日本の話
日本にまつわる話の一覧です。
- 塩を入れすぎたら、砂糖で帳消し?母親が煮物の味を気にするたびに、砂糖を足せばいいのに、と思っていた。そんな子どものころの記憶が投稿されている。
- 「適当」って、ちゃんとしてる?ふさわしい、ちょうどよい。一方で、いい加減、大ざっぱ。「適当」には、この両方の意味がある。
- ビル一つにつき、会社は一つ。会社とは、ビルをまるごと一つ使うもの。子どものころ、そう思っていたという投稿。複数の会社が同じ建物に入るとは考えていな…
- 本を買った。読まずに積んだ。名前もあった。「積ん読」は、読むつもりの本などを買い、読まないまま積み重ねておくことを表す日本語。英語でも tsundoku と紹介…
- 葉っぱの間から、光がこぼれる。その一語。「木漏れ日」は、木の枝や葉の間から差す日の光を指す。光そのものだけでなく、どこを通って届くかまで含んだ言葉だ。
- 神輿の形に、二度見する。川崎のかなまら祭は、男根をかたどった神輿で知られる祭り。目を引く形の背景には、生殖や出産などに関わる信仰がある。
- 明治の日本を旅した、英国の旅行家。イザベラ・バードは1878年の日本旅行を記録した。観光地だけを巡る旅行とは違い、当時の道や宿、暮らしの様子も記した旅行…
- 赤ちゃんが泣くと、行事が盛り上がる。日本各地の泣き相撲では、力士などに抱かれた赤ちゃんの泣き声に、健やかな成長への願いを重ねる。進め方や勝敗の決め方は場所…
- 割れた跡を、隠さずに直す。金継ぎは、漆などで陶磁器を修復し、継ぎ目を金属粉で仕上げる技法。傷の場所が、その器の見える特徴になる。
- 猫又駅に、猫の名誉助役。富山県の黒部峡谷鉄道にある猫又駅。2024年、一般客が降りられるようになった後、駅を知ってもらうために猫が「名誉助役」…
- 新幹線「のぞみ」が、名古屋を飛ばした。1992年に走り始めた一部の「のぞみ」は、名古屋と京都を通過して大阪へ急いだ。地元から強い反発を受け、この便は1997…
- 猫の人気に、『ネコノミクス』という名前。猫グッズ、猫カフェ、猫目当ての観光。日本では猫にまつわる消費を『ネコノミクス』と呼ぶ。『アベノミクス』をもじった言葉で…
- 43インチなのに、重さは約200キロ。ソニーが1989年に発売したブラウン管モニターPVM-4300。画面の対角は43インチで、製造されたCRTモニターとし…
- りんごと猫の着ぐるみが、激しいドラムを叩く。青森県黒石市のキャラクター『にゃんごすたー』は、りんごと猫を合わせた姿でヘヴィメタルのドラムを演奏する。動画が広まり、…
- ひらがな禁止のSNS。漢字だけで会話する。冗談から生まれたSNS『対多』では、投稿に使える文字は漢字だけ。ひらがなやカタカナが使えないため、日本語を無理やり漢字…
- 同じ彗星を、30分で5人が発見。1975年10月5日、日本の観測者5人が同じ彗星を互いに独立して30分以内に発見した。彗星の名前には、報告電報が先に届…
- 城にやって来た猫が、正式に『城主』になった。2018年の豪雨のあと、岡山県の備中松山城に現れた猫のさんじゅーろー。人懐っこさが人気を呼び、同年12月に城主として迎…
- ゲームボーイを、携帯電話でネットにつないだ。任天堂のモバイルアダプタGBは、ゲームボーイカラーなどを携帯電話回線につなぐ周辺機器。2001年に日本で始まり、『ポケ…
- 空港の名前を付けたのに、空港は別の市にあった。愛知県の2町が合併して『南セントレア市』になる案があった。しかし中部国際空港は両町ではなく隣の常滑市。市名への反発が強…
- ゲームボーイより前に、任天堂の通信対戦があった。1983年発売の携帯型『コンピュータ マージャン 役満』は、別売りケーブルで2台をつなぎ対戦できた。任天堂の携帯機で通…
- 日本の曲が東南アジアで流行り、日本に戻ってきた。CinnamonsとEvening Cinemaの『summertime』は2017年に配信された。2019年に東南ア…
- 『ゲームが分からない人向け』から、サウンドノベルが生まれた。『弟切草』の中村光一は、ゲームに慣れない人でも楽しめる作品を考えた。複雑な操作ではなく、文章を読み選択肢で物語を進める…
- 皇居の東御苑で、スマホの謎解き。クイズ制作グループQuizKnockは宮内庁と協力し、皇居東御苑でスマホを使って解く謎を制作した。庭園を訪ねながら挑戦…
- 世界級のトランポリン選手。でも高い所が苦手。西岡隆成選手は2021年、三回宙返りを7回入れた演技で難度点の世界記録を更新した。一方、本人は高所が苦手で、ジェットコ…
- 英国の小説が、日本語と中国語を経て映画に。1926年の中国の無声映画『空谷蘭』は、英国小説を日本語訳、さらに中国語訳を通して映画化したもの。中国の観客に合わせて…
- 植民地時代の朝鮮で、千人を超える子を支えた。日本人の曽田嘉伊智は妻とともに、1921年から1945年まで朝鮮の孤児院を運営した。その間に世話をした朝鮮人の孤児は千…
- 近代中国演劇の始まりとされる舞台。上演したのは東京の中国人学生。1907年、東京の中国人留学生による春柳社が、米小説『アンクル・トムの小屋』を改作した劇『黒奴籲天録』を本郷座で上演し…
- 『○△□』という絵。『□△○』かもしれない。江戸時代の画僧・仙厓の絵には、丸・三角・四角だけが描かれている。落款の位置から右から左に『○△□』と読むのが一般的。一…
- 日本初の女子大卒業生。伝記を書いたのは、そのひ孫。明治期に米国へ渡り、ヴァッサー大学を卒業した大山捨松の伝記『Unexpected Destinations』は、ひ孫の…
- ゴルフアニメの収録現場に、主演声優がクラブを持参した。声優のはやしりかは、2024年のゴルフアニメ『オーイ!とんぼ』で初主演を務めた。収録の初めのころ、スタジオへゴルフクラ…
- けがでペアが交代。新しい二人は1カ月で世界一に。2018年のトランポリン世界選手権で、森ひかると宇山芽紅はシンクロナイズド種目の金メダルを獲得。元のペア相手がけがをし…
- 同じ仏像の頭は8世紀、体は13世紀に作られた。奈良・秋篠寺の伎芸天像は、乾漆造りの頭部が奈良時代の8世紀、木彫りの体が鎌倉時代の13世紀のもの。数百年離れた部材が一…
- レースクイーンから、自分のレーシングチームの監督へ。芳賀美里は高校時代に観戦したレースをきっかけにモータースポーツへ入り、2000年代初めはレースクイーンとして活動した。…
- 人気ゲーム実況者『ポッキー』。名前の由来は飼い犬だった。実況者ポッキーのチャンネル名は、小学4年のときに迎えた犬の名前から取った。本人が2013年に現在のチャンネルを始めた後…
- 8世紀に日本へ来た香木。織田信長も一片を切り取った。奈良の正倉院に伝わる香木『蘭奢待』は8世紀に日本へ入った。1574年には許可を得た織田信長が一片を切り取り、後には明治…
- 東京の銀細工職人が米国へ。ラコタの家族の一員になった。高橋吾郎は銀細工を学ぶため米国を旅し、1979年にはサウスダコタ州のパインリッジでラコタの人々と交流した。エディ・リト…
- 乗客が増えすぎた路面電車。1954年、バスに置き換わった。愛知県一宮市の名鉄起線は全線が単線で、増える乗客を運びきれなかった。道路が狭く複線化も難しい。バスでの代替を試したとこ…
- 『ドラゴンボール超』最終回。中南米では大勢で見届けた。2018年の『ドラゴンボール超』最終回は、中南米の各都市で公共上映され、数万人規模のスタジアムを含む会場にファンが集ま…
- 苫小牧の観光大使に就任。ただし、本人は競走馬。ホッコータルマエは2014年の最優秀ダートホースに選ばれた競走馬。苫小牧観光協会はその受賞後、この馬を市の観光大使に任…
- 1982年のアルバムは売れなかった。数十年後、シティポップの人気作に。間宮貴子の『LOVE TRIP』は彼女が出した唯一のアルバム。発売当時は広く注目されなかったが、後年のシティポップ再評…
- 作曲家は家の中を歩き回った。同じフレーズを何度も口にしながら。アニメ『しかのこのこのここしたんたん』の主題歌『シカ色デイズ』。作曲家の和賀裕希は、耳から離れない曲を作るため、家の中…
- ニレの葉に、ジグザグ線。描いたのは小さな幼虫だった。中国や日本に由来するニレの仲間を食べるハバチの幼虫は、成長の初めに葉を特徴的なジグザグ形に食べる。その跡から英語では「…
- 鹿児島の島の崖に咲くユリ。名前の由来は二つの説がある。口之島だけに自生するタモトユリは、島の崖に育つ。名の由来は、採るときに花を入れた着物の袂という説と、近くの地名『袂ヶ浦…
- 新しいバーチャルの姿。お披露目の画面は古いブラウン管。根本凪は2022年、アイドルグループでの最後の出演イベントでVTuberとしての姿を公開した。その映像を映したのは、薄…
- ポケモンを助ける操作は、スマホの前で歯を磨くこと。2020年公開の『ポケモンスマイル』は、カメラを使う歯磨きアプリ。画面では口の中の細菌がポケモンを捕まえており、利用者…
- 日本の漫画を日本でドラマ化。でも最初に流れたのは台湾。漫画『腐男子バーテンダーの嗜み』の実写ドラマは、日本で制作されたが、2021年12月に台湾の放送局で先に公開された。日…
- 『プリウスミサイル』という俗語。でも事故率は特別高くない。日本では2010年代後半、事故報道から『プリウスミサイル』というネット俗語が広まった。一方、国土交通省の資料ではプリウ…
- 中国で『オセロ』が舞台に。台本は日本語訳を経由した。20世紀初めの春柳社の後継劇団は、シェイクスピアの『オセロ』を日本語訳から『裏切り者』として脚色した。中国で初めての本…
- 腕を組んで堂々と立つ。アニメで見かける『ガイナ立ち』の源流。アニメ『トップをねらえ!』のタカヤ・ノリコは、腕を組む『ガイナ立ち』を広めたキャラクターとされる。同じ姿勢はそれ以前の…
- 羊みたいな小さなウミウシ。中では藻の葉緑体が働く。クロミドリガイの仲間コスタシエラ・クロシマエは、沖縄・黒島で発見された体長5~10ミリほどのウミウシ。食べた藻から葉緑…
- 京都の金閣。約600年前の建物ではない。金閣寺の金閣は1950年の放火で焼失した。再建は1952年に始まり、1955年に完成。現在の姿は歴史ある寺院の一部だが…
- 米国のテレビで見たアニメ。それが日本で会社を作る動機に。米国の技術専門チャンネルTechTVには『Anime Unleashed』というアニメ放送枠があった。日本のアニメ制作…
- 助っ人は、アルマジロ。ワシかチンパンジーも選べる。1991年発売のゲーム『Danan: The Jungle Fighter』では、動物の印を集めると三種の動物を召喚で…
- 交響曲の楽譜が海で消えた。復元版も戦火で消えた。山田耕筰が1912年に作曲した日本初の交響曲『勝鬨と平和』。米国公演後、原稿は海上の事故で失われたと山田は語り、残った…
- 人気キャラを参戦させない理由。『大きすぎる』がネットミームに。『メトロイド』のリドリーは『スマブラ』参戦を望むファンが多かったが、制作者は巨体や翼を縮めて格闘キャラにする難しさを説…
- ポーランド史を描いた日本漫画。現地では著作権を守って出た最初の漫画に。池田理代子の『天の涯まで』はポーランドのポニャトフスキ公を描く歴史漫画。日本では1991年に発表され、ポーランドでは1…
- バンドの紹介文は、『5人組の豆腐メンタル』。日本のバンド『ごほうび』は、聴く人が家にいるような気分になる音楽を目指して結成された。メンバーたちは当初、自分たちを『…
- 王宮には普通の兵士が入れない。王を守るのは女性の護衛。15世紀の琉球国王・尚泰久について、朝鮮へ渡った琉球の使節は、剣を持つ女性だけの近衛隊が王を守っていたと伝えた。一般の…
- ✨は日本の携帯から。いまはAIのボタンにも。キラキラを表す絵文字✨は、1990年代末の日本の携帯電話で使われ、2010年にUnicodeへ追加された。2020年代…
- 退職したい。でも上司に言えない。日本には伝える代行サービスがある。日本の退職代行サービスは、利用者の退職の意思を勤務先に伝える。2000年代末ごろから存在し、2017年以降に広く知られ…
- 鹿児島県旗は県の地形を表す。でも離島が描かれていない。1967年に採用された鹿児島県章・県旗は、薩摩半島と大隅半島の形に桜島の赤い丸を置く。県の地形を表しているが、九州本土…
- 1980年代には大ヒットしなかった。数十年後、シティポップで再発見。亜蘭知子は1981年から1990年にかけて9枚のアルバムを発表したが、当時の本人名義の作品は大ヒットに恵まれなかった。…
- 漫画の旅は架空。でも移動時間はGoogleマップで確認した。漫画家の丸木戸マキは『僕らのミクロな終末』で登場人物が自転車で旅する場面を描く際、Googleマップを使って所要時間を…
- アニメの街を描くため、監督は簡易宿泊所にも泊まった。1981年公開のアニメ映画『じゃりン子チエ』は、大阪の下町が舞台。監督の高畑勲はその空気をつかむため、現地の簡易宿泊所…
- 飼育員が『はな子のおかげで結婚生活が救われた』と語った理由。東京・井の頭自然文化園の象はな子について、飼育員の金井さんは、人の気分に敏感だったと語った。妻と口論した日は言うことを…
- ゲーム『星のカービィ』の曲をジャズにしたら、グラミー賞を獲った。米国の8-Bit Big Bandはゲーム音楽をジャズに編曲する楽団。『星のカービィ スーパーデラックス』の曲をもとに…
- 名前は『ひゅーい』。本名なのに『本名を書いて』と聞かれた。歌手で俳優の石崎ひゅーいは、珍しい名前のため、本名を書いてほしいと疑われることが多かったとインタビューで語った。『ひゅ…
- 能登町が巨大なイカ像を作り、財源をめぐって議論になった。石川県能登町の『イカキング』は2021年に公開された。約2700万円の建設費のうち約2500万円に、新型コロナ対策関連…
- 『構造安定性と熱力学』を扱う論文に、さくらみこが登場した。VTuberのさくらみこは、2024年に米国科学アカデミー紀要に掲載された『芸術的構成の構造安定性と熱力学』という研究…
- 鼻の奥から入り、サメの嗅覚をつかさどる部分に付着する。カイアシ類の一種ドリオケファルスは、複数のサメから見つかっている。メスは体の一部を鼻腔に残したまま、枝分かれした器官を…
- サンリオの新聞で、キャラクターたちが世界の紛争に触れた。2015年の『いちご新聞』には、終戦70年を機に平和を考えるページが載った。ハローキティはアフガニスタン、ソマリア、ウ…
- 3人の知事が、お腹に重りをつけて公務をした。2016年、佐賀・宮崎・山口の知事が約7.3キロの妊婦体験用ベストを着けた。男性が家事や育児をもっと担うよう促すキャン…
- 一度は皇位を譲った女帝が、別の名で戻ってきた。奈良時代の孝謙天皇は758年に淳仁天皇へ譲位した。その後、仏門に入って髪を剃ったが、政治対立の末に764年に再び皇位に…
- 同じ💩でも、日本では応援、海外では皮肉になることがある。うんちの絵文字は日本で『運』との語呂合わせから縁起物として使われることがある。一方、欧米では冗談や不満を示す使い方も多…
- 誘拐を描いた映画の公開後、監督自身が娘を狙う電話を受けた。黒澤明の映画『天国と地獄』は1963年に公開された。日本で誘拐事件が注目された時期、黒澤の家に当時8〜9歳の娘を誘拐す…
- 米が港から出ていくのに、地元では買いづらい。1918年、米価への抗議は富山県魚津の漁村から始まり、約500か所へ広がった。参加者は推計100万~200万人。騒動の…
- 裸祭りでも、だいたいはふんどし姿日本の裸祭りでは、参加者が少ない衣服で行事に臨む。一般にはふんどし、場合によっては短い法被も着る。「裸」という名前から…
- カラオケ機を作った人は、特許を取らなかった井上大佑は、生演奏なしでも客が歌える機械を作った、カラオケの先駆者の一人。機械の特許は取らなかった。その後は、機械の中…
- 大切にされていた日本語の巻物は、税関の書類だった金栗四三は1912年のストックホルム五輪で、途中で助けてくれた家族に礼の紙を残した。1967年に再訪すると、その家では…
- 北海道のへそ祭りで、お腹に顔を描いて踊る富良野の北海へそ祭りでは、お腹に顔を描く図腹で踊る。北海道の中心をへそに見立て、1969年に始まった祭りだ。顔を隠すの…
- しりとりの英語版では、読まない字も悩みになる日本語のしりとりには、英語の言葉で遊ぶ形もある。lifeのように最後の母音字を読まない語では、その字を使うか、前の子音…
- パン作りの言葉が、パンツを食べる話に聞こえるパン作ったことある、という音は、区切りをずらすとパンツ食ったことある、とも聞こえる。日本語ではぎなた読みと呼ばれる遊び…
- 足袋の古い姿は、革の履物だった足袋は今、親指の分かれた靴下として思い浮かべられる。でも古い足袋は、動物の皮で作った履物だった。屋外用には、布や革、わ…
- 昔ながらの草履は、左右で形を分けない草履の底と鼻緒は、伝統的には左右対称。右足用と左足用の形を分けない。足の形に合わせた靴に慣れていると、左右を探したくな…
- ゲートボールは、高齢者専用として始まったのではない日本で1947年に考案されたゲートボールは、最初は若者向けの遊びだった。考案者の鈴木和伸は、資材不足の中、木材を使う遊…
- 空から見た街が、10メートルの絵になった2005年、スティーヴン・ウィルトシャーはヘリコプターで東京を短く見た後、記憶をもとに街を描いた。完成まで7日、絵の長…
- 青田買いは、実る前の収穫を買うことでもある青田買いは、稲がまだ青いうちに、その田の収穫を予約して買うこと。そこから、早い時期に新卒の採用者を確保する意味でも使う…
- 狐の嫁入りは、天気雨を指す言葉でもある狐の嫁入りは、日本語では晴れているのに降る雨の呼び名でもある。辞書には、夜に連なる怪しい火が婚礼の提灯を思わせる、とい…
- 独擅場の擅は、壇ではなかった一人が自由に力を発揮する場を表す独擅場は、どくせんじょうと読む。擅の字は手偏。壇との混同から生まれた独壇場も、舞台を連…
- 田部井淳子は、雪崩で救出された後に登頂した1975年5月4日、エベレストで田部井淳子らが雪崩に埋まった。シェルパのガイドたちが掘り出し、犠牲者は出なかった。休養…
- 破天荒には、誰もしていないことを成す意味がある破天荒を豪快な人の説明で聞くことがある。ただし、日本語の辞書の最初の語義は、誰も成し遂げなかったことをやってみせること…
- 役不足は、人より役が小さいという意味役不足は、役者に対して役柄が軽すぎることを表す。そこから、本人の能力に比べて与えられた仕事が小さいという意味にも使う。…
- 檄を飛ばすの檄は、呼び掛けの文書だった檄を飛ばすは、文書や伝令で意見を伝え、賛同する人を集めることを指す。辞書は、強く励ます意味で使われる例も区別して載せる…
- 憮然には、がっかりする意味がある憮然という語には、失望してがっかりする、意外なことに驚くという語義がある。不機嫌そうな様子を指す使い方も広まり、辞書に…
- 穿つは、穴を開けるだけの語ではない穿つは、穴を開けたり、通り抜けたりすること。そのほか、本質を的確に言い当てる意味もある。疑ってかかるという語義も辞書に…
- 古語のをかしは、笑えるだけではなかった古典日本語のをかしには、滑稽だ、興味深い、趣がある、美しいなどの意味がある。変だという語義もある。一つの語が、笑いと美…
- やぶさかでないは、ためらいのない意味だったやぶさかには、けちだという意味がある。否定したやぶさかでないは、努力を惜しまない、ためらわないという意味になる。ただし…
- 裸足で優勝。次は靴を履いて優勝アベベ・ビキラは、1960年のローマ五輪のマラソンを裸足で走り、金メダルを獲得した。4年後の東京では、今度は靴を履いて…
- 猫の舌と書いて、熱いものが苦手な人「猫舌」は、熱い食べ物や飲み物が苦手なこと、またはその人を指す言葉。字面の意味は猫の舌でも、日常では人についても使う。…
- 五月雨の「五月」は、いまの暦とは違う「さみだれ」は、陰暦の五月ごろに続く長雨を指す。「五月」と書いても、現在の暦の5月だけの雨とは限らない。辞書には、途切…
- 玉虫色は、色の話にも返事の話にもなる「玉虫色」は、タマムシの羽のような、見る角度で変わって見える色。そこから、解釈がいくつにも分かれる曖昧な表現も意味する…
- 二千年の蛇が、世慣れた人のたとえになった「海千山千」は、世の中をよく知り、一筋縄ではいかない人を指す。その由来には、蛇が海で千年、山で千年を過ごすと竜になると…
- 耳には入る。けれど意見は風のように通り過ぎる「馬耳東風」は、人の意見や批判を聞いても気に留めないこと。馬の耳に春の風が吹く、というたとえから来た言葉で、李白の詩に…
- 猫の駅長のお給料は、キャットフードだった2007年、和歌山の貴志駅で、猫のたまが駅長に就任した。主な仕事は乗客のお出迎え。年俸の代わりに一年分のキャットフード…
- 小春日和は、春の天気の名前ではない小春日和は、晩秋から冬にかけての穏やかで暖かな日をいう。小春は、もともと陰暦の十月の呼び名。春に近い暖かさでも、季節は…
- 面映ゆいは、照れくさいことおもはゆいは、きまりが悪い、照れくさいという意味。漢字では面映ゆいと書く。見た目には顔や映ることの話に思えるが、辞書で…
- 名頃の閉校した教室に、最後の生徒の自画像人形がある徳島県三好市の名頃では、綾野月美さんが作り始めた等身大の人形が、畑やバス停に置かれている。2012年に閉校した学校にも…
- 古文のつとめては、早朝という意味もある現代の努めては、意識して、できるかぎり、という副詞。ところが古典日本語のつとめては、早朝や翌朝を表す名詞でもある。枕草…
- 東雲と書いて、夜明けの頃を表すしののめは、東の空が少し明るくなる頃、明け方を指す言葉。漢字では東雲と書く。雲の種類の名前を探していると、答えは空に浮…
- なまじには、憖という一文字の表記があるなまじは、無理にすることや、不十分・中途半端であることを表す言葉。辞書には、憖という一文字の表記も載っている。耳では身…
- 東京都の島に、カルデラの内側へさらに火山の丘がある伊豆諸島の青ヶ島は、東京都に属する火山の島。島にはカルデラがあり、その内側に丸山という小さな火山の丘ができている。東京…
- 鳥羽水族館のダイオウグソクムシは、五年間食べないままだった深海の大型の等脚類は、餌の少ない環境で長い空腹に耐える。鳥羽水族館で飼育された個体、ナンバー1は、世話係が与える餌を食…
- 片腹痛いには、見ていて心苦しいという意味もある片腹痛いと聞くと、相手をばかばかしいと笑う言葉を思い浮かべる。辞書にはそれだけでなく、見ていて心苦しい、気がひけて恥ず…
- サンカヨウの白い花びらは、濡れると透明になる日本の山などに生えるサンカヨウは、白い花を咲かせる。花びらは水に触れると透明になり、乾くと白さが戻る。花がなくなったの…
- 江戸を焼いた大火の後、城の復旧は町より後に回された1657年の明暦の大火では、江戸の町と城の天守などが焼けた。復興では道を広げ、火が広がりにくい空間を作り、住民の家の再…
- 古語のあくがるは、憧れるだけでなく心が離れてさまよう古典日本語のあくがるには、どこともなく出歩く、上の空になる、心が離れるという意味がある。惹かれるという語義もあり、現代…
- キスカ島へ上陸した時、日本軍はすでにいなかった1943年8月、米国とカナダの部隊はアリューシャン列島のキスカ島へ上陸した。ところが日本軍は、その前に島から撤退してい…
- 無聊は、無料の難しい書き方ではない無聊は「ぶりょう」と読み、退屈であることを表す日本語。無料のように値段の話をしているわけではない。文字だけ見ると難しそ…
- タイタニックの便箋に、沈没の体験を書いた日本人がいた1912年、タイタニックから生還した細野正文は、救助船カルパチアの上で体験を日本語で記した。使ったのは、沈んだ船の名前…
- 古語のよしなしは、良いか悪いかだけの言葉ではない古典日本語のよしなしは、由無しと書き、関係がない、つまらないという意味がある。良しという評価を否定しているだけ、と読ん…
- 「しおらしい」は、反省しているだけ?「今日はしおらしいね」と言うと、普段よりおとなしい姿を思い浮かべる。辞書には控えめ・従順という意味に加えて、上品で優美…
- 怖い面なのに、家で迎える客秋田の男鹿半島のなまはげは、面とわらの衣装で家々を訪れる年中行事の来訪者。怠けや悪い行いを戒める姿が有名だが、家では食…
- ペンギンが見つめた相手は、パネルだった2017年、東武動物公園にアニメ「けものフレンズ」のパネルが置かれた。フンボルトペンギンのグレープ君は、その一枚を長時…
- 「ゆかし」は、知りたくなる言葉古典の「ゆかし」には、興味や関心をひかれるという意味がある。辞書は「行く」が形容詞になった語と説明し、懐かしい・慕わし…
- 泥がつくのは、厄を遠ざけるため沖縄・宮古島のパーントゥでは、面をつけた来訪者が神聖な泥を人や家につける。泥は災いを遠ざけ、幸運をもたらすものとして扱…
- 「すさまじ」は、迫力満点とは限らない現代の「すさまじい」からは激しさを想像する。古典の「すさまじ」には、興ざめで趣がないという意味もある。辞書には荒涼とし…
- 「あらまほし」は、何かを驚いた声?古典の形容詞「あらまほし」は、好ましいという意味。辞書は「あり」と「まほし」が組み合わさった語と説明する。音だけでは「…
- 「もどかし」は、気に食わない気持ち古典日本語の「もどかし」は、非難したくなる、気に食わないという意味。動詞「もどく」から生まれた形容詞と説明される。現代…
- 「あながち」の昔の意味は、強引?今の「あながち」は、打ち消しを伴って「必ずしも」という時に使う。一方、古典の「あながちなり」には、強引だ、身勝手だ、熱…
- 「あさまし」は、まず驚く意味もあった古典日本語の「あさまし」には、驚きあきれる、意外だという意味がある。嘆かわしい、見苦しいなどの意味も持つので、褒め言葉…
- 古典の「いたづら」は、暇なことも指す古典日本語の「いたづら」には、役に立たない、暇だ、むなしい、という意味がある。現代の「いたずら」を思い浮かべて古文を読…
- 「役立ちそうで使いにくい」に、名前がある珍道具は、日常の困りごとを解決しそうなのに、使うと別の問題が出る発明の考え方。川上賢司が名付けた。帽子の上に紙のロール…
- 十六本の大木を、山から神社へ長野県の諏訪大社の御柱祭では、選ばれた十六本の木を切り、山から運んで各社の四隅へ立てる。御柱の交換は六年ごと、昔の数え…
- 「気もそぞろ」のほかに、理由がない意味も「そぞろ」は心が落ち着かない様子だけでなく、明確な理由がない様子も表す。「そぞろ歩き」は後の意味に関わる言葉。理由のは…
- 「ほかの」を、古語では「あだし」ともいう古語の「あだし」は、別の、ほかの、という意味。漢字では「他し」「異し」と書く。形容詞だが、名詞の前では終止形のまま使わ…
- 落ち葉に見えるものが、蛾だった日本、台湾、中国の一部にいる Uropyia meticulodina は、成虫が枯れ葉に似る蛾。羽を広げた幅は約45…
- 「あいにく」の前には、「あやにく」があった古語の「あやにく」は、都合が悪い、意地が悪い、予想に反して起こる、といった意味を持つ。現代の「あいにく」へつながる語だ…
- うそぶくには、こっそり外出する古い意味もある大きなことを言う、知らないふりをする時の「うそぶく」。古い日本語では、口笛を吹く、詩歌を口ずさむ意味のほか、身分の高い…
- 終日と書いて、ひねもすとも読む「終日」は、しゅうじつと読むだけではない。ひねもすとも読み、朝から晩まで、一日中という意味になる。漢字だけ見ると事務的…
- けったいは、奇妙だけでなく結隊という語もある近畿方言の「けったい」は、奇妙な様子を表す。同じ音でも「結隊」と書く別の語は、部隊を組むこと。耳で聞くと似ているが、意…
- すべからくの基本の意味は、全員ではないすべからくは、基本的には義務や当然の意味を伴い、ぜひとも、必ず、と勧める語。「すべからく~べし」という形がある。すべて…
- あらましには、まだ起きていないことを思う意味もあるあらましと聞くと、出来事の概要を思い浮かべる。しかし辞書には、将来のことを思うこと、予期、という意味も載っている。起き…
- かたじけないには、恥ずかしいという意味もあるかたじけないは、お礼の言葉として聞くと、ありがたい、の印象が強い。ところが辞書には、畏れ多い、のほか、面目ない、恥ずか…
- 巨大なヤドカリの仲間は、大人になると貝殻を持たないヤシガニは、インド洋や太平洋の島々にすむヤドカリの仲間。幼いころは他のヤドカリのように空の巻き貝を使うが、成長すると腹…
- ふつつかには、太くて丈夫という意味も載っているふつつかと聞くと、行き届かない、という謙遜の印象がある。ところが辞書には、太くて丈夫な様子、という語義も載る。そのほか…
- 可惜と書いて、あたらと読む言葉があるあたらは、惜しいことに、残念ながら、という意味の言葉。漢字では可惜と書くことがある。辞書には古典日本語の項目もあり、名…
- あこぎという言葉は、伊勢の海岸の地名につながるあこぎは、図々しい、あくどい、強欲だという意味の言葉で、阿漕と書く。辞書の語源欄では、伊勢の阿漕浦という地名に結び付け…
- おこがましいは、烏滸がましいとも書くおこがましいは、身の程知らずだという意味で使う言葉。漢字では烏滸がましい、痴がましいという書き方がある。辞書には、いか…
- あっぱれは、遖という一文字でも書ける見事な働きを褒める、あっぱれ。天晴れという書き方に加え、遖という一文字の表記も辞書に載る。語源として挙げられているのは…
- 戦争が終わる条約に、東京で暴動が起きた1905年9月、日露戦争を終わらせる条約への不満から、東京の日比谷で抗議が起きた。勝利の報道で有利な条件への期待が高ま…
- あくどいのは、人のやり方だけではないあくどいというと、度を過ぎてたちが悪い行いを思い浮かべやすい。でも辞書には、味や色がしつこく感じられるという意味もある…
- この祭りでは、神輿を川や火の中へ入れる石川県能登町の宇出津の暴れ祭りでは、大きな灯籠のキリコが町を巡る。神輿は地面に打ち付けられ、川や火の中へも入れられる。…
- いなせの漢字は、鯔背。魚の背が出てくる粋で心意気がある様子を、いなせと言う。漢字では鯔背と書く。語源には、江戸の魚河岸の若者が、魚の背びれに似た形の髷を結っ…
- 博多の山笠は、電線が増えて二つの役割に分かれた博多祇園山笠には、町を走る舁き山笠と、立てて見せる大きな飾り山笠がある。かつては大きな山笠を担いでいたが、電線が増えた…
- たまゆらは、短い時間にも、写真の光の玉にも使うたまゆらは「玉響」と書き、ほんの少しの間を表す語。辞書にはもう一つ、写真などに写る小さな光の玉を指す意味も載る。時間を…
- おめでたいは、祝いにも、世間知らずへの皮肉にもなるおめでたいは、めでたいを丁寧にした言葉。でも辞書には、お人好し、世間知らず、ばか正直という意味も載っている。人について…
- うつつは、ぼんやりした夢ではなく、現実や正気を表す「夢うつつ」や「うつつをぬかす」で耳にする、うつつ。単独の名詞では、目が覚めている状態や現実、正気を表す。辞書には夢見…
- おもむろに立つ人は、勢いよく飛び上がってはいないおもむろには、ゆっくり動作を始める様子を表す日本語。そこから、意味ありげに、もったいぶって動く意味もある。辞書では急に…
- 慇懃だけなら、心のこもった礼儀正しさ慇懃無礼でよく耳にする、慇懃(いんぎん)。この部分だけなら、丁寧で心のこもった礼儀正しさや、親しい交わりを表す。無礼が…
- 似ている二つの言葉は、漢字にすると急に違う顔になるおざなりは、いい加減で、その場限りのこと。辞書では御座、その場という言葉と、なりの組み合わせとして説明される。お座なり…
- お盆にキュウリが馬、ナスが牛になる理由日本のお盆には、キュウリの馬やナスの牛を作る習慣がある。精霊馬などと呼ばれ、祖先を家へ迎え、送り返すための乗り物として…
- したたかは、量が多い時にも使えるしたたかを漢字で書くと強か。相当に強い様子のほか、確かなことや程度の甚だしさを表す意味もある。副詞では、たくさん、ひど…