聞売りの子どもたちは、新聞の仕入れ価格に抗議して販売を止めた。彼らは新聞を買ってから街で売…
- 自転車が売れすぎて、作る会社も増えすぎた1890年代、乗りやすい安全型自転車や空気入りタイヤが、自転車の大流行を後押しした。米国では不況のさなかにも売れ行きが…
- フォーティ・エレファンツは、女性の窃盗団だった19世紀末から20世紀のロンドンに、フォーティ・エレファンツと呼ばれる女性の窃盗団がいた。高級店での万引きなどを行い、…
- 切手が船で届かず、新聞の印刷業者が代わりに作った1856年、英領ギアナでは予定の切手が船で届かず、郵便局長が地元の新聞印刷業者に緊急の切手を作らせた。その一つが、新聞…
- 農村の抗議の手紙に、実在しない隊長の名が使われた1830年のイングランドで、農業労働者が低賃金や厳しい労働条件、仕事を奪う機械に抗議した。脱穀機の破壊などに広がったス…
- 小麦粉が高すぎるという集会が、倉庫への襲撃になった1837年2月のニューヨークでは、小麦粉などの値上がりに怒る人々が集会に集まった。買い占めで値をつり上げているという噂…
- 北から革命の軍勢が来るという知らせは、偽情報だった1817年6月、イングランドのペントリッチ周辺で武装蜂起が起きた。北から革命の軍勢が向かっているという知らせが、行動を…
- 劇場の値上げに怒った客が、新料金の棺を持ち込んだ1809年、ロンドンのコヴェント・ガーデン劇場が再建され、料金の一部を値上げした。客の抗議は公演中にも続き、横断幕や標…
- 国境を守る砦を建てたら、建設地がカナダ側だった1816年、米国はシャンプレーン湖の北端で砦を造り始めた。ところが新しい測量で、その土地がカナダ側だと判明。工事は止ま…
- 戦争が終わる条約に、東京で暴動が起きた1905年9月、日露戦争を終わらせる条約への不満から、東京の日比谷で抗議が起きた。勝利の報道で有利な条件への期待が高ま…
- 機械を壊した労働者は、伝説の人物の名前を署名にした1811年から英国で広がったラッダイト運動では、繊維労働者が賃金や労働条件、機械の使われ方に抗議した。工場主などへの手…
- 新しい水とされた試料を、研究者が自分の汗と比べた1960年代、新しい形の水だとするポリウォーターが研究者の関心を集めた。通常の水より粘りがあるなどと報告されたが、不純…
- 1840年代の英国では、認可された鉄道の約三分の一ができなかった1840年代、英国で鉄道株への投資が過熱した。1846年には新しい鉄道会社のための法律が263件成立したが、認可された…
- ロンドンの昔の休日には、捕まえた鹿を放して追う行事があった19世紀のエッピング・フォレストでは、復活祭翌日の月曜にロンドンの職人や労働者が集まった。あらかじめ捕まえた鹿を荷車か…
- 銀貨の縁を削られるので、イングランドはお金を作り直した17世紀末のイングランドでは、古い銀貨の縁が削られ、銀の重さが減っていた。機械で作った新しい銀貨には、削り取りを防ぐた…
- 気球を見に来た群衆が、その気球を壊した1864年7月11日、英国レスターの公開飛行で、展示された気球は宣伝通りの最新・最大のものではないという話が群衆に広が…
- 借地人の反乱の裁判で、双方の弁護士がけんかして収監された1839〜1845年の米国ニューヨーク州では、借地人たちが地代の徴収などに抵抗した。1845年の指導者の裁判では、被告…
- 銀行破綻後の暴動で、引退世代の将軍が市を立て直した1835年8月、米国ボルティモアで銀行の破綻に怒った人々が、関係者の家などを壊す暴動を起こした。市長が辞任すると、83…
- ガリバルディの名をもつ英国ビスケットの、意外な別名英国のガリバルディ・ビスケットは、イタリア統一運動の指導者の名をもつお菓子。薄い生地の間に干しブドウを挟むが、つぶれた…
- 1766年のハーバードで、傷んだバターが学生の抗議になった1766年、ハーバードの学生たちが食事への不満から抗議した。大学側も、出していたバターの多くが傷んでいたことを認めたが…
- 1844年のミュンヘンでは、ビールの値上げが暴動になった1844年5月、バイエルンのミュンヘンでビールの値段をめぐる抗議が起きた。労働者や職人らの抗議は暴動に広がり、当局は収…
- 麦わら帽子をいつまでかぶるかで、1922年の街が荒れた当時のニューヨークには、9月15日を過ぎたら男性の麦わら帽子をやめるという暗黙の習慣があった。1922年には若者が帽子…
- 古代ギリシャの通信は、同じ容器の水位を一緒に下げた古代ギリシャで記述された水を使う通信では、別々の丘に同じ容器を置き、伝言の印を付けた棒を水に浮かべた。たいまつで合図し…
- 退役したスウェーデンの軍用自転車は、学生にも人気になったスウェーデンでは1939年、自転車を使う歩兵連隊が六つあった。軍用のm/42は、まっすぐ座って乗る一段変速の自転車。連…