意外な知識
「意外な知識」の話の一覧です。
- 「適当」って、ちゃんとしてる?ふさわしい、ちょうどよい。一方で、いい加減、大ざっぱ。「適当」には、この両方の意味がある。
- “table” する。議論する? 保留する?議会の用語では、英国側は議案を審議に出す意味。米国側では審議をいったん止める意味で使われる。ただし、具体的な手続きは議…
- 一つの単語に、反対の意味が入っている。反対の意味を併せ持つ語を contronym と呼ぶ。英語の clip には、留める意味と切り取る意味がある。
- 聞き間違いなのに、妙に意味が通ってしまう。eggcorn は、語句を聞き違えたり解釈し直したりして、文脈に合いそうな別の表現になること。単なる無意味な音の間違い…
- 歌詞の空耳に、名前が付いていた。mondegreen は、聞き間違えた語句に別の意味を与える現象。歌や詩でよく起こり、聞こえた音を知っている言葉に組み…
- 雨が降り始めたときの、あの土の匂い。乾いた土や岩に雨が触れたときの匂いは petrichor と呼ばれる。1964年、オーストラリアの研究者たちがこの語を…
- 本を買った。読まずに積んだ。名前もあった。「積ん読」は、読むつもりの本などを買い、読まないまま積み重ねておくことを表す日本語。英語でも tsundoku と紹介…
- 葉っぱの間から、光がこぼれる。その一語。「木漏れ日」は、木の枝や葉の間から差す日の光を指す。光そのものだけでなく、どこを通って届くかまで含んだ言葉だ。
- cleave は「割る」。でも「くっつく」でもある。英語の cleave には、裂く・割る意味と、固く付着する意味がある。異なる語源を持つ語が、同じ形になっている。
- 昔は「抜きん出た」。今は、悪い意味で目立つ。egregious は、現代英語では甚だしく悪いことに使われる語。古い用法には、優れた・際立ったという肯定的な意味もあ…
- 大人になったあと、若い段階へ戻るクラゲ。ベニクラゲの仲間 Turritopsis dohrnii は、成熟後にポリプの段階へ戻れることで知られる。ただし、捕食…
- 小さな虫が、熱い化学スプレーで反撃。ミイデラゴミムシなどの仲間は、刺激を受けると高温で刺激性のある液を噴射して身を守る。
- その隙間、タコなら通れるかもしれない。タコの体は柔らかく、大きく形を変えられる。狭い隙間を通り抜ける能力は、硬い骨格で支えられた動物とは違う体の作りにつなが…
- シャコの武器は、ハンマー型と槍型。シャコの仲間には、硬い部分で獲物を打ち砕くものと、棘のある部分で突き刺すものがいる。全部が同じ「パンチ」を使うわけでは…
- ウォンバットのふんは、なぜか四角い。ウォンバットは立方体のような形のふんをする。腸の性質と角の形成を調べる研究も行われた。
- 子どもの特徴を残したまま、大人になる。ウーパールーパーとして知られるアホロートルは、外に張り出したえらを残し、水中で暮らしたまま成熟する。
- 葉っぱの罠は、一度触れただけでは閉じない。ハエトリグサの感覚毛は、通常、短い時間内の複数の刺激で罠を閉じる。単に触れたものを何でも即座に挟む仕組みではない。
- ぼろぼろの葉がたくさん。もとは、ほぼ二枚。ナミブ砂漠のウェルウィッチアは、通常二枚の長寿命の葉を伸ばし続ける。葉が裂けるため、見た目では何枚にも見える。
- カビのようで、普通の菌類ではない。粘菌と呼ばれる生き物は、かつて菌類にまとめられたこともあるが、現在は別の系統として扱われる。姿が似ていても、分類は同じ…
- 光を反射しているのではなく、自分で光を作る。生物発光は、生き物の中の化学反応によって光が生まれる現象。海の生き物から菌類まで、さまざまな系統で見られる。
- タコが水族館から脱出。行き先は海。ニュージーランドのタコ「インキー」は水槽を抜け、床をはい、排水管へ。管は海につながっていた。2016年のことで、その後…
- 揚げナスにチョコレート。イタリアのアマルフィ海岸には、揚げたナスをチョコレートと重ねるデザートがある。ナッツや砂糖漬けの果物を加える作り方も。
- ホワイトチョコ、ビタミン剤にも使われた。ネスレによると、1936年以前に製薬会社ロシュと協力し、ビタミン製品を覆うコーティングを作っていたという。
- 💀 が、「笑った」の意味に。英語圏の若者は、面白すぎるときに「笑い死にそう」の感覚で頭蓋骨の絵文字を使う。涙を流して笑う顔の絵文字は、古い世代っぽ…
- 深海の小さな仲間が、34センチになる。端脚類は小さな甲殻類が多い。ところが深海にすむアリセラ・ギガンテアは、最大約34センチに達する記録がある。水深数千メー…
- 国旗に描かれているのは、現代の銃。モザンビークの国旗には本、鍬、星とともにAK-47が描かれている。現代の銃を図柄に含む国旗は世界で唯一とされる。国旗を…
- 43インチなのに、重さは約200キロ。ソニーが1989年に発売したブラウン管モニターPVM-4300。画面の対角は43インチで、製造されたCRTモニターとし…
- 古代のトイレだと、どうやって分かった?韓国の王宮里遺跡で、古代の便所とみられる場所が三つ見つかった。決め手の一つは、残された排泄物に寄生虫の卵が高濃度で含ま…
- 一つの植物名に、3人のキャシー。化石の花から名付けられたサクラ属の絶滅種Prunus cathybrownae。名前は化石施設に関わった祖母、母、娘の…
- 赤ちゃんを産む魚。でも親が食べてしまう。中米の淡水魚Brachyrhaphis roseniは卵ではなく稚魚を産む。しかし水槽で育てると成魚が自分の子を盛んに…
- 約2000年前にも、ペットの墓地があった。エジプトのベレニケで見つかった1〜2世紀の動物墓地には、猫、犬、サルなど580匹以上が埋葬されていた。首輪や布に包まれ…
- 教会のろうそく立てに、アルジェリアの都市名。聖職者が本を読む際に灯す小さな手持ちのろうそく立て、bugia。その呼び名は、かつてろうの供給地だったアルジェリアの都…
- 映画『クロコダイル・ダンディー』のワニは本物だった。1986年の映画に登場したイリエワニのバートは、野生から捕獲された個体。のちにダーウィンの施設で暮らし、2024年に少…
- ゲームボーイより前に、任天堂の通信対戦があった。1983年発売の携帯型『コンピュータ マージャン 役満』は、別売りケーブルで2台をつなぎ対戦できた。任天堂の携帯機で通…
- 女王の演説とスヌープ・ドッグ。何を比べる?数学者ハンナ・フライのクリスマスを扱う本には、英国女王のクリスマス・メッセージとラッパー、スヌープ・ドッグの歌詞の語彙…
- 最古級の文章の願い事は、『シラミがいなくなれ』。約3700年前のカナン人の象牙の櫛には、髪とひげのシラミを取ってほしいという願いが刻まれている。初期のアルファベットで…
- 野生のバナナが、成木3本だけかもしれなかった。マダガスカル固有のバナナ Ensete perrieri は絶滅の危機にある。2018年、キュー王立植物園の研究者は、…
- ラブバードなのに、脚がやけに長かった。南アフリカの化石から知られる絶滅したラブバード Agapornis longipes。翼は小型種ほどの大きさだが、脚の…
- このフジツボは、流れが強い時だけ食べる。ローズ・バーナクルは岩に付着し、海水中のプランクトンを捕まえる。食事用の脚を広げるのは潮の流れが強い時だけ。穏やかな水…
- 軽く触れただけで、増えるためのかけらになる。メキシコ原産のシンブル・カクタスの一亜種は、子株が外れやすい。園芸家によれば、ごく軽い接触でも増殖に使える部分に分かれ…
- ハワイの同属のハチ64種。祖先は一つの系統かもしれない。ハワイ諸島で知られる Hylaeus 属のハチ64種は、約100万~150万年前に到達した一つの祖先系統から分かれたと…
- 草原より森が好きな、少し変わった野ウサギ。マンシュウノウサギは中国東北部やロシア東部の森に暮らし、開けた場所を避ける。野ウサギの仲間は通常、身を隠せる開放地を好…
- 研究者も『変なw』『変なr』と呼ぶ音がある。スー語族の共通祖語を再建する研究では、通常の w や r と区別するため、一部の推定音に『funny w』『funny…
- 教会の壁を固めたのは、シロアリの塚の土。マラウイのリコマ島にある聖ペテロ大聖堂の建設では、シロアリが築いた塚から取った土をモルタルに使った。身近な自然素材が大…
- 氷の大陸にも、ここにしかいないコケがいる。Coscinodon lawianus は東南極の岩場に生えるコケ。南極大陸に見られるコケ約23種のうち、同大陸だけに…
- 月へ行く方法は、反重力の金属を船に塗る。1827年の小説『A Voyage to the Moon』では、反重力の性質を持つ架空の金属を密閉した船に塗り、月へ…
- 古い寺院の倒壊、原因は自分の重さかもしれない。インドのジェタニ寺院は、柱や彫刻が散らばる遺構として残る。独特で実験的な構造だったため、建物自体の重さで崩れた可能性が…
- ニューヨークの1ドルピザ。最初は支援施設の近くから。ニューヨーク初の1ドルピザ店は2001年開業の99 Cent Fresh Pizza。創業者はホームレスの人も買えるよ…
- 最後の記録は1962年。それでも探し続けている。ケニアのエルゴン山で1934年に記録されたデュトワ渓流ガエルは、1962年を最後に確認されていない。後の調査でも見つか…
- 2日で録った音が、何十年もヒップホップに残った。フランスのバンドCortexのアルバム『Troupeau Bleu』は1975年7月15〜16日に録音された。のちに多…
- テキサス最高の滝。その湿った岸だけに育つ花。米テキサス州のカポーテ滝は落差がおよそ53メートルで州内最高とされる。乾いた地域の中にできた湿った岸には、野生ではこの…
- 島の生き物は歩いて来た?海に沈んだ道の仮説。約3300万年前、南米とカリブ海の島々を陸橋がつないだという『GAARlandia』仮説がある。生物の分布を手がかりに…
- 水中洞窟で毒のある甲殻類。見つけた人が分類名も付けた。洞窟ダイバーで動物学者のジル・イェーガーは1979年、バハマの水中洞窟でムカデに似た毒性のある甲殻類を発見した。彼女は…
- 体は見つかっていない。羽だけでトンボを見分けた。米ワシントン州で見つかった始新世の化石は、トンボの後ろ羽が一枚だけだった。研究者は羽の脈の形から、2019年にAnti…
- 竜巻で飛んだ写真。353km先で見つかった。2011年の米アラバマ州を襲った竜巻で、フィル・キャンベルの写真が空に巻き上げられた。見つかったのはテネシー州レノアシ…
- 標高4000mを超えても、オダマキが咲く。中央アジアからヒマラヤ周辺に分布するAquilegia moorcroftianaは、オダマキ属で最も高い場所に育つ種…
- 平たく伸ばして揚げると、丸くぷくっと膨らむ。ベンガル地方のルチは、精製小麦粉の生地を薄く丸めて揚げるパン。油をかけながら一枚ずつ揚げると空気を含んで膨らむ。似たプ…
- 鏡のどこに光が当たる?レオナルドは道具で解こうとした。球面の鏡で、ある点から別の点へ光を反射させる場所を探す『アルハゼンの問題』。11世紀のイブン・アル=ハイサムが一般化し…
- お腹に蜜をためて、仲間の食料庫になるアリ。オーストラリアのハニーアントCamponotus inflatusには、腹部を大きく膨らませて蜜を蓄える働きアリがいる…
- 庭先に落ちた隕石。防犯カメラが音まで記録。2024年、カナダのプリンスエドワード島で隕石が歩道に落ちた。家の防犯カメラは衝突の映像と音を記録。映像を見た住人が研…
- ランタンみたいに下を向くユリ。雨から花の中身を守る。中国西部の標高2500〜4500メートルに育つユリの一種 Lilium lophophorum。花は下向きで、先が合わ…
- 半年かけて垂れるはずの絵の具。10年以上たっても、まだべたついていた。英国の画家アレクシス・ハーディングは、性質の合わない絵の具を重ね、重力で表面がずれる作品を作る。2003年の作品『Qu…
- あの『=』記号、登場後61年間、印刷物に再登場しなかった。数学の等号『=』は、ウェールズの数学者ロバート・レコードが1557年の本で使った。彼は平行な二本線ほど等しいものはない…
- 野球の見逃し三振は『逆向きK』。考案者は殿堂も知らない。野球の記録で三振を表すKは、記録法を広めたヘンリー・チャドウィックが1859年に使った。一方、見逃し三振を表す逆向きの…
- ニュージーランドの森で、オウムが木を深く削る。ニュージーランドのカーカというオウムは、ミナミブナの一種 Nothofagus menziesii の幹や枝を深く傷つ…
- ギンザメの雄には、頭から出し入れできる突起がある。軟骨魚類のギンザメの雄には、頭頂部に歯のような突起を備えた器官がある。交尾の際に雌をつかむために使われ、使わないときは…
- 30年以上、目撃記録がない。南アフリカのウサギは再び見つかった。南アフリカのリバラインラビットは1947年から1979年まで科学者による記録がなく、絶滅したと考えられていた。後に生息…
- 庭から捨てた切れ端が、外で根づいて広がる。コーカサス周辺などを原産とする多肉植物 Phedimus spurius は、欧州各地で栽培地の外へ広がった。庭ごみと…
- 一頭が覚えた『尾びれ歩き』。野生の仲間にも広がった。豪州ポート川のイルカ『ビリー』は保護中に飼育下のイルカの尾びれ歩きを見た。川へ戻ってからその動きを行い、別のイルカ『ウ…
- ゲームの次の画面をAIが予測。景色も持ち物も勝手に変わる。2024年公開の『Oasis』は『Minecraft』風の非公式実験作。プレイヤーの入力から次の画面を生成する方式で、…
- トカゲに食べられるはずが、寝ているトカゲの涙を飲む。アマゾンでは、ゴキブリが天敵のアノールトカゲの目元から涙を飲む行動が観察された。トカゲが休む夜に数分間だけ近づき、捕食…
- 八本の腕のうち二本で歩く。残りの六本は変装に使う。インドネシア沖で観察されたココナツダコは、二本の腕を丸めて海底を歩き、ほかの腕で姿を隠す。研究者は、転がるココナツに見…
- 海底近くで向き合う二匹。オスは腹を上にしてつかまる。深海性のイカ Pholidoteuthis adami の交尾行動が、遠隔操作の潜水艇で撮影された。海底近くでペアにな…
- 希少な花と野生のヤギ。両方を守ると衝突する。スペイン北東部の限られた山地に生える Aquilegia paui は個体数の少ない花。地域の野生ヤギは葉や花茎、実を…
- ヒマワリの『一輪』。実は小さな花の集合体。ヒマワリの丸い花に見える部分は、植物学では花序と呼ばれる。中央や周辺に多数の小さな花が集まり、一つの大きな花のように見…
- 小さな白い花は地上に咲く。種の入った実は土の下で育つ。北米西部のスターリリーは背丈が5〜10センチほど。花は地面の近くに見えるが、花筒は地中まで伸び、種を入れる実も地下で育…
- ニレの葉に、ジグザグ線。描いたのは小さな幼虫だった。中国や日本に由来するニレの仲間を食べるハバチの幼虫は、成長の初めに葉を特徴的なジグザグ形に食べる。その跡から英語では「…
- 砂漠に赤く目立つ植物。その赤色は、花ではなかった。米国西部のデザート・ペイントブラシは、赤やオレンジの花が咲いているように見える。目を引く部分の多くは花びらではなく、花…
- 鹿児島の島の崖に咲くユリ。名前の由来は二つの説がある。口之島だけに自生するタモトユリは、島の崖に育つ。名の由来は、採るときに花を入れた着物の袂という説と、近くの地名『袂ヶ浦…
- 数億年前の化石。もうサソリらしい姿をしていた。絶滅したサソリ属エオスコルピウスは、石炭紀前期からペルム紀前期に生きていた。化石には現代のサソリに似た特徴が多く、19…
- 甘そうな名のオーストラリアの花。花は地面のほうを向いている。オーストラリアの植物Melichrus procumbensの通称は『ジャムタルト』。花の形と豊かな蜜にちなむ。花は地…
- 広告ブロッカーなのに、裏では広告のクリックを発生させる。ブラウザ拡張のAdNauseamは利用者に広告を見せず、対象広告へのクリックを自動で模擬する。広告追跡に誤った好みのデ…
- 『誰の物でもない』という法律の言葉。詩では『見捨てられた』にもなる。ヘフケルはユダヤ法で、所有者がいない物を表す語。20世紀のイディッシュ語やヘブライ語の詩では、自由や社会からの放置を表…
- 昔の欧州にいたゾウ。大人の雄は平均で約13トン。絶滅した直牙象は、更新世のヨーロッパと西アジアに生息した。十分成長した雄は肩高が平均約4メートル、体重約13トンと推定…
- 腕を組んで堂々と立つ。アニメで見かける『ガイナ立ち』の源流。アニメ『トップをねらえ!』のタカヤ・ノリコは、腕を組む『ガイナ立ち』を広めたキャラクターとされる。同じ姿勢はそれ以前の…
- 朝9時と正午の天気を記す。その日記が気候研究の資料になった。ニュージーランドの宣教師リチャード・デービスは1839年から気温や気圧を記録した。北島の古い連続的な陸上気象記録として…
- 広告会社同士が識別子を照合。消したクッキーも別の情報から戻ることがある。クッキー同期では、広告関連の会社が別々に持つ利用者IDを結び付ける。さらに削除に強いクッキーや端末の特徴量と組み合わせ…
- 砂漠の国の外来種。2015年の調査では約半分が鳥だった。アラブ首長国連邦の外来種146種を調べた2015年の研究では、鳥が49%を占めた。侵入経路には偶然の持ち込みや飼育下か…
- ヒルは水辺だけとは限らない。この種は乾いた土で数か月を耐える。オーストラリア東部の陸生ヒルChtonobdella limbataは、乾燥すると地中に潜り、ほとんど動かない状態に入…
- 細かなレースを編む人たち。歌は時にぞっとする内容だった。欧州のレース職人が作業中に唱えた短い歌は『レース・テルズ』と呼ばれる。英国の一部では残酷な題材の歌もあり、19世紀半ば…
- 『おやすみ』から朝まで。金星なら地球の58日以上。金星は自転が非常に遅く、しかも地球と逆向きに回る。そのため地表の一地点で太陽が沈んでから昇るまでの夜は、地球時間で約5…
- ロサンゼルス近郊の山にピューマ。巨大都市でも野生の大型ネコが生きる。サンタモニカ山地には野生のピューマがいる。大型の野生ネコが巨大都市圏で暮らす珍しい例で、もう一つはインド・ムンバイのヒ…
- 海底を歩くナマコの下。小さなカニが隠れていた。海のブタと呼ばれる深海性ナマコの仲間スコトプラネスは、脚のような管足で海底を進む。小さなカニがその体の下に身を寄せる例…
- 羊みたいな小さなウミウシ。中では藻の葉緑体が働く。クロミドリガイの仲間コスタシエラ・クロシマエは、沖縄・黒島で発見された体長5~10ミリほどのウミウシ。食べた藻から葉緑…
- 作者は『自分が書いた』と言わず、架空の古文書を持ち出した。小説で『見つかった原稿を訳した』と装う手法は、セルバンテスの『ドン・キホーテ』にも使われた。作中では、実在しない歴史家…
- 道ばたのタンポポにも、1300年以上の文献史がある。モウコタンポポの葉については、659年に編まれた中国の本草書『新修本草』に記載がある。ありふれて見える植物も、人が名前…
- 竜巻が通った数か月後。町にトウモロコシの芽が出た。2024年に米アイオワ州グリーンフィールドを襲った竜巻の後、町や周辺でトウモロコシが育った。竜巻が種を運んだことに加え…
- 雨が地中へ。泉に届くまで平均8年。ニュージーランドのワレパパ・アーサー大理石帯水層では、水が地中を通る平均時間は8年とされる。この帯水層はテ・ワイコロプ…
- セネガルとエチオピア。同じ種なのか、実は別なのか。サバクトガリネズミとして扱われる個体群は、アフリカ大陸の西側セネガルと東側エチオピアに分かれている。距離が大きいため、…
- 松ぼっくりは消えた。残った『穴の型』が化石に。白亜紀の樹木セコイテス・ダコテンシスは、1935年に米ノースダコタの化石から記載された。もとの球果は腐り、その空洞を泥…
- 鳥の姿は分からない。足跡は20センチ四方。米アラスカのデナリ国立公園で、約7000万年前の大きな鳥の足跡化石が見つかった。縦横とも平均約20センチ。体の化石は確…
- 体内の組織は残った。肝心の脚は残らなかった。南アフリカの約4億4500万年前の地層から見つかった節足動物ケウルボスの化石は、筋肉など体内の組織がよく保存されている…
- 1972年の短距離走。その一瞬は宇宙探査機に乗った。レソト初の五輪選手モツァピ・モーロシがミュンヘン大会で走る写真は、地球の姿を伝えるための『ボイジャーのゴールデンレコー…
- 子音が60種類。声の高低も11種類。カメルーン北部で話されるニザ語には、意味を区別する子音が60種類、声調が11種類あると記述されている。話者数の正確な現…
- 小説のために作った文法。現実に使う人が現れた。ポーランドの作家ヤツェク・ドゥカイは、2004年のSF小説で性別を示さない表現を工夫した。その語形は作品の外へ広がり、…
- その言語を知らなくていい。手がかりだけで解ける問題。ロシアの言語学者アンドレイ・ザリズニャクは1963年、初めて見る言語の資料でも、示された規則を推理して解ける言語パズル…
- 今のGOATは『史上最高』。昔のgoatは『戦犯』だった。英語のスポーツ談義で今はGOATを『史上最高』の略として使う。一方、小文字のgoatはかつて、肝心な場面で失敗した選手…
- 見た目はそっくりな甲虫。種類分けの決め手は生殖器。東南アジアなどに分布する小さな甲虫カッコトリプトゥス属は、2014年の再検討で7種から20種に整理された。研究者は主に…
- チェスでも薬物検査。効果の証明より先に始まった。国際チェス連盟は五輪関連の規則に合わせ、2001年から大会で薬物検査を始めた。当時は薬がチェスを強くするのか議論があっ…
- 違う種類のナマズ同士。同じ群れで獲物を追う。ボツワナのオカバンゴ・デルタでは、ナマズの一種Clarias ngamensisと別種のC. gariepinusが一…
- 『より強力、でも理解が難しい』。そのチップは普及しなかった。ロックウェルが1974年に発表した8ビットのPPS-8は独特な設計で、コンピューター作家アダム・オズボーンは強力だが理…
- 古代中国の墓から鈴。多くは犬の首に付いていた。中国の殷代後期の遺跡・殷墟では、約350個の『鈴』が見つかっている。その多くは副葬された犬の首元にあった。鐘は陶器から…
- 世界一高い建造物。かつては地方テレビ局の塔だった。米ノースダコタのテレビ局が建てた送信塔は1963年に完成し、約590メートルの塔の上に約34メートルのアンテナを載せた…
- 人気ボードゲームを2人用に。売れる速さは元の2倍。2015年に発売された『7 Wonders Duel』は、ボードゲーム『7 Wonders』を2人用にした派生作。5年…
- 高いだけでは足りない。巨大コースターをねじった。米イリノイ州の『Raging Bull』は1999年に開業した、初の『ハイパー・ツイスター』型ローラーコースター。高さ…
- クジラを見に行く日に雨。そのための保険を作った。台湾の気象学者・彭啓明は、同国初とされる天候保険の設計に関わった。2004年に承認された降雨保険は、宜蘭のホエールウォ…
- 海王星を一晩生中継。映像が届くまで4時間。1989年、探査機ボイジャー2号の海王星接近を米国のテレビ局が9時間にわたり放送した。約43億キロ先から送られる映像は…
- 一緒に見つけた新種。サボテンの名前は親友から。米国の園芸家ボブ・フォスターと親友チャーリー・グラスは、1964~74年にメキシコへ15回の植物調査に出かけた。196…
- 体長は20センチほど。飾り羽は50センチ超に。アフリカにすむヨタカの一種、スタンダードウィングド・ナイトジャーの雄は、繁殖期に左右の翼から長い飾り羽を伸ばす。羽は最…
- 太陽が沈んでも発電したい。熱は溶けた塩や砂に蓄える。集光型太陽熱発電では、集めた日光をまず熱に変える。その熱を溶融塩や砂などに蓄えておけば、日差しが弱い時間にも取り出して…
- ✨は日本の携帯から。いまはAIのボタンにも。キラキラを表す絵文字✨は、1990年代末の日本の携帯電話で使われ、2010年にUnicodeへ追加された。2020年代…
- 前作で世界を救った。次は何を相手にする?物語のシリーズでは、続編で主人公が乗り越える脅威をさらに大きくしなければならない、という圧力が生じることがある。研究者…
- 花も実もよく付く。簡単すぎて『通』には不人気?サボテンの一種マミラリア・プロリフェラは育てやすく、よく増え、花と実を同時に付けることもある。多くの人がこの種からサボ…
- 自然保護の方法は柵だけじゃない。精霊に託して守る地域も。ベナンのラ・ブーシュ・デュ・ロワ保全地域では、一部のマングローブや水路がザンベトの精霊の守護に託された神聖な場所とされ…
- 水槽の『ブラックモーリー』。黒くても同じ血筋とは限らない。観賞魚ブラックモーリーは、しばしば一つの種の品種として説明される。しかし初期の飼育家たちは複数のモーリーを交配しており…
- LGの丸い顔のロゴ。ヒントは新羅時代の笑顔の瓦。韓国・慶州で見つかった新羅時代の軒瓦には、人の笑顔が浮かぶ。『新羅の微笑』と呼ばれるこの文化財から、LGは1995年に…
- 鹿児島県旗は県の地形を表す。でも離島が描かれていない。1967年に採用された鹿児島県章・県旗は、薩摩半島と大隅半島の形に桜島の赤い丸を置く。県の地形を表しているが、九州本土…
- 守るべき野草。それでも食卓のために摘む人がいる。香りの強いハーブThymbra spicataは東地中海から西アジアに分布し、ザアタルという香辛料にも使われる。イスラ…
- アンマンの通りは、かつて谷を流れた川の上にある。ヨルダンの首都アンマンを流れていたセイル・アンマンは、かつて約6キロの小川だった。汚染や洪水、交通などの問題を背景に、…
- 1994年生まれの大学ウェブカメラ。閉鎖発表に反響が集まった。サンフランシスコ州立大学のFogCamは、学生二人が1994年に始めたキャンパス映像配信。2008年には長寿ウェブカメ…
- 約1600万年前の植物化石に、当時の色が残る場所がある。米国北西部のラタ層に含まれるクラーキアの化石層は、約1610万〜1590万年前の湖の堆積物。保存状態が特に良い場所では…
- 同じ山で隣り合う株は違う顔。遠い国の株とはそっくり。地中海沿岸に広く分布する多肉植物Petrosedum sediforme。スペインのシエラネバダでは隣り合う株でも形が…
- 1971年には10の亜種。分類を見直すと、認められる亜種はなくなった。アフリカ南部に暮らすジェイムソンアカイワノウサギは、1971年の分類では10亜種とされた。2005年には3亜種に減り、…
- 緑化屋根に植える多肉植物。サラダやスープにも使われる。ヨーロッパや北アフリカに自生する多肉植物Petrosedum forsterianumは、低く広がる姿を生かして緑化屋…
- T. rexの化石が出た。でも恐竜ではなく小さな甲虫。ドミニカ共和国の琥珀から、約1500万〜2000万年前の甲虫が一匹見つかった。2001年に付いた学名はTyrannas…
- 古代のサケの仲間は、一生を淡水で過ごしたらしい。北米西部の始新世の地層から見つかる化石魚Eosalmoは、サケ科の古い仲間。稚魚から成魚までの化石が同じ高地の湖沼域で…
- 米国のケチャップ格付けには、『30秒でどれだけ流れるか』がある。米国でトマトケチャップの等級を付ける際には、ボストウィック式コンシストメーターで流れやすさを測る。20度で30秒置き、…
- 耐震上の弱点は分かっていた。補強が終わる前に地震が来た。ニュージーランド・ウェリントンの統計局ビルは、2013年の評価で床の支持部分に弱点が指摘され、2016年9月に補強工事…
- アフリカのあるショウガには、雷を避けるという伝統的な使い方がある。アフリカン・ジンジャーと呼ばれる植物は、南アフリカのズールーの人々の間で、雷やヘビのかみつきから守るものとして使われて…
- 古いフリジア語の法文書には、体を城に見立てる表現がある。古フリジア語の一部の法文書では、子どもや妊婦を守る規定の中で、子宮を『骨の要塞』に当たる複合語で呼んでいる。体の内側を…
- カギムシに似た太古の小動物は、頭に触角を二組つけていた。中国・雲南省で見つかった約5億2000万年前の化石『アンテナカントポディア』は、現生のカギムシに近い系統と考えられる。…
- JavaScriptを切っても、CSSだけで端末の特徴を探れる場合がある。CSSは本来、Webページの見た目を決める仕組みだ。しかし画面幅や使えるフォントなどへの条件分岐と通信を組み合わせると…
- 鼻の奥から入り、サメの嗅覚をつかさどる部分に付着する。カイアシ類の一種ドリオケファルスは、複数のサメから見つかっている。メスは体の一部を鼻腔に残したまま、枝分かれした器官を…
- 『古いティラノ系』の一種は、体長約3メートルだった。英国で頭骨が見つかったプロケラトサウルスは、中期ジュラ紀に生きた肉食恐竜だ。現在はティラノサウルスに連なる系統の古い仲…
- 太古の細長い化石は、脱皮する動物の古い仲間かもしれない。豪州などで見つかった約5億6000万〜5億5000万年前の化石が、2024年にウンカス・ザウギシとして記載された。節足…
- 審査を通った研究案の間で、最後はくじを引く。ニュージーランドの研究助成機関などは、一部の資金配分に抽選を導入した。どんな申請でも運任せにするわけではない。まず審査…
- 道がほとんどない大陸にも、ストリートビューは来た。Googleのチームは遠隔地を撮る挑戦として2010年に南極を対象に加えた。最初はハーフムーン島の2枚の画像から始まり…
- 同じ種のタンポポでも、種をつくる仕組みが違う。英国でも見られるタンポポの一種『Taraxacum brachyglossum』には、有性生殖するものと、受精なしに種…
- 100年以上前のSFは、太陽エネルギーをめぐる産業スパイを描いた。ウクライナの数学者ミコラ・チャイコフスキーは1918年に『太陽の力で』を書いた。独立したウクライナが太陽光技術を先導し…
- 核施設で見つかったのは、汚染されたハチではなく巣だった。2025年、米サバンナ・リバー施設で放射性汚染のあるハチの巣が見つかり、その後さらに3つ確認された。巣は放射性廃棄物と…
- 餌と健康だけでは、動物の暮らしを測れない。動物福祉の『五つの領域』モデルは、栄養、環境、健康、行動に加え、心の状態を考える。単に生存できるかだけでなく、その動物…
- 『正しい』と『正しくない』を同時に認めると、古典論理では大変なことになる。古典論理には、ある命題とその否定を両方前提にすると、無関係な結論まで導ける『爆発原理』がある。矛盾を扱いたい別の論理体…
- 6月1日と同じ曜日に始まる月は、その年に一つもない。普段使うグレゴリオ暦では、6月の開始曜日はほかのどの月とも重ならない。たとえば6月1日が月曜日なら、その年のほかの月の…
- 海沿いの線路では、土砂崩れが通勤電車の大敵になる。米ワシントン州のサウンダー北線では、2012年9月から2013年3月までに土砂崩れの影響で170便が運休した。その後、…
- ハリケーンでほぼ削られた島が、砂の移動で復活し始めた。ハワイ諸島北西部のイースト島は2018年のハリケーンで大きく浸食され、細い砂州になった。その後、自然の土砂移動で面積を…
- 半導体の特許争いで、昔のチップを動かすためにゲーム機のカセットを使った。技術者リー・ボイセルは、1970年前後のAL1チップが動作することを示す小型コンピューターを制作。入出力装置にはスーパ…
- 森に放射線を当てた実験で、予想外にしぶとかったのは地衣類。米ウィスコンシン州の森では1972年、放射線が生態系に与える影響を調べた。線源に最も近い場所でも地衣類や一部の植物が生…
- 潜りに行きたいサンゴ礁が、島への船を近づけにくくする。カリブ海・アンギラ沖のシール島は海洋公園の中心にあり、周辺はダイバーに人気。島と本島の間に広がるサンゴ礁は魅力である一…
- 菌類に近い親戚は、単細胞のアメーバのような生物。ヌクレアリア類は水中などで暮らす単細胞生物。DNAを使った系統研究では、菌類に最も近い系統の一つとされる。見た目だけで…
- 恐竜の『一頭分』が、別々の仲間の骨だった可能性。ニジェールで見つかった獣脚類エオカルカリアの化石は、2008年には一つの新種として記載された。その後の研究は、混在した…
- 「@#$%」にも、名前がある漫画で怒った人の吹き出しに並ぶ、読めない記号たち。英語ではグロウリックスと呼ばれ、罵り言葉の代わりに使われる。音声のピ…
- 「今のは皮肉です」を、句読点で知らせたい1899年、フランスの詩人アルカンテール・ド・ブラムは皮肉を示す記号を提案した。逆向きの疑問符に似た形だ。口調が聞こえ…
- 小さな星を三つ並べた、この記号「⁂」アスタリズムは、三つのアスタリスクを三角に置いた記号。文章の区切りなどに使われた。名前は天文学の星の集まりに由来する。…
- 書き足す印の名前は、ラテン語で「欠けている」校正で文字や言葉を入れる位置を示す、V字の印。キャレットという名前は、ラテン語の「欠けている」に由来する。形だけでなく…
- フォントを変えたら、文字がはさみになるディングバットは、飾りや記号として使う印のこと。古い記号フォントでは、アルファベットの位置に別の形が割り当てられた。同…
- 古い文字を削り、新しい文章を書いたパリンプセストは、元の文字を消して書き直した写本のページ。高価な羊皮紙を再利用するための方法だった。古い文字の痕跡が残…
- ページの下に、次のページの最初の単語昔の本には、ページの下に次のページの冒頭の語を先に印刷するものがあった。キャッチワードと呼ばれ、紙を正しい順番で綴じる…
- 物語のあとに、紙や活字の話があるコロフォンは、本の出版や制作について記す短い説明。凝った本では、紙やインク、書体、印刷や製本の情報まで載る。読み終わっ…
- 同じ大きさでも、AとVは近づけたくなるカーニングは、文字の組み合わせごとに間隔を調整すること。AとVのような形では、そのまま置くとすき間が目立つ。文字を均等…
- fとiが、同じ形の中に入ることがある合字は、複数の文字を一つの字形にしたもの。たとえば「fi」では、fとiが一体になっている。字の形同士がぶつかるのを避ける…
- 誰も乗り気じゃないのに、全員が賛成アビリーンのパラドックスは、各自が「ほかの人は望んでいる」と思い込み、集団で望まない行動を選ぶこと。自分だけ反対に見え…
- 余裕をもらった仕事が、余裕を使い切るパーキンソンの法則は、仕事が与えられた時間を埋めるように膨らむ、という観察。締め切りに余裕があっても、早く片づくとは限…
- 前の仕事が得意でも、次の役が得意とは限らないピーターの法則は、できる仕事で昇進した人が、違う能力の必要な役に進んで苦手な段階で止まる、という組織への見方。元は風刺…
- 大問題より、自転車置き場の話が盛り上がる瑣末性の法則は、組織が小さく理解しやすい問題に時間をかけすぎる、という見方。説明例では、難しい大施設より自転車置き場を…
- 自分で折った折り紙は、高く見えやすいイケア効果は、自分で作る手間をかけた物を高く評価する傾向。研究では折り紙なども使われ、作り手とほかの人の値づけに差が見…
- ずっと高くなっているように聞こえる音シェパードトーンを並べた音階は、いつまでも高さが上がり続けるように聞こえることがある。オクターブ違いの音を重ね、音量を…
- 同じ二つの音でも、高さの動きに意見が割れるトライトーン・パラドックスでは、半オクターブ離れた特殊な二つの音を聞く。ある人には上がったように、別の人には下がったよ…
- 聞いている音が、見ている口に引っ張られるマガーク効果では、発音の音声と口の映像が食い違うと、別の音に聞こえることがある。たとえばバの音にガの口の動きを合わせ、…
- 同じ話し声を繰り返すと、歌みたいに聞こえる短い話し声をそのまま何度も聞くと、歌のように感じられることがある。音源は変わっていないのに、受け取り方が変わる。199…
- 入っていない低い音の高さを、感じることがある音の倍音がそろっていると、基になる低い音がなくても、その高さを感じることがある。ミッシング・ファンダメンタルと呼ばれる…
- chocolateの文字から、cocoaを取り出せるカンガルー・ワードは、文字を順に拾うと、近い意味の短い語が出てくる単語。chocolateからcocoaを取るような言…
- Englishという語は、自分も英語でできている自己言及的な単語のうち、自分が示す性質を自分でも持つ語をオートロジカルと呼ぶ。Englishは英語で、wordは単語だ…
- 一度の用事のために作った言葉にも、名前があるノンス・ワードは、その場の一度の発言などのために作られる語。冗談や詩、言語の実験にも使われる。もし広く定着すれば、もう…
- How are you?が、体調の聞き取りとは限らない英語のHow are you?は、本気で様子を尋ねる場合も、会話を始める挨拶の場合もある。情報を得るより関係をつなぐ表…
- I meanは、意味を説明するだけの語ではない英語のI meanやwellには、言い直しや話の流れを整える働きもある。こうした語句を談話標識と呼ぶ。単なる余計な口癖…
- ウェールズのcwtchは、ただのハグより安心を含むウェールズのcwtchは、温かさや安全な場所の感じを伴う抱擁を表す語。隠れ場所の意味もある。英語のhugなどに近いが、…
- フィンランドの粘り強さの語は、内臓にもつながるシスは、難しい状況でも踏ん張る決意などを表すフィンランド語。語の由来は、内側や内臓を指すsisusと結び付けられる。英…
- スウェーデン語には、ちょうどいい量の一語があるラーゴムは、スウェーデン語で多すぎず少なすぎない、ちょうどいい程度を表す。足りないから我慢する、というだけではなく、ふ…
- ヒュッゲは、毛布や冬だけの言葉ではないヒュッゲは、デンマーク語やノルウェー語で、居心地のよさや安心できるひとときを表す。冬の飲み物や毛布のイメージが強いが、…
- フィーカは、コーヒーを飲む以上の休憩スウェーデンのフィーカは、コーヒーや菓子などを楽しみ、人と過ごす休憩の習慣。仕事場や家、カフェなどで日々の用事をいった…
- 文の結びで、前半の読み方まで変える技法があるパラプロスドキアンは、文や話の後半が予想外で、前半の解釈まで変わる表現の技法。単に変な結末を足すのではなく、先に聞いた…
- 同じ言葉を繰り返すのに、意味だけ変えるアンタナクラシスは、同じ語や句を繰り返しながら、別の意味で使う技法。ダジャレの一種として、標語などにも現れる。文字は同…
- 決まり文句の一部を入れ替える遊びにも、名前があるスノークローンは、おなじみの文句の型を使い、一部の語を別のものへ入れ替えた表現。英語のX is the new Yのよ…
- 短くした英語の見出しが、別の意味に読める英語の見出しは、小さな語を省くことで読み方が曖昧になることがある。クラッシュ・ブロッサムは、そのような見出しの呼び名。…
- 言い直すことで、かえって言葉を強くする技法エパノルトーシスは、自分の語をすぐ言い直し、強調する表現。たとえば数の表現を、もっと大きいものへ修正して勢いを出す。口…
- flourとflowerは、発音が同じになる英語のflourは小麦粉、flowerは花。綴りも意味も違うのに、発音は同じだ。同音語と呼ばれる。声だけでは区別できな…
- 前の文の最後の言葉を、次の文の最初に置くアナディプローシスは、前の節の終わりの言葉を、次の節の始まりで繰り返す表現。言葉が鎖のようにつながって、話を進めたり強…
- 意味の並べ方を、次の句で逆にする表現キアスムスは、前の句の構造を次の句で逆にする表現。似た意味の要素が、交差するように並ぶ。まったく同じ単語を繰り返して逆…
- not badは、悪くない以上のほめ言葉にもなる英語のnot badは、言い方によってまずまずにも、とても良いにもなる。否定を使って肯定を伝えるリトテスという表現の一…
- 一つの意味を、andで二つに分ける言い方ヘンディアディスは、一つの内容を二つの表現に分けてandでつなぐ修辞。例えば、修飾する言葉とされる言葉の関係を、並列の…