すべての話 — 9ページ目
Unbubly に収録している話の一覧です。
- 散歩へ行くと言って、約3500キロ歩いた1955年、67歳のエマ・ゲートウッドは、子どもたちに歩きに行くと伝えて出発した。目的地はアパラチアン・トレイルの終点…
- 襲われると、別の捕食者を呼ぶように光る深海にいるアトラ属のクラゲ、Atolla wyvillei は、襲われると光を点滅させる。この光は、もっと大きな捕食者…
- 理想郷の計画では、農業を冬に覚えるつもりだった1794年、英国の詩人コールリッジとサウジーは、米国に平等な共同生活の場を作ろうと計画した。労働は一日二、三時間で済む…
- 冗談でも笑わない人に、agelast という語がある英語の珍しい名詞 agelast は、笑わない人、とくに冗談でも笑わない人を指す。語源は、笑わないという意味のギリシャ…
- バリでは、新年の一日を静かに過ごすインドネシアのバリ島には、ニュピという静寂の日がある。新年を、にぎやかな宴会ではなく、沈黙や内省で迎える。朝から翌朝ま…
- 薬局に並んだ絵が、画家への入口になった1938年、米国の薬局の窓に飾られた絵を、収集家が見つけた。描いたのは、晩年に本格的に絵を始めたグランマ・モーゼス。店…
- 赤いくちびるで、海底を歩く魚ガラパゴス諸島周辺にいるレッドリップド・バットフィッシュは、名前どおり赤い唇が目立つ魚。泳ぎは得意ではなく、変形したひ…
- 手紙のために、地下へ約55キロの管を通したプラハでは1889年に、空気で容器を送る郵便が一般利用に開かれた。地下の管は約55キロに広がり、役所や銀行、報道機関な…
- 「ほかの」を、古語では「あだし」ともいう古語の「あだし」は、別の、ほかの、という意味。漢字では「他し」「異し」と書く。形容詞だが、名詞の前では終止形のまま使わ…
- 馬に乗って見える人、腰には木の馬ポーランドのクラクフでは、腰に木の馬をつけたラヨニクが街を練り歩く。ひげと尖った帽子の姿で、楽隊とともに進む行事だ。杖…
- 絵を見る料金は、25セントだった米ルイジアナの画家クレメンタイン・ハンターは、自分の小屋の外に、絵を見るのは25セントという案内を出していた。描いたの…
- 落ち葉に見えるものが、蛾だった日本、台湾、中国の一部にいる Uropyia meticulodina は、成虫が枯れ葉に似る蛾。羽を広げた幅は約45…
- 鉄道ブームの前に、運河ブームがあった1790年代の英国では、運河建設への投資が熱を帯びた。荷物を運ぶ水路の成功に、新しい計画が次々と続いた。しかし認可され…
- 言葉の意味をめぐる争いにも、一語がある英語の logomachy は、言葉の意味をめぐる論争を表す。また、言葉だけで戦う口論という意味もある。話の中身を決め…
- 冬の終わりを、怖い仮面でにぎやかに迎えるハンガリーのモハーチには、ブショーヤーラーシュという謝肉祭の行事がある。伝統的な仮面をつけた人たちが、音楽や踊り、行列…
- 家族の外出は、録画テープの長さに合わせた米国のマリオン・ストークスは、テレビのニュースを何十年も録画していた。六時間ごとにテープを交換するため、家族の外出もそ…
- キリンという名前の虫も、長い首を持っているマダガスカルのキリンゾウムシは、黒い体と赤い羽の覆い、細長い首が目立つ。オスの首はメスより長く、別のオスとの争いにも使…
- 凍ったテムズ川で、床屋まで店を開いた1608年のロンドンでは、凍ったテムズ川の上で市が開かれた。床屋、酒場、果物売り、靴屋まで氷の上に並んだ。川が凍るのは…
- お腹の不調も、緊張も collywobbles英国英語のくだけた、少しおどけた言い方 collywobbles は、お腹の痛みや不調を表す。そこから、不安や怖さ、落…
- 亡くなった人を思う行事に、風刺もあるネパールのカトマンズ盆地で、ネワールの人々が行うガイ・ジャトラ。前年に亡くなった家族を思い、牛に扮した子どもたちなどが…
- 引っ越す部屋から、一万五千ページの小説が見つかったシカゴで病院の仕事などをしていたヘンリー・ダーガーは、長年、作品を公表しなかった。1972年に施設へ移る際、部屋に残っ…
- 蛾の幼虫が、ヘビの顔のようになる中米などにいる Hemeroplanes triptolemus は蛾の一種。幼虫は体の前側を膨らませ、目のような模様…
- ジンを作りやすくした後、消費を抑えようとした18世紀前半の英国、特にロンドンでは、ジンが急速に広まった。国産の製造を促し、輸入ブランデーを制限する政策が背景にあっ…
- 「あいにく」の前には、「あやにく」があった古語の「あやにく」は、都合が悪い、意地が悪い、予想に反して起こる、といった意味を持つ。現代の「あいにく」へつながる語だ…
- 大きな行列は、川の水を切る儀式で結ばれるスリランカのキャンディでは、仏歯への敬意を示すエサラ・ペラヘラの行列が行われる。太鼓や踊り、象などが加わる大きな行事だ…
- 音の反響を使い、移動を教えてきた米国のダニエル・キッシュは、視覚を使わず、音の反響を利用する移動の専門家。2000年に団体を設立し、視覚障害のある子ど…
- 青い海の生き物が、帆で風に流される海面に浮かぶベレラには、小さな硬い帆のような部分がある。風を受けて移動する青い生き物だが、一匹に見える姿は、小さな個体…
- 靴下を編む機械は、1589年に作られた英国のウィリアム・リーは、1589年に靴下などを編む機械を発明した。手で編む動きを機械に移したが、初期の布は粗く、その…
- 口論を argle-bargle と呼ぶ言い方がある英語の俗語 argle-bargle は、言い争いを表す名詞で、動詞としても使える。似た音を重ねた、少しおどけた響きだ…
- すれ違うと、車両を持ち上げてよけたカンボジアのノーリーは、竹の床などを載せた簡素な線路の乗り物。一本の線路で二台が向き合うと、荷物の軽い方を線路から持ち…
- 沈んだ船の中に、60時間生きていた人がいた2013年、ナイジェリア沖で沈んだタグボート。料理人のハリソン・オケネは、船内に残った空気のある場所で約60時間を生き…
- 砲弾みたいな実は、中身が青くなる中南米原産のホウガンノキには、木質の殻を持つ丸い実がなる。大きいものは直径25センチほどで、砲弾のような姿が名前の由来…
- 荒れた農場が、砂漠という観光地になった米国メーン州の農場では、19世紀の耕作や羊の過放牧で表土が失われ、下にあった砂が露出した。農場は1890年に放棄された…
- 書き間違いを集める悪魔に、名前があるキリスト教の伝承に出てくるティティヴィルスは、写字生の間違いや、礼拝中に抜けた言葉などを集めるとされた悪魔。写本の誤り…
- 赤と青、二つの牛のチームが舞台で競うブラジルのパリンチンスでは、牛をめぐる民俗芸能が大きな舞台対決になる。赤白のガランチードと、青白のカプリショーゾが、歌…
- 壁の欠けた場所を、レゴで埋める人がいる芸術家ヤン・フォアマンのDispatchworkは、傷んだ街の壁に色鮮やかなレゴのブロックをはめる作品。地味な欠け目が…
- 葉のきらきらは、虫を捕まえる粘液だったモウセンゴケの仲間は、葉にある腺から粘液を出し、虫を捕らえて消化する食虫植物。露のように光る滴は、朝の水滴ではない。土…
- 1908年、空の爆発で広大な森が倒れた1908年6月30日、シベリアのツングースカで大爆発が起きた。倒れた森林は約2150平方キロメートル。天体が地面に衝突…
- うそぶくには、こっそり外出する古い意味もある大きなことを言う、知らないふりをする時の「うそぶく」。古い日本語では、口笛を吹く、詩歌を口ずさむ意味のほか、身分の高い…
- 春の祭りでは、人も色をかけ合うインドやネパールで祝われるホーリーは、春や愛、善の勝利を祝うヒンドゥー教の祭り。色の粉や水をかけ合い、歌や踊りも楽しむ…
- 荒れた土地に穴を掘り、木を育てた農家ブルキナファソの農家ヤクバ・サワドゴは、ザイという伝統の植え穴を改良して、乾燥で傷んだ土を再生した。穴に堆肥などを入れ…
- 虹の名を持つバッタは、空を飛べない北米のレインボー・グラスホッパーは、黒地に赤や黄、淡い緑の目立つ色を持つバッタ。隠れる色というより、捕食者への警告色だ…
- 母語を話した子に、木の札を渡す学校があった19世紀を中心に、ウェールズの一部の学校では、ウェールズ語を話した子を木の札などで示した。英語を使わせるためのWels…
- 大事件でなくても、うそに長い名前がある英語のtarradiddleは、ちょっとしたうそや、ばかげた話・文章を表す名詞。taradiddleという綴りもある。…
- 聖なる板を包み、頭に載せて水辺へ運ぶエチオピアやエリトリアの正教会の祭りティムカットは、イエスの洗礼を祝う。儀礼では、タボットという聖なるものを布で包み、…
- 妻が主人、夫が従者を装い、奴隷状態から脱出した1848年、米国のエレンとウィリアム・クラフトは、奴隷状態から北部へ逃れた。エレンが白人の男性地主を、夫がその従者を装…
- 岩のような外側に、生き物の中身があるチリやペルーの海岸にいるピウレは、岩のような外側に内臓が詰まったように見えるホヤの仲間。海水を吸い込み、微生物をこし取…
- 暖炉と毛皮でも、ペンが持ちにくい冬だった1708〜1709年、ヨーロッパは厳しい寒波に見舞われた。オルレアン公爵夫人は、暖炉を燃やし、扉を閉め、毛皮に包まれて…
- 終日と書いて、ひねもすとも読む「終日」は、しゅうじつと読むだけではない。ひねもすとも読み、朝から晩まで、一日中という意味になる。漢字だけ見ると事務的…
- すすめて断る、を繰り返す礼儀があるイランのタアーロフは、相手への敬意を示す礼儀のやりとり。もてなしでは、主人がすすめ、客が遠慮する応酬が重なることがある…
- 深海の観察を、電話で地上へ伝えた1930年代、ウィリアム・ビービとオーティス・バートンは、バミューダ沖で鋼鉄の球に乗って潜った。球はケーブルで下ろされ…
- 朽ち木に、絹のような氷が生える湿った朽ち木に、細い髪のような氷が伸びることがある。髪氷と呼ばれ、零度を少し下回る湿った環境でできる。毛のように見えて…
- 1864年、トンネルの空気で客車を動かしたロンドンのクリスタル・パレス公園に、1864年だけ動いた実験鉄道があった。客車に大きなブラシ状の輪を付け、トンネル内の…
- けったいは、奇妙だけでなく結隊という語もある近畿方言の「けったい」は、奇妙な様子を表す。同じ音でも「結隊」と書く別の語は、部隊を組むこと。耳で聞くと似ているが、意…
- 富を持つだけでなく、配ることで示す祝いがある北米太平洋岸の先住民のポトラッチでは、主催者が贈り物を配る。富や地位を示すほか、家族や共同体のつながり、名前や権利を確…
- 家族の世話をしていた女性が、川で魚を集めたメアリー・キングスリーは、若いころ家族の世話をしながら父の蔵書を読んでいた。両親の死後、1893年に西アフリカへ旅立つ…
- 乾燥すると、植物が丸い玉になるアメリカとメキシコのチワワ砂漠に生えるセラギネラ・レピドフィラは、乾燥に耐える植物。水分が失われると茎が内側へ巻き、丸…
- 日本へ向かう艦隊が、イギリスの漁船を撃った日露戦争中の1904年10月、極東へ向かうロシア艦隊が北海でイギリスの漁船を日本の魚雷艇と誤認して砲撃した。漁船が沈み…
- 食事の席の物知りに、名前がある英語のdeipnosophistは、食事の席での会話、とくに学識ある話に長けた人を指す語。大食いや料理の名人の意味では…
- 捕鯨の祝いでは、皮の上から人を跳ね上げるアラスカ北部のイヌピアットのナルカタックは、春の捕鯨を祝う行事。食べ物を共同体へ分けるほか、大きな皮や布の縁を人々が持…
- 18世紀のパリで、サイがかつらの流行になったインドサイのクララは1741年にロッテルダムへ到着し、欧州各地で見せ物として巡業した。1749年のパリでは詩や歌の題材…
- ネズミの王様は、しっぽが絡まった集団ラット・キングは、複数のネズミのしっぽが絡み合った状態を指す。ドイツの博物館には、1828年発見とされる32匹の標本が…
- 暴風で、風車が回りすぎて燃えたという記録がある1703年、イングランドなどを襲った大暴風は建物や船に大きな被害を出した。デフォーは翌年に記録をまとめた本を出版。その…
- すべからくの基本の意味は、全員ではないすべからくは、基本的には義務や当然の意味を伴い、ぜひとも、必ず、と勧める語。「すべからく~べし」という形がある。すべて…
- 祭りの名前に、贈り物や働きの交換があるメキシコのオアハカのゲラゲッツァでは、各地の先住民の共同体が衣装や踊り、音楽を披露する。その名前はサポテカ語に由来し、…
- 盲導犬と街を渡り、一言の電報を送った1928年、モリス・フランクはスイスで盲導犬バディと歩く訓練を受け、ニューヨークへ帰った。記者たちの前で交通の激しい通…
- このカエルは、食事のためにも地上へ出ないインドの西ガーツ山脈にいるパープルフロッグは、丸い体と尖った鼻先を持つカエル。生活の大部分を地中で過ごし、シロアリなど…
- タマネギの投機騒動で、中身が袋より安くなった1950年代のシカゴで、二人の業者がタマネギとその先物を大量に買い、後には市場へ大量放出した。価格が崩れ、タマネギが入…
- あらましには、まだ起きていないことを思う意味もあるあらましと聞くと、出来事の概要を思い浮かべる。しかし辞書には、将来のことを思うこと、予期、という意味も載っている。起き…
- 旅立つ人の手首に、糸を結んで幸運を願うラオスなどで行われるバーシーは、結婚や誕生、旅立ちや帰還といった節目の儀礼。集まった人が手首に糸を結び、幸運や無事を願…
- ドレスを作った女性が、生き物を調べる水槽を作ったジャンヌ・ヴィルプルー=パワーは、パリで裁縫や刺繍を手がけ、王族の婚礼衣装も制作した。シチリアへ移った後は海の生き物を…
- 落ち葉のようなカメが、魚を吸い込む南米の淡水にすむマタマタは、平たい三角形の頭と、ひらひらした皮膚を持つカメ。甲羅は樹皮、頭は落ち葉のように見える。水中…
- 運河の完成祝いが、ビール切れで騒動になった1809年、ブリストルの港湾工事が完成し、工事に携わった約千人のために祝いの食事が開かれた。牛の丸焼きやプディング、ビ…
- かたじけないには、恥ずかしいという意味もあるかたじけないは、お礼の言葉として聞くと、ありがたい、の印象が強い。ところが辞書には、畏れ多い、のほか、面目ない、恥ずか…
- 仮面の踊りが、共同体へのひと言にもなるマラウイ、ザンビア、モザンビークのチェワの人々には、グレ・ワムクルという仮面の踊りの伝統がある。踊り手は動物や人物、祖…
- 贋作事件の後、偽物と明示して絵を売ったジョン・マイアットは1985年、名画の作風をまねた絵を、模倣品と分かる広告で売り始めた。だが買い手が本物として転売し、…
- 巨大なヤドカリの仲間は、大人になると貝殻を持たないヤシガニは、インド洋や太平洋の島々にすむヤドカリの仲間。幼いころは他のヤドカリのように空の巻き貝を使うが、成長すると腹…
- 俳優のライバル関係が、劇場の外で暴動へ広がった1849年5月、ニューヨークで米国の俳優フォレストと英国の俳優マクレディをめぐる対立が暴動へつながった。背景には階級間…
- 偉そうな人と、馬跳びの遊びが同じ単語に載っている英語のcockalorumには、地位は高くないのに偉そうに振る舞い、空威張りする人、という意味がある。辞書には大言壮語…
- 水かけ祭りには、年長者の手へ水を注ぐ祝いもあるタイの伝統的な新年を祝うソンクラーンは、4月の水かけで知られる。にぎやかな水の掛け合いだけでなく、年長者の手に水を注い…
- 買い物カートを広めるため、使って見せる人を雇ったシルヴァン・ゴールドマンは1937年、米国オクラホマシティのスーパーに買い物カートを導入した。折り畳み椅子をヒントに、…
- 奇妙すぎる化石は、背中のトゲを脚だと思われたカンブリア紀の生き物ハルキゲニアは、脚と背中のトゲを持っていた。1977年の復元ではトゲを歩く脚、本当の脚を背中の触手…
- 新聞売りの子どもたちは、売れ残りの買い戻しを勝ち取った1899年、ニューヨークの新聞売りの子どもたちは、新聞の仕入れ価格に抗議して販売を止めた。彼らは新聞を買ってから街で売…
- 料金を払わない道を選ぶことにも、英語の動詞がある英語のshunpikeは、脇道や別の経路を表す名詞。動詞では、有料道路を避けて脇道を通ることを指す。shunは避ける、…
- 雪だるまの人形が燃える時間で、夏を占うチューリヒの春の祭りゼクセロイテンでは、冬を表す雪だるまの人形ベーグを燃やす。頭には爆発する仕掛けがあり、火を付けてか…
- 染物の仕事で得た知識が、身分証作りに役立ったアドルフォ・カミンスキーは若いころ、フランスの染物店で働き、色の化学に興味を持った。第二次大戦中、父の偽の身分証を探す…
- クモに見えるものは、ヘビのしっぽだったイラン西部などにすむこの毒ヘビは、尾の先が丸く膨らみ、その周囲の長い鱗がクモの脚のように見える。体を隠しながら尾を動か…
- 自転車が売れすぎて、作る会社も増えすぎた1890年代、乗りやすい安全型自転車や空気入りタイヤが、自転車の大流行を後押しした。米国では不況のさなかにも売れ行きが…
- ふつつかには、太くて丈夫という意味も載っているふつつかと聞くと、行き届かない、という謙遜の印象がある。ところが辞書には、太くて丈夫な様子、という語義も載る。そのほか…
- 祖先を敬う行事では、米を空中や野へ供える習慣もあるカンボジアのプチュン・バンは、亡くなった親族を敬う宗教行事。僧侶へ食べ物を供え、その功徳を死者へ届ける考え方がある。一…
- 見慣れない果物を売るため、キウイ料理の昼食を出したフリーダ・キャプランは1962年、米国でまだ見慣れないキウイの販売を始めた。最初は売れ行きが遅かった。料理人に食べ方を…
- 数センチの海の生き物が、1メートルを超える家を作るバソコルダエウスは、海を漂うオタマボヤの仲間。体は数センチから10センチほどだが、粘液で作る家は直径1メートルを超える…
- フォーティ・エレファンツは、女性の窃盗団だった19世紀末から20世紀のロンドンに、フォーティ・エレファンツと呼ばれる女性の窃盗団がいた。高級店での万引きなどを行い、…
- 可惜と書いて、あたらと読む言葉があるあたらは、惜しいことに、残念ながら、という意味の言葉。漢字では可惜と書くことがある。辞書には古典日本語の項目もあり、名…
- 龍王の息子の伝説が、五人で踊る仮面舞踊になった韓国の処容舞、チョヨンムは、東の海の龍王の息子とされる処容の伝説に基づく仮面舞踊。五人の踊り手が衣装と仮面を着けて踊る…
- 壁も扉もストーブも描いた家が、美術館に入ったカナダの画家モード・ルイスは、小さな家を制作場所にしていた。絵を描くのは板だけではない。壁、扉、パンの箱、ストーブにも…
- 目が五つ、長い器官の先には爪がある古代の生き物カナダのバージェス頁岩から見つかるオパビニアは、カンブリア紀の生き物。頭には五つの目があり、前へ伸びる柔軟な器官の先に…
- 切手が船で届かず、新聞の印刷業者が代わりに作った1856年、英領ギアナでは予定の切手が船で届かず、郵便局長が地元の新聞印刷業者に緊急の切手を作らせた。その一つが、新聞…
- 何も進めず、働いているふりをする古い英語がある英語辞書にはfudgelという動詞が載っている。仕事をしているように見せながら、実際には何もしていない、という意味だ。…
- フィリピンの祭りでは、家の飾りの一部も食べられるフィリピンのルクバンでは、5月15日のパヒヤス祭に、家を果物、野菜、農産物、工芸品などで飾る。米で作るキピンという飾り…
- こっそり作った彫刻の庭が、取り壊しを免れたインドのネック・チャンドは、余暇に解体現場の廃材を集め、チャンディーガルの森で彫刻の庭を作った。割れた陶器やガラスなど…
- 危険が迫ると、タコが腕の間の膜を広げる熱帯や亜熱帯の海を泳ぐブランケット・オクトパスの仲間では、大人の雌の長い腕の間に、透明な膜がある。毛布のようなこの膜を…
- 農村の抗議の手紙に、実在しない隊長の名が使われた1830年のイングランドで、農業労働者が低賃金や厳しい労働条件、仕事を奪う機械に抗議した。脱穀機の破壊などに広がったス…
- 強烈な一撃も、決定的な議論も表す古い英語があるsockdolagerは、米国の古い俗語として辞書に載る言葉。強烈な一撃やとどめの一撃に加え、決定的な議論という意味も…
- モンゴルの新年の挨拶では、年長者の腕を下から支えるモンゴルの旧暦の新年、ツァガーン・サルには、親戚を訪ねる習慣がある。年長者へのゾルゴフという挨拶では、若い人が腕を下に…
- 海岸のごみを見かねた二人が、週末の掃除を始めた2015年10月、ムンバイの弁護士アフロズ・シャーと近所のハルバンシュ・マトゥールは、ベルソバ海岸の大量のごみを自分た…
- 傘の下から、レースのような網を垂らすキノコがあるキヌガサタケは、傘の下から網目状の構造が垂れ下がるキノコ。その網はスカートとも呼ばれ、よく発達すると下の方まで広がる。…
- 小麦粉が高すぎるという集会が、倉庫への襲撃になった1837年2月のニューヨークでは、小麦粉などの値上がりに怒る人々が集会に集まった。買い占めで値をつり上げているという噂…
- あこぎという言葉は、伊勢の海岸の地名につながるあこぎは、図々しい、あくどい、強欲だという意味の言葉で、阿漕と書く。辞書の語源欄では、伊勢の阿漕浦という地名に結び付け…
- 家も車も卒業証書も、まずミニチュアで贈る祭りボリビアのラパスで開かれるアラシタスでは、家、車、携帯電話、大学の卒業証書などのミニチュアが売られる。欲しい物の小さな…
- 犬の毛に付いた植物を調べて、面ファスナーを考えたスイスのジョルジュ・ド・メストラルは、犬と出かけた後、服や犬の毛にくっついたゴボウの実が気になった。顕微鏡で見ると、小…
- 前の仲間を追うアリが、輪になって歩き続けることがある軍隊アリの一部が本来の列から外れ、フェロモンの道を見失うと、互いを追って円を作ることがある。アント・ミルと呼ばれる現象…
- 北から革命の軍勢が来るという知らせは、偽情報だった1817年6月、イングランドのペントリッチ周辺で武装蜂起が起きた。北から革命の軍勢が向かっているという知らせが、行動を…
- 中身のない話をする人も、その話も同じ単語で表せる英語のblatherskiteには、でたらめをぺらぺら話す人という意味がある。辞書には、人ではなく、中身のない話そのも…
- 冬の祭りに、子どもたちが歌いながら家を訪ねるパンジャーブ地方の冬の祭りローホリーには、子どもたちが家々を訪ね、歌ってお菓子や食べ物をもらう習慣がある。集める物には…
- 料理家が、液体窒素でアイスを作る案を書いていた英国の料理家アグネス・マーシャルは、氷菓子を得意とし、料理学校や本、雑誌でも活動した。1901年には、液体窒素でアイス…
- 細い首と丸い体を持つ甲虫には、目も飛ぶ翼もないレプトディルスは、スロベニアやクロアチア、イタリアの一部の洞窟にすむ甲虫。長い脚と触角、細い胸部、ドーム状の上翅で丸く…
- 劇場の値上げに怒った客が、新料金の棺を持ち込んだ1809年、ロンドンのコヴェント・ガーデン劇場が再建され、料金の一部を値上げした。客の抗議は公演中にも続き、横断幕や標…
- おこがましいは、烏滸がましいとも書くおこがましいは、身の程知らずだという意味で使う言葉。漢字では烏滸がましい、痴がましいという書き方がある。辞書には、いか…
- 英国の行事に、オレンジ係が行列へ加わる英国のハンガーフォードのホックタイドには、トゥッティ・メンという役の人が町を回る習慣がある。手には花と、クローブを挿し…
- 車で映画を見る実験は、木の間にシーツを張って始めた1930年代初め、米国のリチャード・ホリングスヘッドは自宅で車から映画を見る実験をした。スクリーンは木の間に張ったシー…
- 樽の輪に見えるのは、動物の筋肉だったドリオリダは海を漂う小さな動物の仲間。樽のような体には、前後に水の出入り口があり、ぐるりと筋肉の帯が並ぶ。水を通して小…
- 国境を守る砦を建てたら、建設地がカナダ側だった1816年、米国はシャンプレーン湖の北端で砦を造り始めた。ところが新しい測量で、その土地がカナダ側だと判明。工事は止ま…
- あっぱれは、遖という一文字でも書ける見事な働きを褒める、あっぱれ。天晴れという書き方に加え、遖という一文字の表記も辞書に載る。語源として挙げられているのは…
- この町の馬役は、丸い枠と黒い衣装で踊る英国コーンウォールのパドストウでは、5月1日のオビー・オス祭りで馬を表す衣装が町を進む。丸い枠に黒い衣装と仮面を付けた…
- 夫の未完成のノートから、夜の海の通信を作り上げた19世紀米国のマーサ・コストンは、亡き夫のノートに船の信号の案を見つけた。しかし、そのままでは使えない。化学者や花火の…
- 寄生するつるが、相手の植物のにおいを手がかりにするネナシカズラの仲間は、ほかの植物に巻き付き、水や栄養を得る。2006年に報告された実験では、ある種の芽がトマトから出る…
- 戦争が終わる条約に、東京で暴動が起きた1905年9月、日露戦争を終わらせる条約への不満から、東京の日比谷で抗議が起きた。勝利の報道で有利な条件への期待が高ま…
- あくどいのは、人のやり方だけではないあくどいというと、度を過ぎてたちが悪い行いを思い浮かべやすい。でも辞書には、味や色がしつこく感じられるという意味もある…
- この祭りでは、神輿を川や火の中へ入れる石川県能登町の宇出津の暴れ祭りでは、大きな灯籠のキリコが町を巡る。神輿は地面に打ち付けられ、川や火の中へも入れられる。…
- タイの海辺で、10歳の少女が授業の映像を思い出した2004年、英国のティリー・スミスは家族旅行でタイのプーケットの海辺にいた。海の様子に異変を感じ、学校の地理で学んだ津…
- この化石の渦巻きは、どこに付いていたのか長く議論されたヘリコプリオンは、約2億9千万〜2億7千万年前にいたサメに似た軟骨魚。渦巻き状に並ぶ歯の化石が特徴で、その位置をめぐっ…
- 機械を壊した労働者は、伝説の人物の名前を署名にした1811年から英国で広がったラッダイト運動では、繊維労働者が賃金や労働条件、機械の使われ方に抗議した。工場主などへの手…
- いなせの漢字は、鯔背。魚の背が出てくる粋で心意気がある様子を、いなせと言う。漢字では鯔背と書く。語源には、江戸の魚河岸の若者が、魚の背びれに似た形の髷を結っ…
- 博多の山笠は、電線が増えて二つの役割に分かれた博多祇園山笠には、町を走る舁き山笠と、立てて見せる大きな飾り山笠がある。かつては大きな山笠を担いでいたが、電線が増えた…
- タバスコ事業の創業者は、自伝的な文章でソースに触れなかった19世紀の米国でエドマンド・マキルヘニーは、タバスコ・ブランドのソースを売り始めた。ところが晩年に書いた自伝的な短い文…
- キスに見える魚の仕草は、争いの形でもある東南アジア原産のキッシング・グラミーは、二匹が口を突き出して押し合う。名前はキスに見えるこの動きからだが、同じ種どうし…
- 新しい水とされた試料を、研究者が自分の汗と比べた1960年代、新しい形の水だとするポリウォーターが研究者の関心を集めた。通常の水より粘りがあるなどと報告されたが、不純…
- bumfは、つまらない書類にも、昔のトイレットペーパーにも使う英語のbumfは、役所の書類や宣伝物などを、役に立たない紙だとけなす語。辞書には、英国やアイルランドでの古い意味として…
- ブロモ山では、火口へ供え物を投げる儀礼があるインドネシア東ジャワのテンゲルの人々のヤドニャ・カサダでは、ブロモ山で祈り、火口へ供え物を投げる。野菜や果物、花などで…
- 台所で考えた五角形が、数学団体の玄関の床になった米国のマージョリー・ライスは、雑誌の数学欄をきっかけに、五角形を隙間なく敷き詰める方法を研究した。台所のテーブルで図を…
- 南極周辺には、血液が赤くない魚がいる南極周辺の海にすむコオリウオ科の魚は、成魚の血にヘモグロビンを持たない。血の赤い色と酸素を結び付ける働きを担うたんぱく…
- 1840年代の英国では、認可された鉄道の約三分の一ができなかった1840年代、英国で鉄道株への投資が過熱した。1846年には新しい鉄道会社のための法律が263件成立したが、認可された…
- たまゆらは、短い時間にも、写真の光の玉にも使うたまゆらは「玉響」と書き、ほんの少しの間を表す語。辞書にはもう一つ、写真などに写る小さな光の玉を指す意味も載る。時間を…
- メスケルでは、大きなたき火の炭で額に十字を描くエチオピアやエリトリアのキリスト教の祝祭メスケルでは、デメラという大きなたき火が行われる。薪は花で飾られ、火のあとに残…
- 65歳で退職させられた女性が、グレー・パンサーズを作った米国のマギー・クーンは1970年、65歳という年齢のために職場を退くことになった。その年、ほかの退職者たちと運動を始め…
- 白黒のマレーバクも、子どものころは縞と斑点東南アジアのマレーバクは、大人になると黒と白の大きな塗り分けが目立つ。でも子どもは茶色い毛に白い縞と斑点があり、森のま…
- ロンドンの昔の休日には、捕まえた鹿を放して追う行事があった19世紀のエッピング・フォレストでは、復活祭翌日の月曜にロンドンの職人や労働者が集まった。あらかじめ捕まえた鹿を荷車か…
- hornswoggleは、角の話ではなく「だます」という俗語英語のhornswoggleは、人をだます、ひっかけるという意味の俗語。名詞では、ばかげた話という意味もある。辞書は語…
- カメルーンのンゴンドでは、水に入る人が儀礼の使者になるカメルーンのドゥアラで、沿岸のサワの人々が行うンゴンドは、水を中心にした祭り。儀礼では参加者が水に入り、水の精霊ミエン…
- 人気女優の名前を、映画会社が公表しなかった初期の米国映画で人気を得た、カナダ出身のフローレンス・ローレンス。ファンは誰なのか知りたくて会社へ手紙を送ったが、バイ…
- 外洋をすべる昆虫は、羽やイカの甲にも卵を付けるウミアメンボの仲間には、外洋の水面で暮らすものがいる。羽はなく、長い脚で水面を進み、潜って暮らすわけではない。外洋性の…
- 銀貨の縁を削られるので、イングランドはお金を作り直した17世紀末のイングランドでは、古い銀貨の縁が削られ、銀の重さが減っていた。機械で作った新しい銀貨には、削り取りを防ぐた…
- pettifoggerは、細かい文句を言う人にも、不誠実な弁護士にも使う英語のpettifoggerは、些細なことにこだわって、うるさく異議を唱える人を指す。もう一つ、良心に欠ける弁護士とい…
- マオリの新年は、地域によって目印の星が違うニュージーランドのマオリの新年と結び付くマタリキは、星々を見上げる季節の行事。でも地域やイウィによっては、マタリキでは…
- 読み書きを入学条件にしない、太陽光設備の学校インドのバンカー・ロイが1972年に始めた活動は、ベアフット・カレッジとして知られる。村の人が設備を自分たちで保守する…
- アブラムシには、生まれる子の体内でも次の子が育つ時期があるアブラムシの仲間は、季節によって雄と交尾せずに子を産む。そうした繁殖では、母親の体内で育つ娘の中に、さらに次の世代の胚…
- 気球を見に来た群衆が、その気球を壊した1864年7月11日、英国レスターの公開飛行で、展示された気球は宣伝通りの最新・最大のものではないという話が群衆に広が…
- おめでたいは、祝いにも、世間知らずへの皮肉にもなるおめでたいは、めでたいを丁寧にした言葉。でも辞書には、お人好し、世間知らず、ばか正直という意味も載っている。人について…
- 韓国のチルソクでは、麺や小麦の餅を食べる習わしがある韓国のチルソクは、太陰太陽暦の7月7日に行う伝統行事。織姫と牛飼いの伝承だけでなく、小麦粉の麺や焼いた小麦の餅を食べる…
- 10歳で始めたドミノ動画が、映画の仕事にもつながった米国のドミノ作家リリー・ヘヴェシュは、10歳の2009年に動画チャンネルを作った。長く匿名で投稿し、2015年に自分の…
- 米国の青く光る幼虫は、粘る網で獲物を捕まえる米国の湿った谷や川岸にすむオルフェリア・フルトニの幼虫は、青い光を出す。岩の隙間や苔などに粘る網を作り、光に寄ってくる…
- 借地人の反乱の裁判で、双方の弁護士がけんかして収監された1839〜1845年の米国ニューヨーク州では、借地人たちが地代の徴収などに抵抗した。1845年の指導者の裁判では、被告…
- うつつは、ぼんやりした夢ではなく、現実や正気を表す「夢うつつ」や「うつつをぬかす」で耳にする、うつつ。単独の名詞では、目が覚めている状態や現実、正気を表す。辞書には夢見…
- エスワティニの葦の踊りには、囲いを直す仕事もあるエスワティニのウムランガは、葦の踊りとして知られる行事。参加者は王母の村へ集まり、周辺で高い葦を切って束ね、持ち帰る。…
- 登る場所に合わせて、義足の高さまで変えた人米国の登山家ヒュー・ハーは、1982年の遭難後に両脚の膝下を失った。登山に戻るため自分で専用の義足を設計し、小さな岩の…
- 自分で狩り始めても、お母さんの栄養液を飲みに帰る台湾などにすむハエトリグモ、トクセウス・マグヌスの母親は、白い栄養液を子に与える。最初は巣に置いた滴を子が飲み、その後…
- 銀行破綻後の暴動で、引退世代の将軍が市を立て直した1835年8月、米国ボルティモアで銀行の破綻に怒った人々が、関係者の家などを壊す暴動を起こした。市長が辞任すると、83…
- おもむろに立つ人は、勢いよく飛び上がってはいないおもむろには、ゆっくり動作を始める様子を表す日本語。そこから、意味ありげに、もったいぶって動く意味もある。辞書では急に…
- 韓国の秋夕には、松葉で蒸す半月形のお餅がある韓国の収穫を祝う秋夕には、ソンピョンという米のお餅が作られる。ゴマや豆などを包み、松葉を敷いて蒸すので香りも移る。半月…
- 鉛筆を削って返す仕事に、証明書まで付けた人米国の漫画家デイヴィッド・リースは、2010年に手作業の鉛筆削りサービスを始めた。当時15ドルで鉛筆を削り、削りかすを…
- 糸のように長い腹をもつハチは、土の中の幼虫を狙う南北アメリカにすむペレキヌス・ポリトゥラトルは、雌の腹が節のある長い筒のように伸びるハチ。土に埋まったコガネムシ類の幼…
- ガリバルディの名をもつ英国ビスケットの、意外な別名英国のガリバルディ・ビスケットは、イタリア統一運動の指導者の名をもつお菓子。薄い生地の間に干しブドウを挟むが、つぶれた…
- 慇懃だけなら、心のこもった礼儀正しさ慇懃無礼でよく耳にする、慇懃(いんぎん)。この部分だけなら、丁寧で心のこもった礼儀正しさや、親しい交わりを表す。無礼が…
- ダバオの祭りは、三つの土地の顔を名前にまとめていたフィリピンのダバオで行われるカダヤワンは、収穫や地域の文化を祝う祭り。かつての名前アポ・ドゥワリンは、アポ山、ドリアン…
- ずっと動くワイパーが気になって、休む仕組みを考えた米国の発明家ロバート・カーンズは、1963年の小雨の運転中にワイパーが動き続けるのを不快に感じたという。そこで人間の目…
- 水面を回るミズスマシは、目が上下に分かれているミズスマシの仲間は、水面をくるくる泳ぐ甲虫。複眼は上側と下側に分かれ、浮いている時には上が水上、下が水中に位置する。こ…
- 1766年のハーバードで、傷んだバターが学生の抗議になった1766年、ハーバードの学生たちが食事への不満から抗議した。大学側も、出していたバターの多くが傷んでいたことを認めたが…
- 似ている二つの言葉は、漢字にすると急に違う顔になるおざなりは、いい加減で、その場限りのこと。辞書では御座、その場という言葉と、なりの組み合わせとして説明される。お座なり…
- お盆にキュウリが馬、ナスが牛になる理由日本のお盆には、キュウリの馬やナスの牛を作る習慣がある。精霊馬などと呼ばれ、祖先を家へ迎え、送り返すための乗り物として…
- 19世紀のシャンプーは、髪を洗うだけの仕事ではなかったインド出身のディーン・マホメドは、1814年に英国ブライトンで蒸気浴とマッサージの店を開いた。そこでいうシャンプーイン…
- 小さなイソギンチャクは、二つの冠から二匹に分かれる汽水の浅い池などにすむスターレット・シーアネモネは、泥に体を埋め、触手を上に広げる小さなイソギンチャク。英国南部では、…
- 1844年のミュンヘンでは、ビールの値上げが暴動になった1844年5月、バイエルンのミュンヘンでビールの値段をめぐる抗議が起きた。労働者や職人らの抗議は暴動に広がり、当局は収…
- したたかは、量が多い時にも使えるしたたかを漢字で書くと強か。相当に強い様子のほか、確かなことや程度の甚だしさを表す意味もある。副詞では、たくさん、ひど…
- スリランカのウェサックには、通行人へ食べ物を配る屋台がある仏教の祭りウェサックを祝うスリランカでは、通りや家の前に色鮮やかな灯籠を飾る。ダンサラと呼ばれる屋台は、信者たちが設け…
- 平和のために歩き続け、4万キロを超えて距離を数えるのをやめた人米国のミルドレッド・リゼット・ノーマンは、1953年にピース・ピルグリムと名乗って歩く旅を始めた。人々と平和について語…
- 陸のカニは、音を聞いて巣穴からごはんを探しに出る南北アメリカの大西洋側にすむ陸ガニ、カルディソマ・グアンフミは、葉や果物などを食べる。実験では果物が落ちる音に誘われて…
- 麦わら帽子をいつまでかぶるかで、1922年の街が荒れた当時のニューヨークには、9月15日を過ぎたら男性の麦わら帽子をやめるという暗黙の習慣があった。1922年には若者が帽子…
- 期待外れに終わるfizzleには、意外な語源説明がある英語のfizzleは、シューッと音を出すことや、期待したほど成功せずにしぼんで終わること。辞書の語源欄では、おならをす…
- ガワイの締めくくりには、儀礼の敷物を片付ける印があるマレーシアのダヤクの人々が祝うガワイ・ダヤクでは、家を客に開く習慣がある。イバンの人々の締めくくりは、ンギリン・ビダイ…
- 安く、おいしく作れる食事を、1890年の厨房で調べた米国のエレン・スワロー・リチャーズは、1890年にメアリー・ヒンマン・アベルとボストンのニューイングランド・キッチンを…
- ラケット形の鳥の尾は、弱い羽が落ちてできる中米などのモモットの仲間には、尾羽の途中が細い軸だけになり、先がラケット状に残る種類がある。昔は鳥が自分で羽を抜いて整…
- 古代ギリシャの通信は、同じ容器の水位を一緒に下げた古代ギリシャで記述された水を使う通信では、別々の丘に同じ容器を置き、伝言の印を付けた棒を水に浮かべた。たいまつで合図し…
- balderdashは、くだらない話だけを指す言葉ではなかった英語のbalderdashは、筋の通らない話や文章、でたらめのこと。辞書には古い意味として、価値のない混ぜ物、特に酒の…
- インドのプシュカルの市には、長い口ひげの競技があるインドのラージャスターン州で開かれるプシュカルの市は、ラクダや馬など家畜の売買と、湖への巡礼が重なる行事。そこには歌や…
- 大統領宮殿より、花を育てる農場を選んだウルグアイのホセ・ムヒカは、大統領時代も妻の農場で暮らし、菊を育てて販売していた。大統領宮殿の利用を断り、1987年製…
- ハゲワシに似た鳥は、種や小さな動物を食べる東アフリカのフサホロホロチョウは、裸の頭と長い首がハゲワシに似ている。一方、胸は鮮やかな青で、首の周りには青と白の長い…
- 退役したスウェーデンの軍用自転車は、学生にも人気になったスウェーデンでは1939年、自転車を使う歩兵連隊が六つあった。軍用のm/42は、まっすぐ座って乗る一段変速の自転車。連…
- gossipの古い意味は、ゴシップ好きな人ではない英語のgossipは、うわさ話や、他人の私生活を話す人を指す。ところが辞書には、古い意味として洗礼の名付け親も載ってい…
- セブの祭りには、遠くから来る人のための宿泊場所があるフィリピンのセブのシヌログ祭りは、幼いイエスを表すサント・ニーニョへの信仰と結びつく。遠方から来て宿を確保できない巡礼…