すべての話 — 8ページ目
Unbubly に収録している話の一覧です。
- 線路の信号を動かすヒヒを、鉄道会社が試験した1881年、南アフリカで鉄道員ジェームズ・ワイドはヒヒのジャックを買い、監督のもとで信号操作を教えた。乗客が「ヒヒが信…
- 海に浮かぶ光る筒は、小さな動物の集まりパイロソームは、ゼリー状の筒に見える海の生き物。実際は、数ミリほどの小さな個体が集まった群体だ。それぞれが海水をろ過し…
- カタツムリで遠くへ文字を送ろうとした人がいた1850年、フランスのブノワは、交尾したカタツムリ同士が離れても通じ合うと主張した。24匹を文字に対応させ、片方を触る…
- skedaddleは、さっさと逃げること英語のskedaddleは、急いで立ち去る、逃げるというくだけた動詞。音は楽しげだが、意味はその場に留まらないことだ。…
- 山の陰になる町が、鏡で広場に日光を送ったノルウェーのリューカンでは、山が低い太陽を遮り、秋から冬の時期に直射日光が届かない。2013年、山側に大きな鏡を設置し…
- オーストラリアを巡った猫に、飼い主が伝記を書いた猫のトリムは1799年、航海中の船で生まれた。探検家マシュー・フリンダースとともに、1801〜1803年のオーストラリ…
- 水面を少し走ってから、泳ぎに切り替えるトカゲ中南米のバシリスクというトカゲは、水の上を短い距離だけ走れる。足の指の間にあるひだが、水を押す面積を広げ、空気のポケッ…
- ロンドンには、郵便だけを運ぶ地下鉄があったロンドンの郵便局鉄道は1927年に開業。運転士のいない小さな列車が、仕分け拠点の間を地下で結んだ。郵便輸送は2003年…
- 小春日和は、春の天気の名前ではない小春日和は、晩秋から冬にかけての穏やかで暖かな日をいう。小春は、もともと陰暦の十月の呼び名。春に近い暖かさでも、季節は…
- 三つの湖が、別々に色を変える火山インドネシアのクリムトゥ山には、色の違う三つの火口湖がある。色は固定ではなく、火山ガスや湖水の化学状態の変化とともに変…
- ごみ箱から紙を出して、拾ったご褒美を狙う犬英国の介助犬エンダルは、買い物や洗濯、カードの出し入れまで飼い主を助けた。一方、飼い主のアレン・パートンによると、ごみ…
- 小さなカマキリに見えて、カマキリではないカマキリモドキの仲間は、獲物を捕る前脚がカマキリにそっくり。しかし分類では、クサカゲロウなどと同じアミメカゲロウ目に属…
- フランス語で育った跡継ぎを名乗る人が、フランス語を話せなかった1866年、オーストラリアの肉屋が、船で行方不明になった英国の跡継ぎロジャー・ティッチボーンだと名乗った。母親は本人と…
- callipygianは、お尻の形が美しいという意味英語のcallipygianは、形の美しいお尻を持つ、という意味の形容詞。ギリシャ語の美しさとお尻を表す語に由来する。…
- アラスカの町では、住民の多くが一つの高層棟に暮らすアラスカのホイッティアでは、多くの住民が14階建てのベギッチ・タワーズに住む。1957年に完成した建物で、学校とは地下…
- 蒸留所の猫に、約二万九千匹のネズミ捕り記録スコットランドのグレンタレット蒸留所で、猫のタウザーは1963〜1987年にネズミ退治を担った。ギネスが認めた総数は2…
- 金色の甲虫は、刺激を受けると赤茶色にもなる米大陸に生息するCharidotella sexpunctataは、成虫で5〜7ミリほど。鏡のような金色に見えるが、刺…
- 十九世紀に、手書きの署名を遠くへ送る装置があったカゼッリが開発したパントテレグラフは、電信線で手書き文字や絵を送る初期のファクス装置。1860年には、作曲家ロッシーニ…
- 面映ゆいは、照れくさいことおもはゆいは、きまりが悪い、照れくさいという意味。漢字では面映ゆいと書く。見た目には顔や映ることの話に思えるが、辞書で…
- 名頃の閉校した教室に、最後の生徒の自画像人形がある徳島県三好市の名頃では、綾野月美さんが作り始めた等身大の人形が、畑やバス停に置かれている。2012年に閉校した学校にも…
- パラシュートなしで生き残った説明を、捕虜になってからも疑われた1944年3月、英国の航空兵ニコラス・アルケメイドは、炎上する爆撃機からパラシュートなしで脱出した。木と雪が落下を和ら…
- ドラゴン・ヤスデは、鮮やかな姿で毒を持つ東南アジアのドラゴン・ヤスデには、体の突起と鮮やかな色が目立つ種類がいる。大きさは最大でもおよそ3センチ。捕食者への防…
- 海鳥の卵を取り合い、二人が亡くなった卵戦争1863年、サンフランシスコ沖のファラロン諸島で、海鳥の卵を集めて売る業者同士が争った。6月4日、上陸を試みた一団と島…
- misprisionは、意味を取り違えるだけでなく価値を低く見る意味もある英語のmisprisionには、誤解や解釈の誤りという語義がある。一方、軽蔑や価値を認めないことを表す語義もあり、辞書…
- 地面を掘った穴の周りに、部屋を作る町チュニジアのマトマタでは、地面に大きな穴を掘り、その周りへ横向きに部屋を掘った住まいがある。穴が中庭のようになり、部屋…
- 郵便列車に乗った犬は、名札が増えて上着をもらった十九世紀末、米国の犬オウニーは郵便袋と一緒に列車で移動し、郵便職員たちに親しまれた。行く先の郵便局が首輪に札を付け、ど…
- 六本の腕を隠し、二本でウミヘビに似せるタコミミック・オクトパスは、体の色だけでなく形や動きも変え、ほかの海の生き物に似せる。ウミヘビのように見せる時には、六本の…
- 1935年の日曜日、砂ぼこりが昼の空を覆った1935年4月14日、米国の平原を激しい砂じん嵐が襲った。黒い日曜日と呼ばれ、オクラホマやテキサスなどで人々は避難した…
- clinomaniaは、ベッドに留まりたい強すぎる欲求英語辞書にはclinomaniaという名詞がある。意味は、ベッドの中に留まりたい過度の欲求。ただ眠る行為ではなく、そこ…
- ベナンの湖上集落では、行き来の道具が木の船ベナンのガンビエは、ノクエ湖の上にある集落。集落との行き来には木の船を使い、漁業や魚の養殖が暮らしを支える。遠くから見…
- 半年ぶりに帰った犬が、映画で自分を演じた1923年8月、犬のボビーは飼い主の旅行先、米インディアナ州ではぐれた。1924年2月、遠く離れたオレゴン州の自宅へ戻…
- 肺を持たず、皮膚と口の中で呼吸する仲間米カリフォルニアの山に暮らすHydromantesは、肺を持たないサンショウウオの仲間。皮膚と口の内側の組織で呼吸する…
- 米軍がラクダを買い、テキサスへ運んだ時代1855年、米国議会は軍の輸送用ラクダを試す予算を認めた。地中海方面で33頭を集めた一行は、翌年テキサスへ到着。航海中…
- 古文のつとめては、早朝という意味もある現代の努めては、意識して、できるかぎり、という副詞。ところが古典日本語のつとめては、早朝や翌朝を表す名詞でもある。枕草…
- 青い町の壁は有名。でも青くした理由には複数の説モロッコのシャウエン旧市街には、青と白で塗られた壁や家が並ぶ。なぜ青なのかについては、空や天国を表す、蚊を避ける、観光…
- 飛行機なしで各国を巡る記録は、陸に足を着けて初めて一国グラハム・ヒューズは、各国を公共の陸上・水上交通で巡る旅をした。記録の条件では、その国の領海に入っただけでは訪問に数え…
- 八本の脚のうち、二本は触角のように使う生き物ウデムシはクモに似た姿を持つが、クモとは別のグループ。八本ある脚の最前の一対は長く、歩くよりも周囲を探る感覚器として使…
- 金を運んだ箱を開けると、鉛が入っていた1855年5月15日、ロンドンからフランスへ運ばれる金が列車内で盗まれた。金の代わりに鉛が入れられ、箱はそのまま海を渡…
- 東雲と書いて、夜明けの頃を表すしののめは、東の空が少し明るくなる頃、明け方を指す言葉。漢字では東雲と書く。雲の種類の名前を探していると、答えは空に浮…
- 五十年かけて造った村に、解体された建物の部品も集まったウェールズのポートメイリオンは、建築家クラフ・ウィリアムズ=エリスが1925年から1975年にかけて造った観光村。地中…
- 女王の寝室への侵入は実話。でも長い会話は本人が否定した1982年7月9日、マイケル・フェイガンがバッキンガム宮殿の女王の寝室へ侵入した。当初は二人がしばらく会話したとも報じ…
- 人を追うように見えるヒヨケムシは、影を探していることがある乾燥地などに暮らすヒヨケムシには、人を追いかけるという噂がある。ところが人の後を動く姿には、その人が作る日陰を求めてい…
- 1907年の自動車レースでは、燃料をラクダで先回りさせた1907年、北京からパリまで自動車で走る競争が行われた。途中には燃料を置く地点があらかじめ設けられ、ラクダで燃料を運ん…
- なまじには、憖という一文字の表記があるなまじは、無理にすることや、不十分・中途半端であることを表す言葉。辞書には、憖という一文字の表記も載っている。耳では身…
- 運河で行き来した村にも、後から自転車の道が加わったオランダのヒートホールンでは、古い区画に道路がなく、運河が移動の道になっていた。その後、自転車の通れる道も加わった。水…
- 服を着たリスに、およそ三万人のファンクラブがあった1940年代の米国で、リスのトミー・タッカーは衣装を着て子どもたちの前へ登場し、戦時公債の催しにも参加した。1944年…
- 鼻の上へ突き出して曲がるものは、バビルサの歯インドネシアの島々に暮らすバビルサの雄には、鼻の上から伸びて額へ曲がる牙がある。これは角ではなく上顎の犬歯で、皮膚を貫…
- 海底の戦艦は、船首を泥に埋めて縦に立っていた1893年、英国の戦艦ヴィクトリアはレバノン沖の演習で別の艦と衝突し、多くの乗員を失って沈んだ。2004年に見つかった…
- cacoethesは、強い衝動や執着を表す英単語英語のcacoethesは、強い衝動や、何かに取りつかれたような執着を表す名詞。辞書の語義ではcompulsionやm…
- 東京都の島に、カルデラの内側へさらに火山の丘がある伊豆諸島の青ヶ島は、東京都に属する火山の島。島にはカルデラがあり、その内側に丸山という小さな火山の丘ができている。東京…
- 移動図書館の車両は、アルファとベトというロバだった1990年代末、コロンビアの教師ルイス・ソリアーノは、七十冊から始まる移動図書館で村々を訪ねた。本を運ぶのはアルファと…
- 鳥羽水族館のダイオウグソクムシは、五年間食べないままだった深海の大型の等脚類は、餌の少ない環境で長い空腹に耐える。鳥羽水族館で飼育された個体、ナンバー1は、世話係が与える餌を食…
- 地面にまかれた宝石が、豊かな鉱山に見せかけられた1872年の米国で、二人の男が宝石の鉱床を発見したとして投資家を集めた。実際には、購入した宝石を現地に置いていた。地質…
- sereinは、日没後に雲のない空から降る小雨を指す英語辞書のsereinには、日没後に雲のない空から降る軽い雨という語義がある。雨という一言に、空の様子と時刻まで付けた…
- 落ちそうに見える金の岩の上へ、小さな仏塔が建っているミャンマーのチャイティーヨーには、崖の端に載る大きな岩があり、その上へ小さな仏塔が建つ。岩の金色は金箔によるもの。仏陀…
- 地下に大広間を造った公爵は、自分では舞踏会を開かなかった十九世紀の英国で、第五代ポートランド公爵は邸宅の地下に部屋やトンネルを造らせた。大広間は絵画の展示に使われ、時には舞踏…
- 別の生き物をくりぬき、卵を運ぶ樽にする甲殻類海の甲殻類フロニマの雌は、ゼラチン質の体を持つサルパを食べてくりぬく。その中へ卵を産み、樽のようになった外側を水中で動…
- 爆発災害の支援へのお礼が、海を越えるツリーになった1917年、カナダのハリファクス港で大きな爆発が起き、ボストンから救援が届いた。翌年、ハリファクスは感謝を込めてクリス…
- 片腹痛いには、見ていて心苦しいという意味もある片腹痛いと聞くと、相手をばかばかしいと笑う言葉を思い浮かべる。辞書にはそれだけでなく、見ていて心苦しい、気がひけて恥ず…
- 巨大な丸い石は、海底の泥の中で育ったニュージーランドのモエラキ・ボールダーズは、浜に並ぶ丸い大きな石。人が球形に彫ったものではなく、海底の泥が鉱物で固めら…
- 飼い主が働いている間、猫はバスで街を一周していた2009年、英国プリマスの飼い主は、猫のキャスパーがバスに乗っていると知った。運転手たちによると、ほかの客と停留所で待…
- サンカヨウの白い花びらは、濡れると透明になる日本の山などに生えるサンカヨウは、白い花を咲かせる。花びらは水に触れると透明になり、乾くと白さが戻る。花がなくなったの…
- 江戸を焼いた大火の後、城の復旧は町より後に回された1657年の明暦の大火では、江戸の町と城の天守などが焼けた。復興では道を広げ、火が広がりにくい空間を作り、住民の家の再…
- 古語のあくがるは、憧れるだけでなく心が離れてさまよう古典日本語のあくがるには、どこともなく出歩く、上の空になる、心が離れるという意味がある。惹かれるという語義もあり、現代…
- 春の始まりに、赤と白のひもを身に着ける習慣があるルーマニアやモルドバでは、三月の春の始まりにマルツィショールという小さな飾りを身に着ける。赤と白のひもをより合わせ、胸…
- 自分の記念碑ができた時、犬のフィドもその場にいたイタリアのフィドは、戦争で亡くなった飼い主をバス停で待ち続けた犬として知られた。1957年、町は忠実さをたたえる像を制…
- sea mouseはネズミではなく、光で色が変わる毛を持つ海の虫北大西洋や地中海などの海底にいるsea mouseは、ゴカイの仲間。体を覆う毛のような構造には赤い光沢があり、光の当た…
- キスカ島へ上陸した時、日本軍はすでにいなかった1943年8月、米国とカナダの部隊はアリューシャン列島のキスカ島へ上陸した。ところが日本軍は、その前に島から撤退してい…
- snickersneeは、剣のように大きなナイフを表す古い英単語snickersneeという英単語は、剣のように大きなナイフを表す。辞書では古い用法として扱われ、さらに古語の意味には…
- 木の塔からつるを付けて跳ぶ、バヌアツの儀礼バヌアツのペンテコスト島南部には、男性が木の塔から跳ぶランド・ダイビングという儀礼がある。足首に付けるのは、現代のバン…
- 年金の調査で、昔の戦友たちが本人だと証言した南北戦争に従軍したアルバート・キャッシャーは、退役後も男性として暮らしていた。後年、出生時の性別が知られ、年金を受けて…
- 川の氷が、巨大な丸いレコードのように回ることがある2019年1月、米国メイン州ウェストブルックの川に、直径約91メートルの氷の円盤が現れた。水面でゆっくり回る氷の円は、…
- ナポレオン死亡のうそで、ロンドンの市場が動いた1814年2月、軍人を名乗る男が英国ドーバーに現れ、ナポレオンが死んだと伝えた。話がロンドンへ広がると、政府証券の価格…
- 無聊は、無料の難しい書き方ではない無聊は「ぶりょう」と読み、退屈であることを表す日本語。無料のように値段の話をしているわけではない。文字だけ見ると難しそ…
- タイの満月の夜、ろうそくを載せた小さな器が水へ出るタイのロイクラトンでは、飾りを付けた小さな浮き器を川や池に流す。バナナの葉などを使った器に、ろうそくや線香を載せる習慣…
- タイタニックの便箋に、沈没の体験を書いた日本人がいた1912年、タイタニックから生還した細野正文は、救助船カルパチアの上で体験を日本語で記した。使ったのは、沈んだ船の名前…
- 消えたと思われた大型ナナフシは、海の岩山で生きていたロードハウ島の大型ナナフシは、1920年ごろには絶滅したと考えられていた。ところが2001年、近くの岩山ボールズ・ピラ…
- 通行料に抗議した男たちは、レベッカの娘たちを名乗った1839年から1843年のウェールズで、農民や農業労働者が高い通行料などに抗議した。料金所を襲った集団には、女性の服や…
- amanuensisは、誰かの言葉や原稿を書き取る人英語のamanuensisは、口述を書き取ったり原稿を写したりする仕事の人を指す。秘書や書記という意味にも使う。難しい…
- ジャンカヌーの行列では、太鼓と牛の鈴がリズムを刻むカリブ地域のジャンカヌーは、仮装や仮面、太鼓、踊り、行進を伴う祭り。バハマやジャマイカなどに根付き、表記や演じ方は地域…
- 犬の無賃乗車問題を、海軍への入隊で解決した南アフリカのサイモンズタウンにいた大型犬ジャスト・ニュイサンスは、水兵について列車に乗っていた。鉄道側が問題にすると、…
- アンデスの緑のかたまりは、コケではなく花の咲く植物アンデスの高地に生えるヤレタは、地面を覆う丸い緑のクッションのような形になる。見た目はコケの塊にも似るが、セリ科の植物…
- 1752年の英国では、9月2日の翌日が9月14日になった英国が暦を切り替えた1752年、9月2日の次の日は9月14日とされた。二つの暦のずれを合わせるため、日付の番号を11日…
- afflatusの語源には、吹きかける息がある英語のafflatusは、急に湧く創作の衝動やひらめきを指す言葉。神からの影響と結び付けて使われることもある。由来はラ…
- ネパールのビスカ祭は、月の暦ではなく太陽の暦を使うネパールのバクタプルやティミで4月に開かれるビスカ祭。バクタプルには神を載せた山車の祭りがあり、ティミには赤い粉を投げ…
- 船の犬には、首輪にバスの乗車券が付いていた第二次大戦中、ノルウェーの船で暮らした犬バムセは、スコットランドでも水兵たちと行動した。船員たちは犬用にバスの乗車券を…
- 傘のような木から出る赤い樹脂が、竜の血と呼ばれるイエメンのソコトラ諸島に生えるドラセナ・シンナバリは、枝先が広がって傘のような樹冠を作る。その赤い樹脂は、竜の血という…
- 王のひげを焦がすという名の、港への襲撃があった1587年、フランシス・ドレークの艦隊はスペインのカディスを襲い、船や物資を破壊・奪取した。この遠征には、スペイン王の…
- gobemoucheは、話を信じやすい人。語源にはハエがいる英語のgobemoucheは、うのみにしやすい人を指す。フランス語から入った語で、元の要素は丸のみすることとハエにつな…
- フィリピンには、巨大なクリスマス灯籠を競う祭りがあるフィリピンのサンフェルナンドでは、巨大なパロル灯籠を競う祭りが開かれる。1931年には灯籠に電気が使われ、音楽に合わせ…
- ワインの地下室を掘り始めた男は、何十年も掘り続けたロンドンのウィリアム・リトルは、自宅の下にワインの地下室を掘り始めた。作業はそこで終わらず、1960年代から2000年…
- スリナムのカエルは、母の背中から小さなカエルが出てくる南米に暮らすピパ・ピパでは、卵が母親の背中の皮膚に埋まり、そこで育つ。幼生は背中の小さな部屋の中でオタマジャクシの段階…
- 1884年の道路工事で、バンクーバーの古い村の跡が現れたカナダのバンクーバーにあるマーポール貝塚は、古いマスキームの村と埋葬地に重なる遺跡。1884年、道路を整備する際に発見…
- apanthropyは、人付き合いより一人を好むことを表す英語のapanthropyには、人と一緒にいることを好まず、一人でいることを好むという意味がある。誰かに嫌われて孤独に…
- ケーララの虎の踊りでは、人の体が虎模様になるインドのケーララ州に伝わるプーリカリは、虎の踊りという意味の芸能。オナムの祭りなどで、演者が黄色や赤、黒を使って虎やヒ…
- 動物を描く画家が、ズボンをはくため警察に許可を求めた19世紀フランスの画家ローザ・ボヌールは、動物を観察するため家畜市場にも通った。そこで作業しやすい服としてズボンを選ん…
- 小さなクモの腹が、六つのとげ付きの盾に見えるアメリカ大陸などに暮らすGasteracantha cancriformisは、円い網を張るクモの仲間。メスの腹には六…
- 1888年、英国の広い地域で羊が一斉に逃げ出したと報じられた1888年11月3日の夜、英国オックスフォードシャー一帯で、多くの羊が囲いから逃げたと報じられた。翌朝には離れた場所に…
- 古語のよしなしは、良いか悪いかだけの言葉ではない古典日本語のよしなしは、由無しと書き、関係がない、つまらないという意味がある。良しという評価を否定しているだけ、と読ん…
- ラオスやタイ北東部では、雨季前の祭りでロケットを上げるブン・バンファイは、ラオスやタイ北東部などの雨季の始まりに行われる祭り。音楽や踊り、行列に加えて、ロケットの打ち上げを…
- 開かなかった傘と、雪の斜面1942年、ソ連の航空兵イワン・チソフは攻撃された爆撃機から脱出。途中で意識を失い、パラシュートが開かないまま雪の谷の…
- 食べた藻の「発電装置」を持ち帰る北米の海にすむ緑色のウミウシ、エリシア・クロロティカ。藻を食べると、葉緑体を消化しきらず体内に取り込み、光合成できる状…
- 戦の名前が「シャツの戦い」1544年、スコットランドのロッホ・ロッキー付近で氏族同士が戦った。「シャツの戦い」という名は、暑さで鎖かたびらなどを…
- 「遅く学び始めた人」にも名前がある英語の珍しい名詞 opsimath は、人生の後半で学ぶ人のこと。語源は古代ギリシャ語の「遅く」と「学ぶ」に関わる語だ…
- 夫婦円満を審理して、ベーコンを授与イングランドのダンモウには、結婚を一年と一日、後悔しなかったと誓う夫婦にベーコンを贈る風習がある。1855年に復活した…
- 飛行機から落ちて、駅で救助された1943年、米航空兵アラン・マギーの爆撃機がフランス上空で被弾した。使えないパラシュートを抱えた彼は機外に投げ出され、…
- タコの頭に、耳みたいなものがあるグリンポテウティス属のタコは「ダンボ・オクトパス」と呼ばれる。目の上の大きな二枚は耳ではなく、泳ぐためのひれ。見た目が…
- 本国は戦争寸前、現地の二人は乾杯1898年、現在の南スーダンにあるファショダで、フランス隊と英・エジプト側の部隊が対峙した。植民地争奪で本国の世論は激…
- 「しおらしい」は、反省しているだけ?「今日はしおらしいね」と言うと、普段よりおとなしい姿を思い浮かべる。辞書には控えめ・従順という意味に加えて、上品で優美…
- 怖い面なのに、家で迎える客秋田の男鹿半島のなまはげは、面とわらの衣装で家々を訪れる年中行事の来訪者。怠けや悪い行いを戒める姿が有名だが、家では食…
- ペンギンが見つめた相手は、パネルだった2017年、東武動物公園にアニメ「けものフレンズ」のパネルが置かれた。フンボルトペンギンのグレープ君は、その一枚を長時…
- 海の天使、ごはんの時は捕食者北極海や北大西洋の冷たい海にすむクリオネ・リマキナ。翼のような部分を動かして泳ぐが、成体の主食は小さな浮遊性の巻き貝。…
- 仲間外れの騒動が、内閣まで動かした1829〜1831年の米国で、陸軍長官ジョン・イートンと妻ペギーが政界の社交から排除された。結婚をめぐる非難に政治対立…
- 朝ごはんを、やたら格調高く言うならjentacular は「朝食に関する」という英語の形容詞。とくに朝早く、起きてすぐの朝食に結びつく。ラテン語の朝食を…
- 山の馬を集めて、たてがみを刈るスペインのガリシアには、山で半野生の状態で暮らす馬を囲いに集める風習がある。ラパ・ダス・ベスタスでは、たてがみを刈り、…
- 脱出した先も、動物園を散歩1985年、サンディエゴ動物園のオランウータン、ケン・アレンは繰り返し飼育場を脱出した。外では園内を歩き、ほかの動物を…
- カマキリの羽に、もう一組の目アフリカ南部や東部にいるトゲハナカマキリ。体の色は緑だけでなく、ピンクなどになることもある。成虫の前羽には大きな目玉模…
- 市になった直後、市役所はテントになったバンクーバーが市になったのは1886年4月。その6月13日、土地を開くための火が広がり、市街の大部分が焼けた。市議会は…
- 「ゆかし」は、知りたくなる言葉古典の「ゆかし」には、興味や関心をひかれるという意味がある。辞書は「行く」が形容詞になった語と説明し、懐かしい・慕わし…
- 泥がつくのは、厄を遠ざけるため沖縄・宮古島のパーントゥでは、面をつけた来訪者が神聖な泥を人や家につける。泥は災いを遠ざけ、幸運をもたらすものとして扱…
- 保護された猫に、百万人超のフォロワー2004年、ボストンの地下鉄駅の外で見つかった猫ソッキントン。飼い主が猫目線の投稿を始めると、大人気になった。2018…
- カニの両手に、生きたポンポン熱帯のインド太平洋にすむ小さなカニ、リビア・テッセラータ。左右のはさみにイソギンチャクを持ち歩くので、ポンポン・クラブ…
- 壊された家の賠償問題に、艦隊が来た1847年、アテネで英国臣民デイヴィッド・パシフィコの家が群衆に襲われた。賠償をめぐる対立が続き、1850年には英国が…
- 道も説明も、くねくねしていたら珍しい英語の形容詞 anfractuous は、曲がりくねった、入り組んだという意味。文字どおりの形にも、比喩にも使え…
- 牛が死んで生き返る、ブラジルの舞台ブラジルのブンバ・メウ・ボイは、歌や踊りで演じる民衆の物語。地域によって展開は違うが、牛の死と復活が中心にある。登場人…
- 軍曹扱いのアヒル、卵で勘違いが発覚ニュージーランドのくじで米海兵隊員の手に渡ったアヒル、サイウォッシュ。1943年には部隊のマスコットになり、軍曹と呼ば…
- このイカ、左右で目の大きさが違うイチゴイカとも呼ばれるヒスティオテウティス・ヘテロプシス。生まれた時の目は同じだが、成長すると左が大きくなる。観察研究…
- 巨大な大砲の前の弾、実は飾りモスクワのクレムリンにあるツァーリ・キャノンは、1586年に鋳造された巨大な青銅砲。その前に並ぶ鉄の砲弾は、ずっと後の…
- 「すさまじ」は、迫力満点とは限らない現代の「すさまじい」からは激しさを想像する。古典の「すさまじ」には、興ざめで趣がないという意味もある。辞書には荒涼とし…
- 毛皮の一団が、冬を追い払うスロベニアのプトゥイで行われるクレントヴァニエ。主役のクレントたちは、羊の毛皮の衣装で登場する。その音や姿で冬を追い払…
- 後ろ脚二本で歩くようになった犬米国の犬フェイスは、前脚に障害がある状態で生まれ、後ろ脚二本で歩く姿で知られた。家族が引き取って世話をし、少しずつ移動…
- ヒトデの中に、甲殻類がすんでいるデンドロガスターは、ヒトデの体の中に寄生する甲殻類の仲間。浅い潮間帯から深海まで、さまざまなヒトデで見つかっている。エ…
- 塩への課税に、町が反乱した1540年、イタリアのペルージャは教皇側の塩税に反発して反乱を起こした。塩は食べ物を保存する大切な品で、町には課税免除…
- 絶望のあと、急に救われる展開の名前物語が破滅へ進みそうな時、思いがけず幸福な方向へ転じる。その展開を表す英語が eucatastrophe。作家トールキ…
- 肩にのせて歩くのは、願いの重さタミル系の人々が祝うタイプーサムでは、信者がカヴァディという荷を担いで行進する。ムルガン神への祈願や感謝に関わる行為で…
- この猫の足は、一頭のために作られたジャージー島の猫オスカーは、2009年の事故で後ろの両足先を失った。獣医や技術者の協力で専用の義足が作られ、歩く姿が番…
- 頭の骨が、ブーメランみたい石炭紀後期からペルム紀にいたディプロカウルスは、絶滅した両生類の仲間。幅広く横へ突き出した頭骨が、ブーメランのような形…
- 星の観測を止めたのは、町の大火だった1827年9月4日、フィンランドのトゥルクを大火が襲った。丘の天文台で仕事をしていたアルゲランダーも観測を中断。天文台…
- 「あらまほし」は、何かを驚いた声?古典の形容詞「あらまほし」は、好ましいという意味。辞書は「あり」と「まほし」が組み合わさった語と説明する。音だけでは「…
- 新しい布で包み直し、家族で送り直すマダガスカルの一部の人々に伝わるファマディハナでは、家族墓から祖先の遺体を取り出し、新しい布で包み直す。音楽や踊りを伴…
- 昇進していくペンギン。実は代替わりもしているエディンバラ動物園のニルス・オーラヴは、ノルウェー国王親衛隊のマスコット。1972年に始まった名前と階級は、三羽のオウ…
- この貝の年齢、数え直したら507歳2006年、アイスランド沖で採集された二枚貝ミン。殻の成長線から、初めは405歳と考えられたが、後に507歳と判定され…
- 年金の年齢確認に「あの嵐を覚えていますか」1839年1月6日、アイルランドを激しい嵐が襲った。後に高齢者年金が導入された時、出生記録がない人も多かったため、この…
- 「おとといの」が、こんなに長い英語の nudiustertian は、おとといに関係する、という意味を持つ形容詞。辞書では珍しく古い語として扱われ、…
- 結婚相手は、ヴェネツィアの海ヴェネツィアのセンサ祭では、市長がかつての総督の役を担い、潟へ指輪を投げる。町と海の結婚を象徴する儀式だ。船の行列や競…
- 猫への手紙が多すぎて、担当者がついた英国軍艦アメジストの猫サイモンは、1949年の揚子江での事件で負傷した後も、船のネズミ退治を続けた。評判が広まると、猫…
- アザラシの鼻から、風船のような袋北大西洋にすむズキンアザラシ。成体の雄は、頭の袋をふくらませるほか、片方の鼻孔から風船のような膜を出せる。一方の鼻孔を…
- 州知事の就任式へ、手こぎボートで1862年1月10日、カリフォルニア州知事になるリーランド・スタンフォードは、手こぎボートで就任式の建物へ向かった。大…
- 「もどかし」は、気に食わない気持ち古典日本語の「もどかし」は、非難したくなる、気に食わないという意味。動詞「もどく」から生まれた形容詞と説明される。現代…
- 6月の太陽祭。こちらは冬の季節ペルーのクスコで6月24日に行われるインティ・ライミは、インカの太陽神に関わる儀式を再現する祭り。南半球では冬至の季節…
- ウォール街の近くに、麦畑を作った1982年、芸術家アグネス・デネスは、マンハッタン南部の埋め立て地に麦をまいた。ウォール街のすぐ近くで、土を運び、畝を…
- おなかの中が透けるカエルグラスフロッグと呼ばれるカエルの仲間には、おなかの皮膚が透明や半透明のものがいる。心臓や消化器などが皮膚越しに見えるた…
- バスに乗らないのは、バスで働く権利のため1963年、英国ブリストルでバスの利用を控える運動が起きた。問題は、黒人や南アジア系の人を乗務員として雇わない方針だっ…
- 自分でかけない背中に、名前がある英語の acnestis は、動物が自分ではかけない皮膚の部分を指す動物学の語。普通は肩甲骨の間の辺りをいう。背中全体…
- 最下位の馬へ「来年は勝ってね」モンゴルのナーダムでは、競馬、相撲、弓の競技が行われる。二歳馬の競走では、最後に着いた馬にも特別な呼び名があり、翌年の…
- ボディービルの出発点は、56歳の水着選び米国のアーネスティン・シェパードは、56歳で姉妹と水着を試したことをきっかけに運動を始めた。そこからボディービルの競技…
- イモムシの体に、歯まである顔?蛾の一種 Phyllodes imperialis の成長した幼虫には、大きな目のような斑点がある。その間と下には白い…
- 大火を消す水が、ホースで凍った1835年12月16日、ニューヨークで大火が起きた。厳しい寒さで川も凍り、消防士は氷に穴を開けて水を確保した。その水さ…
- 「あながち」の昔の意味は、強引?今の「あながち」は、打ち消しを伴って「必ずしも」という時に使う。一方、古典の「あながちなり」には、強引だ、身勝手だ、熱…
- この踊りは、足を少し地面に引くフィリピンのカリボで大きく祝われるアティ・アティハン。幼子イエスをたたえる行列に、衣装を着た踊り手や楽隊が加わる。街路…
- 五分ごとの暮らしを、日記に残した人米国のロバート・シールズは、1972年から1997年まで、五分ごとの生活を細かく日記に記録した。電球の交換のような小さ…
- 甲羅を脱いだカメ? いえ、カエルです西オーストラリアのタートルフロッグは、小さな頭、短い脚、丸い体を持つカエル。甲羅のないカメに似た姿から名付けられた。砂…
- 古い紙の手紙でも、古い事実とは限らない1980年代、末日聖徒運動の初期史をめぐる「サラマンダーの手紙」が議論を呼んだ。一部の専門家は紙やインクなどが時代に合…
- 「知らない、珍しい、すばらしい」を一語で英語の selcouth は、奇妙な、見慣れない、驚くような、という意味を持つ。今では珍しい語で、古英語の「めったに」…
- 大きく反った屋根の家、名前は「座る」からインドネシアのトラジャの祖先の家、トンコナン。大きく反った屋根が目立つが、名前は「座る」という地元の語に由来し、家族が…
- 古い家具や瓶から、巨大な玉座を作った米国のジェームズ・ハンプトンは、清掃員として働きながら、借りたガレージで宗教的な作品を作った。1950年から14年かけ…
- しっぽの欠けまで、枯れ葉みたいマダガスカルのヤモリ Uroplatus phantasticus は、平たいしっぽが葉に似ている。個体によっては縁に…
- 電話でオペラを聴くサービスが、1890年にあった1890年のパリで、電話回線を通して演劇やオペラを聴くテアトロフォンがサービスになった。家庭の契約者だけでなく、ホテル…
- 「あさまし」は、まず驚く意味もあった古典日本語の「あさまし」には、驚きあきれる、意外だという意味がある。嘆かわしい、見苦しいなどの意味も持つので、褒め言葉…
- 着飾った男性が並び、女性が選ぶニジェールのウォダベの人々に伝わるゲレウォルでは、若い男性が飾りや化粧をつけて並び、歌い踊る。女性たちの関心を得るため…
- 褒められた画家の正体は、チンパンジー1964年、スウェーデンの記者が、動物園のチンパンジー、ピーターの絵を四点選んで展示した。作者名は架空のフランス人画家…
- 赤いくちびるに見えるけど、花びらではない中南米の熱帯雨林に育つ Palicourea elata。赤いくちびるのような部分が目立つが、これは花そのものではなく…
- 妻の絵が不評で、偽の芸術運動を作った1924年、米国の作家ポール・ジョーダン=スミスは、妻の絵への冷たい評価に腹を立てた。別名で絵を描き、架空の芸術運動の…
- 古典の「いたづら」は、暇なことも指す古典日本語の「いたづら」には、役に立たない、暇だ、むなしい、という意味がある。現代の「いたずら」を思い浮かべて古文を読…
- トナカイの角を持って、村を一日踊り歩く英国のアボッツ・ブロムリーでは、毎年九月に角を持つ踊りが行われる。六人がトナカイの角を持ち、ほかの役や楽器の演奏者と村…
- アヒルの水たまりを、消防隊が補充した2018年、ニウエ島にマガモのトレバーが現れた。地表に淡水のない島で、住みかは道端の水たまり。乾き始めると消防隊が水を…
- クラゲみたいに漂う、ナマコPelagothuria natatrix は、傘のような膜を持って水中を漂うナマコ。体は半透明で淡い紫色を帯び、見た…
- 乗り換えがなくなると困る町が、線路を壊した1853年、米国のエリー周辺で、鉄道の線路幅をそろえる計画が争いになった。乗り換え客の食事や宿泊、貨物の積み替えは町の…
- 中身のない自慢にも、華やかな名前がある英語の fanfaronade は、中身のない大げさな自慢を指す。にぎやかで派手な披露や祝賀という意味もあり、フランス…
- 試合の前に、全身へオリーブ油トルコのエディルネ近郊で開かれるクルクプナルは、オイルレスリングの大会。選手は膝丈の革のズボンを着け、試合前に全身へオ…
- 冬の湖から切った氷で、夏の飲み物を冷やした米国ミネソタ州のナイフ湖で暮らしたドロシー・モルターは、カヌーで訪れる人たちに自家製ルートビアを振る舞った。電気のない…
- 虹色の輝きと、自分で出す光は別もの北極海などにいるクシクラゲ Mertensia ovum。動く繊毛の列が光を受けると、虹のような色が見える。一方で青や…
- 「火の終わり」という通りがある1842年五月、ドイツのハンブルクを大火が襲った。三日三晩の後、風向きの変化や残っていた城壁などによって火は収まった。…
- 騒ぐ人にも、小川の音にも使えた言葉英語の brabble は、古めかしい用法では、騒がしい音を立てることや騒動を表す。一方、小川などがさらさら音を立てる…
- スプーンで器を鳴らして、お菓子をもらうイランの新年ノウルーズ前に行うチャハルシャンベ・スーリー。変装して近所の家を訪ね、スプーンで皿や器をたたき、お菓子を受…
- 九歳の小説が、つづりを残して出版された英国のデイジー・アシュフォードは、九歳で上流社会を題材に小説を書いた。大人になってからの1919年に出版され、子どもの…
- 鼻先に二本の触手があるヘビタイ、カンボジア、ベトナムにいるミズヘビの一種、ヒゲミズヘビ。鼻先に二本の触手があり、機械的な刺激を感じ取る働きが確認…
- 陪審員を、穴のある石で選んだ古代アテネには、役職や陪審員の選出に使うクレロテリオンという抽選器があった。石の穴へ市民の札を並べ、管から出す色の違う…
- 「役立ちそうで使いにくい」に、名前がある珍道具は、日常の困りごとを解決しそうなのに、使うと別の問題が出る発明の考え方。川上賢司が名付けた。帽子の上に紙のロール…
- 十六本の大木を、山から神社へ長野県の諏訪大社の御柱祭では、選ばれた十六本の木を切り、山から運んで各社の四隅へ立てる。御柱の交換は六年ごと、昔の数え…
- 電話交換機を作った人は、葬儀屋でもあった米国のアルモン・ストロージャーは、葬儀業を営んだ後、電話を自動でつなぐ交換機を発明し、1891年に特許を得た。仲間の技…
- 有袋類なのに、育児の袋がないオーストラリアのヌンバットは、主にシロアリを食べる有袋類。でも、メスには育児の袋がない。生まれた子は乳頭にしがみつき、…
- 木の商店街の後に、れんがの家が並んだ1847年、ブカレストの大火は中心部の商業地区を焼いた。密集した小さな木造建物の跡には、店や倉庫と住まいを組み合わせた…
- 「気もそぞろ」のほかに、理由がない意味も「そぞろ」は心が落ち着かない様子だけでなく、明確な理由がない様子も表す。「そぞろ歩き」は後の意味に関わる言葉。理由のは…
- けんかの動きを踊るけど、実際には殴らないボリビアのティンクには、地域の儀礼的な闘いと、それを表した祭りの踊りがある。踊りでは拳やしゃがんだ姿勢など、闘いに似た…
- 古い道路標識や飲料の箱を、美術に変えたニュージーランド生まれの豪州の芸術家ロザリー・ガスコインは、古い道路標識や飲料の木箱など、見つけた素材を作品に使った。…
- ランタンという名前なのに、光らない虫中南米などの熱帯林にいる Fulgora laternaria は、頭の突起がピーナッツのように見える虫。「ランタンフ…
- 一ペニーの便利な郵便は、二年後に接収された1680年、ロンドンと近郊で一ペニー均一の郵便が始まった。安く便利な仕組みは成功したが、運搬業者や既存郵便の利益と衝突…
- お腹が鳴るのも、ふらふら歩くのも wamble英語の wamble は、方言的な用法でお腹が鳴ることを表す名詞になる。同じ語が、不安定な歩き方や、ふらつく動詞にも使…
- 高い飾りを、行列で海へ運ぶインドネシアの西スマトラ、パリアマンには、ムハッラム月の追悼に関わるタブイックという行事がある。竹や籐、紙で高い飾りを…